物流大手の佐川急便の男性社員=当時(39)=が6月下旬、上司からのパワーハラスメントなどを理由に勤務先で自殺していたことが分かった。遺族の代理人弁護士が4日、東京都内で記者会見して明らかにした。 代理人の川人博弁護士によると、男性は佐川急便の東京都品川区内の営業所で、営業係長としてドライバーの管理などを担当。昨年6月ごろ以降、ノルマの達成状況について、上司の課長から朝礼の際に厳しく叱られるようになり、今年6月23日朝、営業所で自殺した。 佐川急便の広報担当は「心よりお悔やみ申し上げる。会社として事実を認め、既にご遺族に謝罪した」とコメントした。