中国・遼寧省瀋陽郊外の空き地を埋め尽くす廃棄自転車(2021年4月19日撮影)。(c)STR / AFP 【4月22日 AFP】中国・遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)郊外の空き地が、膨大な量の廃棄自転車で埋め尽くされている様子が、上空から撮影した写真で明らかになった。 中国の都市部で大流行したシェアサイクル事業が残した、数多くある「自転車の墓場」の一つだ。 打ち捨てられた自転車には、ハローバイク(Hellobike)、滴滴(Didi)、美団(Meituan)など、同国のシェアサイクル事業を独占した企業のロゴが見える。 アプリで解錠でき、どこにでも止められ、レンタル料も安いシェアサイクルは、2010年代半ばに中国の街路にあふれた。 だがシェア自転車はたちまち歩道を埋め尽くし、車道にもはみ出した。往来の邪魔になる場所に止めたり、植え込みに捨てたりする利用者もおり、当局や歩行者
仏パリ市内を自転車で通勤する人たち(2020年5月11日撮影)。(c)THOMAS COEX / AFP 【7月9日 AFP】フランス・パリ市当局は8日、市内ほぼ全ての道路で8月末から制限速度を時速30キロとすると発表した。交通事故や騒音の削減、気候変動対策などを目的としている。 パリは欧州有数の人口密集都市。来年の仏大統領選への出馬を検討している社会党のアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長は、市内の公共空間における自動車の占有分を減らすと約束している。 パリではすでに市内の道路の約60%に時速30キロの速度制限が導入されている。また、2016年のイダルゴ市長就任後、多くの道路が片側1車線や歩行者専用になった。 緑の党所属のダビッド・ベリアール(David Belliard)副市長(交通担当)によると、8月以降、高速走行が認められるのは市を囲む環状道路と一部の主要道路のみとなる
クルマのリアウインドウ付近に貼られている「燃費基準達成車」「低排出ガス車」と書かれたステッカー、剥がしてもよいものなのでしょうか。そもそも、どのような意味を持っているのでしょうか。 新車の製造時または販売時に貼られる 昨今のクルマの多くでは、リアウインドウ付近に、「〇〇年度燃費基準達成車」や「低排出ガス車」といったステッカーが見られます。 「燃費基準達成車」ステッカーと、「低排出ガス車」ステッカー(2019年6月、乗りものニュース編集部撮影) 国土交通省自動車局によると、これらステッカーは基本的に「新車の製造時または販売時に貼りつけられるもの」とのこと。つまり、ユーザー本人が貼ったものではないケースがほとんどです。ステッカーの目的について、同局は次のように話します。 「環境に優しく燃費のよいクルマの普及促進を図るためです。環境性能を可視化することで、省エネルギーへの関心を高める狙いがありま
信号のない円形の交差点「ラウンドアバウト」が増加しています。導入のメリットは様々ですが、見通しのよい田園地帯の十字路を、わざわざこれに改築して導入するケースもあります。 事故多発でも、信号が設置できない交差点も 日本語で「環状交差点」と訳される信号のない円形の交差点「ラウンドアバウト」。これが、田園地帯のど真んなかの交差点に導入されるケースがあります。なぜでしょうか。 静岡県焼津市の市道交差点に導入されたラウンドアバウト。周囲は田園地帯で、交差点の見通しもよい(画像:焼津市)。 ラウンドアバウトは、2014年9月の道路交通法改正でその定義と交通方法が定められ、2018年末時点で全国およそ80か所まで増えています。交差点の中心に「中央島」と呼ばれるスペースがあり、その外周を取り囲むドーナツ型の通行路「環道」から放射状に道路が伸びる、というのが基本的な構造です。通行には次のようなルールがありま
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