中森明夫氏がNHK連続テレビ小説『あまちゃん』と、ヒロイン天野アキを演じた能年玲奈について語り尽くす集中連載第3回。最終回となる今回は、アイドル批評家の社会的な役割から、能年玲奈の天才性、そして中森氏が『あまちゃん』劇中で心を動かされたシーンまで、深く語った。インタビュアーはアイドル専門ライターの岡島紳士氏。 第1回:「中森明夫が『あまちゃん』を徹底解説 NHK朝ドラ初のアイドルドラマはなぜ大成功したのか?」 第2回:「国民作家の地位は、宮崎駿から宮藤官九郎へ」中森明夫が論じる『あまちゃん』の震災描写 批評家の仕事は、アイドルファンに語るのではなく、社会に語ること 中森:いずれにしても、『あまちゃん』は現実と深くシンクロし、また現実に影響している。僕のツイートにリプしてくれる方々の誘いで「あまちゃんオフ会」を2件ハシゴしました。ひとつは道玄坂にあるクラブで「自分が行っても大丈夫かな?」と思