英統合軍の元司令官、サー・リチャード・バロンズは、ウクライナが2024年にロシアに対して敗北するかもしれないとBBCに話した。 バロンズ将軍は、ウクライナが今年負ける「深刻なリスク」があるとBBCに述べた。「自分たちは勝てないと、ウクライナが思うようになるかもしれないからだ」と、将軍は理由を説明した。
2024年3月18日、ロシアによるクリミア半島の「併合」から10年が過ぎました。この10年間にクリミア半島とその周辺で起こってきたことを考えると暗澹たる気持ちしか浮かびません。国際社会の平和と安定、地域住民の幸福に少しでもつながる未来があることを祈るのみです。 10年前、クリミア情勢をめぐってクリミア・ハン国とクリミア・タタールという存在が日本語の言説空間で認知される中で、かつて無謀にもクリミア・ハン国史を専攻しようとした大学院生であった私は、日本語でクリミア・ハン国について書かれた資料がほとんどなく、イメージのみで語られていることに失望を感じていました。幸いにもTwitterなどでクリミア・ハン国史の話題を振ると、その実像についてそこそこ関心を持ってくれる人がいるようでした。そこで突如思い立ち、1か月ほどの短期間で一気に書き上げた原稿が『クリミア・ハン国 歴史・国家・社会』と題した小史で
(CNN) ロシアの砲弾生産量が欧米のウクライナ向け生産の3倍近くに上る見通しとなった。年内に予想されるロシアの新たな攻勢を前に、大きな優位点となる。 CNNに共有されたロシアの国防能力に関する北大西洋条約機構(NATO)の推計値や、西側の対ウクライナ軍事支援の状況に詳しい情報筋によると、ロシアは月間約25万発の砲弾を生産しており、年間では約300万発に上る。 一方、欧州の情報当局高官がCNNに明らかにしたところによると、米国と欧州のウクライナ向け生産能力は合計で年間約120万発にとどまる。 米軍は2025年末までに月間10万発を生産する目標を掲げているが、これはロシアの月間生産量の半分にも満たない。米軍高官は先週、600億ドル規模のウクライナ支援予算案の協議が連邦議会で難航する中、月間10万発も手が届かない数字になりつつあると報道陣に指摘していた。 NATOの高官はCNNに対し、「我々は
イギリス政府は7日、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの軍事支援として、1万機以上の無人機を供与すると発表しました。 これはウクライナを訪れたイギリスのシャップス国防相が、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談した際に明らかにしたものです。 供与される無人機は、自分が操縦しているような感覚で上空からの映像をリアルタイムで確認できるFPVと呼ばれる性能を備えたタイプや、偵察用の無人機などで、拠出額は合わせて3億2500万ポンド、日本円で600億円規模になるということです。 シャップス国防相は声明で、「世界をリードするイギリスの防衛産業から最新鋭の無人機を提供し、ウクライナへの支援を強化する。ウクライナの勇敢な国民や軍に対するイギリスの揺るぎない関与を示すことができ、うれしく思う」などと強調しています。 FPVの無人機はウクライナ軍がすでに戦地に投入し、攻撃を進めるうえで重要な兵器となっていて、
ウクライナの軍事侵攻に踏み切ったロシア。プーチン大統領が強く反発し続けているのが、NATOとウクライナの接近です。激しい戦闘が続く中、「NATOの軍事活動が危険をもたらしている」などと非難を繰り返しています。 そもそもNATOとは一体どんな組織なのでしょうか?プーチン大統領はなぜNATOにこだわるのでしょうか?ウクライナはなぜNATOに加盟できないのでしょうか? 専門家とともに背景をひもとき、NATOにまつわるさまざまな疑問を詳しく解説します。 ※この記事は2022年3月31日に公開したものです NATOはなぜ設立された? もともとは「ソビエトに対抗するために生まれた軍事同盟」です。 正式名称:北大西洋条約機構 (NATO:North Atlantic Treaty Organization) 設立:1949年 本部:ベルギーのブリュッセル 当初の加盟国:12か国 現在の加盟国:30か国
しかし、陥落されたことはなかった。 今回注目されているアウディウカの戦いは、ウクライナ軍による2023年6月からの反転攻勢が停止し膠着した10月の初めから、ロシア軍が全力に近い戦力を投入して、大攻勢を始めたものである。 ロシア軍は連日、多くの犠牲者を出しても、次から次へと兵士を送り込み、アウディウカ守備部隊への攻撃を停止することなく、4か月以上も続けた。 そして、弾薬不足もあり、ウクライナ軍アウディウカ守備部隊は2月中旬、約130日の戦いの後、ついに撤退した。 アウディウカの戦いについて今回は、両軍のアウディウカでの4か月を超える戦いを見て(米国戦争研究所資料参照)、ロシア軍とウクライナ軍の戦いそのものについて考察する。 具体的には、両軍の戦術的行動、その狙い、戦術行動の変更とその理由、作戦目標の達成度、撤退作戦と航空支援作戦などについてだ。 1.選挙前にやっと占拠できたロシア軍 アウディ
戦火絶えぬ故郷、忘れないで ウクライナ料理店の訴え―東京 2024年02月18日07時16分配信 ウクライナ料理店「BABUSYA REY(バブーシャ レイ)」で働くビクトリアさん=12日、東京都武蔵野市 戦火を逃れてウクライナから来日した家族らが、郷土料理を振る舞うレストランが東京都内にある。ロシアによる侵攻から24日で2年。店を切り盛りする中、いまだ銃声の響く古里を思い、「ウクライナのことを忘れないで」と訴え続ける。 自動車メーカー誘致へ 復興見据えEV生産期待―駐日ウクライナ大使 JR吉祥寺駅近くのビル2階にあるウクライナ料理店「BABUSYA REY(バブーシャ レイ)」。働いているのは、ボグダノバ・ビクトリアさん(30)と家族らだ。 2015年に日本語を学ぶため来日していたビクトリアさんは、戦況が悪化した22年、両親や姉家族の計5人をウクライナから呼び寄せた。両親らは行政などから
ウクライナ・ハルキウ(CNN) ロシアの戦車が国境を越えてウクライナに侵入した日。それはエルミラ・デルグソワちゃんにとって特別な1日、5歳の誕生日だった。 プラスチック製の王冠を頭に乗せ、エルミラちゃんは「アナと雪の女王」のデコレーションケーキに飾られたキャンドルを吹き消した。 母親が急いで写真を撮ると家族は地下室へと急いだ。エルミラちゃんの笑顔にも、不安と恐怖がありありと見て取れた。 ロシア軍の砲撃はすでに街中に着弾していた。 2022年2月のあの日以来、ウクライナ各地で暮らす子どもたちの生活の変わりようは計り知れない。ロシアとの国境から数キロしか離れていない北部の都市ハルキウはとくに変化が激しかった。 ほぼ毎日のようにロシアの砲弾とミサイル攻撃にさらされつつも、街は不穏な日常を取り戻した。一部の住民は帰還し、店は営業を再開し、日常生活はこれまで通り続いている。 だが無作為とも思えるロシ
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、国民に人気の高いザルジニー総司令官を解任し、新しい総司令官を任命しました。発表を前にゼレンスキー大統領とザルジニー氏は一緒にうつった写真をSNSに同時に投稿するなど、互いを尊重している姿勢を示し、解任に対する国民の反発や混乱が広がるのを防ぎたい思惑があるとみられます。 ゼレンスキー大統領は8日、公表した動画で、「きょうから、新たな指導部が軍を引き継ぐ」と述べ、ザルジニー総司令官を解任し、新しい総司令官に陸軍のシルスキー司令官を任命したと発表しました。 発表を前にゼレンスキー大統領は、Vサインをみせるザルジニー氏との2人の写真を感謝のことばとともにSNSに投稿し、ザルジニー氏も同じ時間に、ゼレンスキー大統領らへの謝意を添えて同じ写真をSNSに投稿しました。 ザルジニー氏は国民に人気が高いことで知られていますが、ゼレンスキー大統領とのあつれきが指摘され、先
ウクライナ軍に入隊したアジャイルコーチが、さまざまなメソッドを駆使して中隊長としてのリーダーシップを実現した話(前編) アジャイル開発の代表的な方法論であるスクラムをテーマに、都内で1月に開催されたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2024」で、経験豊富なアジャイル開発のエキスパートとしてウクライナを拠点にアジャイルコンサルタントをしていたドミトロ・ヤーマク(Dmytro Yarmak)氏が、ロシア軍の侵攻後にウクライナ軍に入隊し、中隊長としてリーダーシップを発揮するためにさまざまなメソッドを駆使して軍隊の組織を変革していった経験を語ったセッション「A True Story of Agile Coaching in Ukrainian Armed Forces」が行われました。 軍隊という、企業とは異なる構造や目的を備えた組織で、しかも多くの民間人が入
ロシア軍の占領下にあるウクライナ・リシチャンスクで、砲撃を受け破壊された製パン所。ロシア非常事態省提供の動画より(2024年2月3日公開)。(c)AFP PHOTO / Russian Emergencies Ministry 【2月5日 AFP】ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は5日、自国軍が占領しているウクライナ東部リシチャンスク(Lysychansk)の製パン所をウクライナ軍が攻撃したとして、「極悪非道のテロ」だと非難した。 攻撃があったのは3日。少なくとも28人が死亡したという。 ペスコフ氏は「平和的なインフラに攻撃を続け、今回は製パン所を狙うとは、極悪非道のテロ行為だ。犠牲者の数がこのテロ行為のおぞましさを物語っている」と述べた。 現地のロシア当局によると、ウクライナ軍が攻撃した建物には地元住民に人気のパン店があり、男性18人、女性9人、子
Shahed-136のジェットエンジン搭載バージョン「Shahed-238」と思われる残骸がウクライナで確認され、Sky Newsは「イランがロシア向けに開発している新型無人機(Shahed-107)が完成に近づいている」と報じている。 参考:Russia May Have Started Using Jet-Powered Shahed Drones In Ukraine 参考:‘Explosive’ new attack drone developed by Iran for Russia’s war in Ukraine 如何に相手の変化に適用するかが「戦場での優位性」を決定づけるのだろうロシア軍は2022年にイラン製の自爆型無人機「Shahed-131/Geran-1」や「Shahed-136/Geran-2)」を使用してウクライナに大きな被害をもたらし、The Times of
(CNN) ポーランド軍のククワ参謀総長は29日、同国の領空を同日通過した飛行物体について、ロシア軍が発射したミサイルであることが「あらゆる兆候」で示されていると明らかにした。 ロシア軍は同日朝、ウクライナに大規模な攻撃を行った。ウクライナ各地をミサイルなどで攻撃し、ポーランドとの国境に近い町も標的となったとみられる。 ポーランド国営通信PAP通信が報じたところによると、ククワ氏はロシア軍のミサイルがポーランドの領空を通過したことがレーダーで示されているとの見解を示した。 ククワ氏は「飛行物体はレーダーで追跡され、領空を離れた。レーダーと同盟国によって確認された」と述べた。 コシニアクカミシュ国防相は、飛行物体がポーランド領空を侵犯したが、十分な連携や協力があるので安心してほしいと述べ、「ポーランドと同盟国のシステムが作動した」と明かした。ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。
ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を強める中、ウクライナ軍の総司令官は東部ドネツク州の拠点のひとつマリインカから部隊を撤退させたと認めました。一方、ウクライナ軍は、ロシアが一方的に併合した南部クリミアでロシア軍の大型揚陸艦を破壊したとして戦果を強調しています。 複数のウクライナメディアによりますと、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は26日、記者会見で、東部ドネツク州のウクライナ側の拠点のひとつマリインカの戦況について、部隊を北部の郊外に移したとして撤退したと認めました。 州都ドネツクに近い別の拠点アウディーイウカについても今のままでは2、3か月以内に占領されるおそれがあるという認識を示したということです。 マリインカについてロシアのショイグ国防相は25日、ロシア軍が掌握したとプーチン大統領に報告し、プーチン大統領は「軍の作戦範囲がさらに拡大する機会が得られる」と述べていました。 一方、ウクライ
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