タイ・バンコクで、ポーズをとるトランスジェンダー議員タンワーリン・スカピシット氏(2019年6月5日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【6月14日 AFP】タイ初のトランスジェンダー国会議員となったタンワーリン・スカピシット(Tanwarin Sukkhapisit)氏は5日に行われた首相指名選挙で、満面の笑みを浮かべて自らの一票を投じた。タイはLGBT(性的少数者)に寛容だといわれているが、一般の人々の間での理解や社会での機会均等はいまだ進んでいない。 年長の国会議長が投票を促す際、タンワーリン氏のことを「ミスター・タンワーリン」と呼んだのがそれを表している。選挙では元陸軍司令官のプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)氏が首相に選出された。 反軍事政権を掲げる革新的な新未来党(Future Forward Party)から出馬し