日本のVRスタートアップ企業MyDearestが2019年に発表した『東京クロノス』は、VRゲームとして非常にユニークな作品だ。 現代の渋谷を舞台に、ビビッドな色使いのキャラクターたちが3DCGで表現されているこの作品は、VRでありながら、キャラクター同士の会話とテキストで進行する、ビジュアルノベルのスタイルが採用されている。 ある意味、非常に日本的な表現スタイルで貫かれているこの作品は、発売当時にSteamのVRソフトランキングで1位を記録するスマッシュヒットとなり、Facebook傘下でVRハードを展開しているOculusも注目しているという。 現在は、『東京クロノス』の数百年後の世界が舞台になる次回作『ALTDEUS: Beyond Chronos』を制作中のMyDearestだが、じつは同社には現在、3DCGアニメの世界で活躍したクリエイターたちが集結してきている。 『東京クロノス