塩崎恭久厚生労働相は25日の閣議後の記者会見で、措置入院患者への支援の強化を柱とした精神保健福祉法の改正案について、「早期の成立を図らなければならない」とし、秋にも召集が見込まれる臨時国会での成立を目指す考えを示した。【松村秀士】 改正案は、昨年7月に起きた相模原市の障害者施設での殺傷事件を踏まえたもので、措置入院を終えた精神疾患の患者に対する医療などの継続的な支援や、精神疾患患者を支援する「地域協議会」の設置を自治体に義務付けることが盛り込...
ショップ内のようす。立つ人が貞元さん NPO法人Ubdobe(岡勇樹代表理事)はこのほど、障害者が作業所で作ったお菓子、ユニバーサルデザインの雑貨などを販売する医療福祉系セレクトショップ「HALU」を東京都世田谷区にオープンした。福祉に関する相談や最新情報の提供なども行っている。 販売するのは、同法人が国内外から厳選したお菓子、食器、おもちゃ、文具など40点。天然の塩を使った塩ラスク(378円)、点字の紙を再利用したポチ袋(1080円)、はぎれを使ったピアス(1944円)などが人気だという。 ショップの一角には、情報コーナーが併設されており、地域の福祉施設のパンフレットや、福祉の本などが置かれている。また、社会福祉士の資格を持つスタッフが予約制で身近な福祉相談にのる事業も行う。 ショップは三軒茶屋栄通り商店街の中にあり、ネットで情報を得られない高齢者や、障害児を持つ親、福祉を学ぶ大学生など
呉屋さん(左)と大城さん 厚生労働省が民間の障害福祉現場で働く若手職員を障害担当の部署に受け入れる「調査専門員」の1期生が、3月末で2年の任期を終えた。現場と政策をつなぐ人材を育てようと開始。政策立案の過程を間近で見て、感じたことを聞いた。 待遇は職員と同じ 障害保健福祉部の職員は現在、約150人。このうち2割を自治体からの出向者や、有期雇用の期間業務職員などが占める。調査専門員は、政策立案にも携わる期間業務職員という位置付けだという。仕事内容や待遇は省内の同年代職員と同様で、深夜残業もある。 初年度は4人が採用された。障害福祉分野の人材育成という目的がある一方、厚労省にも現場感覚を持つ狙いがある。田中佐智子・同部障害福祉課長は「制度を運用する際の実情を聞くこともあり、即戦力として期待していた。結果、お互いに学べるものがあった」と評価する。 社会福祉士資格者 話を聞いたのは、障害福祉課に在
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