欧州連合(EU)が米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムへの追徴課税を求めていた問題で、EUの一般裁判所は12日、アマゾンの訴えを支持する判断を下した。ニューヨーク州で昨年撮影。(2021年 ロイター/Andrew Kelly) [ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)が米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムへの追徴課税を求めていた問題で、EUの一般裁判所は12日、アマゾンの訴えを支持する判断を下した。
自動車の中古部品の輸出に絡み、消費税を不正に還付させたとして、名古屋国税局が消費税法違反の疑いで、三重県松阪市の自動車部品卸売業「JWCトレーディング」と、同社の高瀬勇二社長(62)=同市=を津地検に告発したことが分かった。 消費税は国内で消費される物やサービスに課される。国内で仕入れた商品を輸出する場合、海外での販売価格に消費税分を上乗せできないため、仕入れで支払った消費税が還付される。 関係者らによると、同社はこの制度を悪用したとみられる。国内で仕入れた自動車の中古部品を海外に輸出していたが、2015年12月に輸出業をやめ、輸出代行業に変更。その後も1年9カ月にわたり、輸出業を行っているように装って消費税の還付を受けるなどしたとされる。総額は約1200万円とみられる。 高瀬社長は本紙の取材に「ミスで、わざとじゃなかった。修正申告を済ませた」と答えた。 信用調査会社によると、同社は10年
岩手医科大創立120周年の闇 脳神経関連のエキスパートで、全国医学部長病院長会議顧問などに就く小川彰医師が理事長を務め、地域の私立医科大学としてはそれなりの存在感がある岩手医科大学(岩手県盛岡市)。今年を創立120周年と位置付け、2019年開院を目指す附属病院移転整備にもラストスパートがかかる中、祝賀ムードに水を差す不明朗な運営ぶりが父兄や学生から指摘されている。 大学医学部や附属病院に散見される揉め事といえば、利権争いの派閥抗争やメーカーが絡んでの癒着などが“定番”だが、今回は学生が巻き込まれてしまった。5年生への進級試験で、必修試験が合格点にわずか3・2点足りなかった女子学生が留年の憂き目に遭ったのだ。 普通なら「悔しい」ということで学生も家族も納得するしかないが、そうもいかない事態となっている。女子学生より成績が下位の順位の学生8人や、科目試験25科目のうち20科目を落とし、総合試験
「娘落第…寄付金3000万円返して」父が岩手医大を提訴 大学側は争う姿勢 岩手医大に十分な寄付をしたのに次女が落第したとして、北海道苫小牧市の父親が大学に寄付金計3000万円の返還を求める訴訟を盛岡地裁に起こして21日、第1回口頭弁論が開かれた。大学側は全面的に争う姿勢を示し、請求棄却を求めた。 訴えによると、次女は5年生だった2014年度末の進級試験で落第。大学から「成績が悪かったのではなく、寄付金の振り込みが遅れたからだ」と指摘を受けて15年3月末、大学に1000万円を送金した。 しかし進級は認められず15年11月、それまでに寄付した全額を返還することで医学部長らと合意したという。 父親の代理人弁護士によると、次女が10年4月に入学する際、大学は6年間に計3000万円以上を寄付するよう求める文書を送付。父親は11年11月までに2000万円を寄付していた。 岩手医大の代理人弁護士は河北新
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