何の変哲もなさそうな1冊の本を開くと、魔法のようなホログラムの生き物たちが飛び出てくる。これは、拡張現実(AR)グラスが何年も前に実現するはずだったことのように思える。これに近いものが実際に提供された事例もある。今から何年も前、ソニーでは「PlayStation」のカメラと連携する「ハリー・ポッター」のAR書籍を提供していた。任天堂も「ニンテンドー3DS」のカメラと3Dディスプレイを使用してAR体験を実現する、マーカーを用いた独自のカードや書籍を提供していた。Jim Hensonの「ストーリーテラー」を題材とした新しいコンテンツは、本のような物理的な付属品が未来の複合現実(MR)ヘッドセットで再び存在感を示すようになるかもしれない、という考えを提示している。 AR版Jim Hensonの「ストーリーテラー」。魅力的なコンテンツに仕上がっているが、本がARの付属品になるきっかけにもなるだろう
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