来春卒業者の就職活動(就活)は、三月の企業エントリーから本格化する。日本独自といわれる新卒一括採用への意見を三人に聞いた。聞き手には、現役の大学生にも加わってもらった。 <新卒一括採用> 管理職や事務職の採用方法として、明治時代に始まったとされる。真っさらな新卒者を一度に採用し、企業内で教育していく。「教育コストの軽減」「同期社員同士の競争力上昇」などのメリットや、「在学中からの就活で学業がおろそかに」「やり直しがききにくい」といったデメリットが指摘されている。
2018ミス・インターナショナル日本代表の東大生 杉本雛乃(ひなの)さん(20) 東大生は2年生になると、将来のことを考える人が多くなります。進級してすぐに、翌年度からの所属学科を決める「進学振(ふ)り分(わ)け」(進学先の選択=せんたく)があるからです。起業を考えたり、インターンをしたりする人がいて、私(わたし)自身も「将来を考えて、何かしなければいけない」と悩(なや)んでいた時期でした。 そんな時、サークルの友人に頼(たの)まれ、たまたま出演したイベント「キャンパスコレクション2016」で、2010ミス・インターナショナル日本代表の金ケ江悦子(かながえ・えつこ)さんにお会いしました。日本代表選出大会のファイナリスト(32人)になれば、ウオーキングやメークだけでなく、将来の目標などを決めて内面を磨(みが)くセルフマネジメントの講座を受けられることを知りました。将来について考えた時、…
JR大阪駅近くの外資系ホテルのラウンジに向かうと、約束の時間より早く到着していたその女性は、こちらに気づき立ち上がって軽く会釈した。関西在住の国立大学の大学院修士2年、島本渚さん(23、仮名)。大学院では社会学系を専攻しているという。 すらりと背が高く、ゆるやかに巻いた黒髪に上品な顔立ちで、23歳という年齢よりも落ち着いた雰囲気だ。 彼女と会うきっかけは、編集部に届いた一通のメールだった。 「私が就活で感じた違和感について少し納得することができました」 女性の就活についてのBusiness Insider Japanの記事への感想とともに就活体験が綴られていた。その体験はもとより、丁寧かつ論旨の通った文面に表れる切実さが気になり、会えないかと連絡をとったのだ。 関連記事:就活「男女格差」が女子学生を総合職から遠ざける——新卒採用は女子の才能のムダ使い 「研究職や非営利団体での活動も考えまし
陸上の男子100メートルで無名の大学生が追い風参考ながら10秒の壁を突破した。10日に神奈川・ShonanBMWスタジアム平塚で行われた日本学生個人選手権の男子100メートル準決勝で、20歳の多田修平(関学大)が9秒94をマークした。追い風4・5メートルの参考記録ながら、電気計時で9秒台がマークされたのは国内で初めて。決勝は10秒08(追い風1・9メートル)で初優勝し、8月の世界選手権の参加標準記録を突破した。 足の回転の速さが持ち味の多田は、得意のスタートダッシュで序盤から抜け出すと、追い風に乗って勢いよく100メートルを駆け抜けた。タイムを確認してガッツポーズ。「走っている感覚が今までと違った」と笑顔で話した。 自己最高記録は5月の関西学生対校選手権でマークした10秒22。同月に川崎で開催された国際大会セイコーゴールデングランプリで日本勢2位になり、優勝したリオデジャネイロ五輪銀メダル
安倍晋三首相(発言録) 技術革新が加速し、(企業の)外部での人材育成が必要になっている。そこで、明治以来とも言える大学改革に着手する。地方大学を強化し、実践的な教育を充実させていく。 第一に、実務経験のある教員を思いきって増やす。産業界のニーズに合う実務教育を行う。ここ(パーティー会場)にも、70歳を超えても80歳を超えてもバリバリ働く方がたくさんいる。リカレント教育(学び直し教育)の態勢を整えていく。 第二に、大学の経営層に地元経済界の人材を登用し、ガバナンス改革を試みる。民間(企業の)出身者が大学経営に参画することで、大学教育が就職に結びつく。 企業の外で人を育てる仕組みをつくるには、経団連の協力が必要だ。新卒一括採用だけではなく、大学でリカレント教育を受けた人材を積極的に中途採用していく方針を打ち出していただきたい。(都内で開かれた経団連創立70周年記念パーティーのあいさつで)
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