現在、ヨルダンの首都アンマンで難民生活をするイラク人のファディルさん(仮名、右)(写真:リード・ザ・ウェイ) 視聴覚障がいのあるイラク人男性が、オーディオ聖書を用いて、聖書を87章も暗記したという。 聖書の87章を暗記したのは、現在、ヨルダンの首都アンマンで難民として暮らしているファディルさん(仮名)。重さわずか約65グラムと、スマートフォンよりも軽くて小さい太陽光発電式のオーディオ聖書「ナビゲーター」を愛用している。 米国の伝道団体「リード・ザ・ウェイ」(LTW)が贈ったもので、ファディルさんの元を訪ねたLTWのデイビッド・ボトムズさんは、ファディルさんと話すことで謙虚な気持ちにさせられたと言う。 「とても頭が下がりました。私たちが暗記するのはせいぜい2つか3つの節ですが、ファディルさんは聖書を何章も覚えていたのです。ファディルさんは、明けても暮れても聖書を黙想しているのです」 またLT
【5月28日 AFP】コートジボワールの実質的首都アビジャン(Abidjan)で24日、障害のある女性のビューティーコンテストが開催された。 コートジボワールで初めて開催された障害者のためのビューティーコンテスト「ミス・ハンディキャップ2018」は、「障害のある人々に対する新たな視点と、新たな美の定義」を示す目的で実施された。参加者10人は全員障害のある女性だ。 アフリカでは障害のある人々はあからさまな偏見に直面することも多く、参加者にとってこうしたイベントに出場することは勇気がいることだ。 コンテストで優勝したルコー・ジュテメ(Loukou Getheme)さんは、きらびやかなガウンを身に着け、顔を輝かせながら審査員にアピールした。ジュテメさんは「コンテストは、いつも自分の周りの世界にとどまって、人前に出る勇気がない私のような障害のある女の子みんなに勇気と力を与える」と述べた。 「ハンデ
「はじめまして!」 弾けるような笑顔とまっすぐな目でこちらを見据える。大橋グレース愛喜恵さん(29)。多発性硬化症と重病筋無力症、シェーグレン症候群という3つの難病を抱える。だがNHK Eテレの福祉バラエティー番組「バリバラ」にレギュラー出演し、講演のため全国を飛び回るその姿からは、24時間体制の介助を必要とする難病患者というのが到底信じられない。 1988年、日本人の父とアメリカ人の母のもと、福島県で生まれた。本やバスケが大好きな活発な少女は、中学3年の秋に始めた柔道にのめり込み、高校生になると渡米。北京オリンピックのアメリカ代表候補に選ばれるまでになる。 時を同じくして、身体に謎の異変が起きる。渡米前に左目、渡米後に右目の視力が弱まり、腕もしびれて力が入らなくなっていた。「私の身体に何が起きているんだろう」。一時帰国して検査を受けると、神経の機能に異常が出る難病と診断される。短期間の検
「車椅子アイドル」が誕生するかもしれない——。アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが強風の日に看板の直撃を受け、脊椎を損傷。今後は車椅子生活になるという。報道によると、現在は入院中だが、退院後は再び「仮面女子」として活動を続けるという。 人生の途中で歩けなくなるという苦難は、生まれつき障害者だった私にさえ想像できないほどの悲しみや悔しさ、もどかしさがあると思うけれど、猪狩さんには、ぜひアイドルの世界に新たな地平を開いていただければと、勝手ながらエールを送らせていただくことにする。 このニュースはYahoo!トップでも掲載され、多くの反響を呼んでいる。以前からのファンだけでなく、私のように今回の報道で彼女のことを知った人々も「頑張れ」「あきらめるな」とあたたかなエールを送っている。そして、車椅子に乗って20年近く表舞台に立ってきた人間からすると、困難がないとは言わないが、猪狩さんはア
『生まれてくれてありがとう 目と鼻のない娘は14才になりました』(倉本美香/小学館) 大切な我が子に産まれつき障害があったら、親は何をしてあげられるのだろう。『生まれてくれてありがとう 目と鼻のない娘は14才になりました』(倉本美香/小学館)には、倉本氏が経験してきた我が子との日々や心の葛藤がリアルに描かれている。 倉本氏は日本航空在職中にニューヨークへ留学し、現地の日本人男性との間に女の子を身ごもった。しかし、生まれてきた我が子は無眼球症で、目がなかった。“幾千幾万の人たちに愛され、多くの人たちに生きる力を与えてほしい”との願いを込め、千璃と名付けた我が子。 この世で一番愛しい存在が先天性障害を抱えているという事実は、倉本氏の心に暗い影を落としていく。一時は母子共に屋上から飛び降りようとまで思った倉本氏を支えたのは人気アーティスト、DREAMS COME TRUEの曲と無邪気にはしゃぐ我
映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」に出演する(左から)三浦春馬さん、大泉洋さん、高畑充希さん 渡辺一史さんのノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(文春文庫)が、俳優の大泉洋さん主演で映画化されることが23日、分かった。映画のタイトルは「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」で、高畑充希さん、三浦春馬さんが出演することも併せて発表された。 映画は、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した渡辺さんの書籍が原作。12歳の時、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティーで人生を駆け抜け、2002年に亡くなった鹿野(しかの)靖明さんと、共に生きたボランティアや家族の姿を描く。 北海道の医学生・田中久(三浦春馬さん)はボランティアとして、体が不自由な鹿野靖明(大泉洋さん)と知り合う
1982年生まれ。高校在学中の2000年に全国商店街合同出資会社の社長に就任。05年早稲田大学政治経済学部卒業後、一橋大学大学院商学研究科修士課程へ進学。07年より全国各地でまち会社へ投資、経営を行う。09年全国のまち会社による事業連携・政策立案組織である一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立、代表理事就任。著書に『まちづくり幻想』(SB新書)、『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)、『地方創生大全』(東洋経済新報社)、『稼ぐまちが地方を変える』(NHK出版)など著書多数。有料noteコンテンツ「狂犬の本音」、Voicy「木下斉の今日はズバリいいますよ」も絶賛更新中。
JR九州が3月のダイヤ改正に合わせて大分市内の8駅を無人化する計画について、視覚障害者や弁護士らでつくる「だれもが安心して暮らせる県をつくる会」は12日、市内で集会を開き、同社に計画の白紙化を求めることを決議した。 同社は日豊線と豊肥線の計8駅を無人化し、すでに無人の2駅と合わせた計10駅を、遠隔地で安全を確認する「スマートサポートステーション」とする計画を示している。 集会には市民ら約180人が参加。同会の共同代表を務める徳田靖之弁護士が障害者基本法や県条例などを挙げ、「誰もが安心して暮らせる社会づくりの動きに逆行する計画。無人化の白紙撤回を強く求めましょう」と述べた。共同代表で視覚障害のある湯沢純一さんは「無人化や減便で、障害者の行動が制限されたり、安全が脅かされたりし、日常生活に大きな影響が出る」と強調した。 続いて、駅無人化と列車の減便計画を白紙に戻すよう求める決議案を採択した。同
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