2018年のゴールデン・ウィーク、4月28日から5月6日まで開催されるLGBTの祭典「東京レインボー・プライド」。9日間に渡って様々なイベントやブースの出展、パレードが行われるこのお祭りは、性的指向に関係なく平等な社会を実現するために、数年前から行われています。 そこで今回は、このイベントに合わせてLGBTQと異性愛者の交流が描かれた作品をご紹介しましょう。 セクシャル・マイノリティの存在を身近に感じ、ともに生きていく映画の登場人物たち。お互いに理解し合い、友情や家族愛を深めていく彼らの物語に、これからの私たちの社会を見ることができるのではないでしょうか。 父の突然の死で老舗紳士靴メーカー「プライス社」をいやいや継ぐことになったチャーリー(ジョエル・エドガートン)。しかも工場の経営は火の車であることが発覚し、彼は会社を立て直すため奔走するはめに。 あるとき偶然ドラァグクィーンのローラ(キウ
千葉市はLGBTなど性的少数者の同性カップルをパートナーとして公的に証明する制度を来年度、導入する方針を固めた。26日にあった市議会環境経済委員会で市民団体が提出した陳情を賛成多数で採択し、市側も新たに要綱を制定すると表明した。首都圏では東京都渋谷区、世田谷区に次いで3番目になるとみられる。【信田真由美】 性的少数者の人権を尊重するための同様の制度は欧州を中心に整備が進み、国内でも2015年4月に条例を施行した渋谷区を皮切りに現在7市・特別区が導入。大阪市、岐阜県関市も予定している。
性同一性障害の僧侶、柴谷宗叔さん(63)が性的少数者(LGBTなど)の相談などに応じる「性善寺」を寝屋川市の実家に建立するため、寄進を募っている。かつては自身の性について悩んだが、仏教を学ぶ中でカミングアウトした柴谷さん。「昔の自分と同じ立場の人たちのSOSに応える『駆け込み寺』のような存在にしたい」と話す。来春までに完成させる予定。 柴谷さんは、小学校低学年の頃から、体が男性で心は女性という性同一性障害に気付きながら日常を送ってきた。大学卒業後、新聞社に入社したが、仕事を続けるために職場では男性として振る舞った。 転機が訪れたのは平成7年の阪神大震災で、神戸市の自宅が全壊。地震発生時、寝屋川市の実家にいたことから自身は難を逃れたが、がれきとなった自宅から観光気分で四国遍路をしていた頃の御朱印などが記された納経帳を見つけた。ボロボロになった納経帳に「身代わりになってくれた」と感謝し、観光で
性的少数者のための駆け込み寺を大阪府寝屋川市に建立しようと、高野山真言宗の僧侶柴谷宗叔(そうしゅく)さん(63)が寄進を募っている。自身も生まれつき体と心の性が一致しない性同一性障害で、50代になるまで誰にも打ち明けられず苦しんだ。性は多様でいいという思いを込め「性善寺(しょうぜんじ)」と名付けることに決めている。 元全国紙記者、阪神大震災が転機に 男性として生まれた柴谷さんは、小学生の頃から違和感があった。野球やサッカーで遊ぶ男子の中に溶け込めず、女子と一緒に遊びたくても輪に入れない。中学校では校則で丸刈りを強いられ、髪の毛を伸ばしてスカートをはく女子がうらやましかった。 男は男らしく。父に言われ続けた。「なよなよしている」と、手を上げられることも少なくなかった。 大学進学で上京。新宿のゲイバーに通った。自分と同様、出生時の性別が男性で心の性別が女性のトランスジェンダーの店員がいた。「自
面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて] 「新しい価値観や制度が生まれるのはいつも都会だから、田舎で暮らしたくても、LGBTの仲間を求めると上京するしかない」 そう考え、あまり好きでなくとも都会へと住む場所を変えるLGBTの人はたくさんいると聞きます。やはりそのロールモデルを作り上げるのは、いつも都会。 …しかし今、その考えを一新して地方から成功事例を作り出そう、という取り組みが茨城で起こっています。それが、農業プロジェクトです。 地方にも、LGBTが ありのままでいられる場所を 「世の中と “LGBT” のグッとくる接点をもっと」というコンセプトを掲げて活動している任意団体『やる気あり美』。 その接点作りのひとつ
2020年東京五輪・パラリンピックで性的少数者(LGBTなど)の交流や情報発信をする「プライドハウス」を大会公認の施設として設置するために、脱サラした男性がいる。LGBTを支援する認定NPOの松中権(ごん)代表(41)。16年間勤務した広告大手の電通を今春退社し、「LGBTのことをもっと多くの人に知ってもらいたい」と五輪に向けた活動一本に絞って実現を目指している。 昨夏、仕事で訪れたリオデジャネイロ五輪中に届いたニュースが松中さんを奮い立たせた。母校・一橋大の学生がゲイであることを打ち明けた友人に周囲に広められたことを苦に自殺した。自らも卒業直前に友人にカミングアウトして幸い理解を得られたが「もしかしたら自分がそうなっていたかもしれない」。当初は二足のわらじでこなすつもりだったが「(専任で)やるしかない」と覚悟した。
当事者や家族が語り合う「家族カフェ」には、助けを求めて大勢の人が集まる=2017年4月24日、鴇沢哲雄撮影 本人だけじゃない「葛藤」 親の悩みも打ち明けて 東京都千代田区の雑居ビル街の一角。今年2月の肌寒い日、狭い路地を入ると、ガラス窓から明るい光が漏れる部屋の中から話し声が聞こえてきた。LGBT支援のNPO団体が主催する「家族カフェ」。主に、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの若い当事者と、その母親ら約20人が集まり、互いの悩みを打ち明けたり、さまざまな情報を交換する場だ。 母親らに交じり、父親(56)が1人だけ参加していた。埼玉県北部の街から、妻(47)と心の性は男性という娘(29)と一緒に来たという。両親は、ほかの母親らの話に熱心に耳を傾けた。
LGBTなど性的少数者の権利を訴える大規模な街頭活動「レインボーマーチ」を4年ぶりに札幌市で開催しようと、当事者たちが実行委員会を結成して準備を始めた。10月8日の実施を予定し、「当事者、非当事者に関係なく歩き、多様性を肌で実感できる機会にしたい」と参加と協賛を呼びかけている。 新たなイベントは「さっぽろレインボーマーチ+(プラス)」。昨年11月に北海道江別市の当事者で大学4年、森口朋さん(22)=仮名=がツイッターで呼びかけ、約10人が集まって実行委を結成した。 森口さんは、当事者の学生団体などを作り札幌を中心に活動している。講演会などは元々関心のある人しか来ない一方で、「当事者の生きづらさやつらさは、周囲が性的少数者について知らないことが原因」と痛感した。そこで思いついたのが、レインボーマーチの手法だった。
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