業田良家「自虐の詩」は「読まないと人生損」だとか「これを読まずして4コマを語るな」みたいな文脈でよく語られるんだけど、 上巻はただひたすら同じネタの繰り返しで読むのが苦行レベル。たいして笑えもしない、同じ内容の4コマを延々読まされる。これ、いつまで続くんだ…地獄…って感じ。 熊本さんが登場してからは圧倒的に面白くなるんだけど、やっぱり前半のあの同じネタの繰り返しはキツい。前半は大幅カットして単行本化したほうがいいんじゃないか。 あと、みんな揃って「涙が止まらない」というラストシーンは、全く泣けなかった。あれだけ壮絶な展開を見せたので、どう落とし前つけるのかと期待しまくったし、みんながみんな「泣ける」というので俺の中でハードルが上がりすぎた。期待しすぎただけに、案外平凡な終わり方だな…という印象。 高校の頃に読んでこの感想だったので、大人になり高校の頃より涙もろくなった(というか人一倍涙もろ