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インド映画『バーフバリ』がコアなファン層を拡大し続けている。Twitter上で「バーフバリ! バーフバリ!」と叫ぶファンたち、いわゆる「マヒシュマティ王国民」たちの姿を見かけることも少なくないだろう。2部作の後編にあたる『バーフバリ 王の凱旋』が日本で公開されてから3か月。現在もまだ盛り上がりは衰えていない。 どうして『バーフバリ』はここまで愛される作品になったのか? 『王の凱旋』の宣伝を担当する祭屋の宮田氏にメール取材した。 『バーフバリ』とは? エネルギーが過剰に注入されたエンタメ大作 未見の読者のためにざっくり紹介しておこう。『バーフバリ』は、古代インドのマヒシュマティ王国を舞台にした、偉大な父と偉大な息子の物語。王位を巡る陰謀や血なまぐさい戦い、勇ましい女性たちの生き様、奴隷剣士の苦悩と救済、さらに愛、恋、絆などを神話の要素も織り交ぜつつ、驚くほど明快に、そしてダイナミックに描いた
クリストファー・ノーラン監督の新作、『ダンケルク』。第二次世界大戦前半の大きな転換点となった、フランスからのイギリス大陸派遣軍およびフランス軍の撤退作戦を、現場の兵士たちや救出に向かう民間船の目線で描いた作品です。 『ダンケルク』公式サイト 先日筆者も劇場まで見に行ったのですが、印象的だったのが「結局これどこが面白いの!?」と喋りながら出てきた観客がいたことでした。そう言いたくなる気持ちは非常によく分かります。なんせ『ダンケルク』は普通の映画と異なり、「キャラクターと、彼らによって紡がれる物語」を描写した作品ではありません。 巨大なIMAXのスクリーンに映るのは、広大なドーバー海峡や、だら~っと広がったダンケルクの海岸。そしてその間で右往左往する人々の、その右往左往の断片だけがごろりと転がっているような映画です。 キャラクター性が希薄な登場人物たち 『ダンケルク』は3つの異なる時間軸を混ぜ
春休みシーズンに突入した昨今だが、この時期に公開される映画はスタートダッシュを決めて話題になれば、ゴールデンウィークまで客足を引っ張れるといった思惑もあり、例年注目作が続々と公開される。 そんな中、近年の観客動員や興行収入の上位ランキングを見てみると、アニメや人気小説、コミックの実写化、特に若い世代向けの恋愛映画の存在が目立つ。 今年も3月下旬だけでも、女子高生の“初恋のバイブル”と呼ばれているやまもり三香の人気コミックを実写映画化した『ひるなかの流星』や、三次マキ原作の人気コミックを実写化した『PとJK』、4月には『ReLIFE リライフ』の公開も控えている。 そのほかにも、恋愛一辺倒ではないが、『ハルチカ』、『きょうのキラ君』、『一週間フレンズ』なども最近公開されている。 リスクの低さがウリ!? “製作委員会方式”の影響も 人気コミックの実写映画化は近年のトレンドとなっているが、中でも
Twitterでやたら評判が良かった「シン・ゴジラ」を見に行ってきた。うわーすごいなーって感じで終始圧倒されていたわけだけど、色々考えが湧き出てくるので、まとめてみることにした。怪獣映画は最後にいつ見たかよくわからないくらい見てなくてエヴァンゲリオンは漫画・旧劇・新劇を全部見たくらいの人間なのでオマージュや他映画との関連の話はしない。あくまで映画のストーリーの進み方(というか主人公たちのタスクフォース)に絞って話をする。 「新・ゴジラは会議映画だ!」みたいなことがよく言われるけど、この映画は「組織」の映画だなと感じた。もっと言うと、「シン・ゴジラ」は、「現代の日本に初めてゴジラが現れたらどう対処するのか」というifをシミュレーションした空想SF作品だ。そしたらやっぱ対応するのは政府だし、まずは駆逐か捕獲か見極めるべきだし……とか「きっとこうなるだろうな」という意思決定プロセスが進行していく
作品のクオリティ自体とそれを好く人間のヤバさは関係ありません。 男編 1. 『ダークナイト』(成熟しきれてない) 2. 『レオン』(どんなに言い繕ったところでロリコン) 3. 『スターウォーズ』(見た目も生き方もアレ) 4. 『桐島、部活やめるってよ』(ルサンチマンが強い) 5. 『愛のむきだし』(ダメなサブカル人間である可能性が強い) 6. 『ガールズ・アンド・パンツァー』(オタクというわけでもないかもしれないが、ほぼ確実にアレ) 7. 『レザボア・ドッグス』(マスキュリンでぼんくらという最悪な取り合わせ) 8. 『ファイト・クラブ』(軟弱な文科系であればある分だけダメさが比例する) 9. 『コマンドー』(ユーモアセンスを勘違いしている可能性が高い) 10. 『ホット・ファズ』(主体性のない人間) 女編 1. 『塔の上のラプンツェル』(高確率でメンヘラ) 2. 『アメリ』(高確率でメンヘ
みなさんが選ぶ2015年最高の映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でした。 Twitter / Account Suspended さんがまとめたTogetterの↓ togetter.com これをポイント制で集計してみました。映画選びの参考にどうぞ。 順位 タイトル 得点 投票人数 1 位 マッドマックス 怒りのデス・ロード 2540 324 2 位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 1716 238 3 位 キングスマン 1181.5 196 4 位 セッション 1142 182 5 位 ジュラシック・ワールド 804 142 6 位 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 714 130 7 位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 690 121 8 位 アントマン 622 125 9 位 クリード チャンプを継ぐ男 612 86 10 位 はじまりのうた 4
20年以上前に人気を博した少女漫画の単行本のあとがきに、創作時の裏話としてこんな話が書かれているのを思い出した。企画段階ではキャラクターの男女設定が逆で、男性キャラが主人公になる予定だったが、担当編集者が「女性作者が描く男性キャラは女々しくなりがち」と言われたため、主人公を女性キャラに変えたのだと。結果としてその漫画は90年代を代表する人気少女漫画になり、台湾でドラマ化され、現在も続編が連載されているのだが、今考えると色々なところから指摘を受けそうな発言だ。とはいえ、やはり少女漫画となると、読者層に合わせて女性主人公が選ばれるのがひとつのセオリーであって、男性主人公の作品というとギャグ漫画やサスペンス風のもの、はたまた男女のダブル主人公を配したものが多く見受けられる。 それを考えると、『俺物語!!』という作品は極めて特殊というか、前述のエピソードを完全に逆手に取って、数十年前の少年漫画でも
先に言っとく。キャストは120点、ストーリーは30点くらいの映画だ。 キャスティングだけど、主役の鈴木”肉体改造はお手の物”亮平の猛男は相当実写に近いので相当見ごたえがある。しっかり研究している感じがある。しっかり研究している感じがある。変態仮面の時もすごかったよなあとか思い出したり。 しかしこの映画の最大のヒットは大和凛子役の永野芽郁。上の予告編を見ればわかるけどめちゃくちゃかわいい。身長が163cmと高いので原作読み慣れてる人からすると若干のミスマッチ感はあるかもしれないけど動いているところを見たらそんな感想も吹き飛んでしまうだろう。てかこの子16歳か・・・一方の鈴木亮平は32歳(歳近いなw)。は、はんざ(ry あとは猛男の両親(というか父親役の寺脇康文)もいい味出している。砂川役の坂口健太郎は…まあまあかな。可もなく不可もない感じだった。というわけで総合的にキャストは良い。 ただしス
スパイ映画って一本も観たことがないのですよ。007やミッション:インポッシブルですらも。そんなスパイ映画の文法を分かってない奴が言うのも何なんですが、これスパイじゃないよね。 正義のため、平和のため、金の力にあかせた奇想天外面白ひみつ道具と腕力で悪をねじ伏せる新時代の騎士たち。それがキングスマン。 俺そういう変態他にも知ってる。バットマンっていうんだけどね。 劇中のセリフにもあったように、昔のスパイ映画というのはそういうものなんでしょう。駄菓子屋玩具「スパイ手帳」から連想されるような古き善きスパイ観。 思い浮かべるスパイ像のギャップもあってか、視聴後に感想をざっとさらってみるとそりゃまあ綺麗に賛否が分かれてますね。俺はといえばバーファイトの予告で観ることを決めた口なので全く問題ありませんでした。大好物ですよこういうのは。 あと「キングスマン」と変換しようとすると「キングすまん」になるので「
公開初日に観に行ってきました。実写版「進撃の巨人ATTACK ON TITAN」。以前にアニメ映画「進撃の巨人」の方でも書いたとおり僕は「進撃の巨人」の映像コンテンツとしてはアニメ版の方で満足してるので特にこの実写版を観る気もなかったのですが、試写会で観た人たちの評価が高かったこと、公開日が映画の日だったこともあって劇場まで観に行きました。なんだかんだ気になる題材ではあるのですよ。「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」を観賞。最初に言っておきますがまったくと言っていいほど褒めてません。けなしてます。 この作品を観る前には予告編以外は特に積極的に事前情報を得ることはしなかった。それでも先に言ったような試写会で観た人たちの反応や、某評論家?の観た観ないでの監督とのいざこざ(評論自体は読んでない)、脚本を担当した町山智浩氏が何度も「原作者公認のもと色々変えた」という発言などは入ってきてい
「このふざけた劇場へ、ようこそ」 世に映画館は数あれど、立川シネマシティほどぶっちぎりで面白い劇場も少ないのではないか。大手のように巨大な資本もなく、都心から離れた立川にある。しかしながら観客動員数では大都市の大手を超えることもある。なぜか。 成功の理由は、資本力がなくとも、常に時代の先を読み、アイデア一発で映画館の可能性を広げてきた柔軟な実行力にあるのである。 本日は若き仕掛け人、遠山武志企画室長の話をお届けしたい。1975年生まれ、39歳。類まれなアイデアセンスは映画ファンならずとも発見があるはずだ。 あらかじめ謝っておくと、本記事は普通の雑誌新聞でも珍しい1万字、ショートコンテンツ時代に全力で逆行した厚い記事となっている。スマホでお読みいただくのはしのびないが、お許しいただきたく頭を下げる次第である。 マッドマックスのために数百万円 さて話は冒頭の言葉から始まる。 これは公開中の映画
全国のJK(女子高生)の皆さん、あなたたちはちょっとふてぶてしいので、数を減らすことにします。 累計発行部数200万部を超える、山田悠介氏のベストセラー小説『リアル鬼ごっこ』(幻冬舎)が、園子温版として2015年7月11日(土)より蘇る。過去に公開された映画版や原作を鬼才・園子温が大胆に変更! 今作では「全国のJK=女子高生」が追われるという設定になっている。 園子温監督「本作で彼女たちのイメージは破壊される」 今回、鬼に狙われる「JK=女子高生」を演じる女性は総勢37名。女子高生・ミツコ役に、雑誌のカバーモデル、CM出演と多方面で活躍しながら、女優としての実力も注目されるトリンドル玲奈。ケイコ役に、モデルやタレント、女優としてテレビドラマに舞台にと活躍の場を広げ続けている元AKB48篠田麻里子。いづみ役には、「ハロー!プロジェクト」卒業後、テレビドラマや映画への出演で女優としてのキャリア
どいつもこいつも口を揃えて「おもしろい、おもしろい、サイコーだ」と、まるでおこぼれでも貰ってんのか、というくらい絶賛されているので観た。旧作は観たことは無いのだが、別に観ていなくても大体分かる、とのことだったので気にしないで行った。観た場所はマッドシティ死武夜の映画館。平日の昼間からこんな映画を観ようとするのはろくでもない奴ばかり、というのは相場が決まっている。ジャケットのポケットには時代遅れのS&Wを忍ばせる。今にも崩壊しそうな空と地上の狭間。路上は砂塵にまみれ、そこらじゅうに転がる死体を踏み分け、物乞いをかき分け、俺は映画館にたどり着いた。目の焦点の合っていないシアターのスタッフにチケットと引き換えにペットボトルの水と白い粉を渡す。カネ?今の時代、円もドルもユーロもただの紙切れでしかない。そんなゴミクズよりも必要なのは水と食糧と燃料だ。注射器が散乱した水の流れないトイレで小便を済ませ、
6月27日のサタデーナイトラボで一部紹介した、ジョージ・ミラー監督インタビューの全文掲載! インタビュアーは、番組でもおなじみの映画ライター・デザイナーの高橋ヨシキさんです! (書き起こし&翻訳もヨシキさんに担当していただきました。) 二人の濃いやりとり、お楽しみください! ========================================== ーーお会いできて光栄です。(ウォーボーイズの合掌を真似して)ところで、この指を組み合わせる合掌のやり方が仏教に実在するのをご存知でしたか? ミラー監督 本当に? ーーええ。これは金剛合掌といって、最も堅固な合掌のやり方だと言われています。 ミラー監督 そうなの? それは驚きだ! ーーと、こないだ知り合いの坊さんかに教えてもらいました。 ミラー監督 映画のこれは(ウォーボーイズの合掌)V8エンジンの形のつもりだったからね。「V8!」と(
6月22日(月曜)に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観てきて、いまだに感動が治まらない。 メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ-ド 作者: Abbie Bernstein,矢口誠出版社/メーカー: 玄光社発売日: 2015/07/21メディア: 大型本この商品を含むブログ (27件) を見る時間の都合で、とかくいろいろ言われている吹き替え版を観たんだけど、そもそも会話の少ない映画なので、主役がエグザイルでも何の問題もない。 ストーリーは、いたってシンプルだ。『マッドマックス』旧三部作をまったく観ていなくても大丈夫である。日本人の大半は『北斗の拳』を知っているはずなので、世界観にはすぐなじめるだろう。要するに、北斗神拳を使わないケンシロウが、牙一族の砦から脱走するマミヤとアイリの助っ人をする話である。 北斗の拳 4巻 作者: 武論尊,原哲夫出版社/メーカー: ノース・スタ
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見た。なお、オリジナルのシリーズは一切未見である。 物語は文明が破壊された砂漠が舞台である。ヒロインのフュリオサ(シャーリーズ・セロン)は独裁者でカルトの指導者であるイモータン・ジョーに軍人として仕えてそこそこ出世していたが、これまでの贖罪のため、イモータン・ジョーのもとで性奴隷として子どもを生まされている5人の女性たちを助けて逃走することにする。それをこれまたイモータン・ジョーの手先につかまっていたマックス(トム・ハーディ)が成り行きのせいで助けることになる。一行は追っ手を振り切ってフュリオサの一族であった女たちが住むところまで逃げ、新天地を目指そうと考える…ものの、マックスの説得でこれ以上放浪するよりはイモータン・ジョーを倒して砦に安全に生きられる環境を作ることを目指すほうが良い賭けだと考え、最後の戦いにのぞむ。主人公が行って帰ってくるだけという
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