日本の国旗である「日章旗」に関して、「レイシストが日の丸を差別の象徴にしてしまった」という言説をよく見聞きすることがあります。 たしかに、レイシストがヘイトデモで嬉々として「日の丸」を掲げているのは事実です。しかし、だからといって「レイシストが日の丸を差別の象徴にしてしまった」と言うのは、ある種の「歴史修正主義」ではないでしょうか。つまり、レイシストがヘイトデモで掲げるから「日の丸」が差別の象徴になってしまうのではなく、「日の丸」が元来「そういうもの」だからこそ、レイシストは「日の丸」を「そういうもの」としてヘイトデモで掲げるのである、ということです。 「日の丸」が民族差別の上に成り立つの天皇制ファシズム・日本帝国主義の象徴であることは歴史的事実です。昨今の「日の丸」に関する議論では、よく「自国の国旗を敬愛して何が悪いのか」ということが言われますが、自国の国旗を自発的に敬愛することが問題な