【2月7日 AFP】今年で死後34年を迎えるフランスの哲学者ミシェル・フーコー(Michel Foucault)が著した「性の歴史(The History of Sexuality)」シリーズのうち、未発表だった第4巻「肉体の告白(Confessions of the Flesh)」が今月9日、ついに出版される。 未完のまま残されていた同著では、「同意」をめぐる繊細な問題についても論じられており、遺著管理者らはフーコーの考えを世に出す機が熟したと判断。仏出版社ガリマール(Gallimard)から出版される運びとなった。 編集者のフレデリック・グロ(Frederic Gros)氏は、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)」運動の高まりを受け「この独創的な大作の出版にふさわしい時が訪れた」と説明した。 フーコーが同書の執筆を開始したのは1980年代初頭。フーコ
フランスの作家カトリーヌ・ミエ氏(2014年6月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / JOËL SAGET 【1月15日 AFP】フランスの女優カトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)さんらと共にセクハラを告発する「#MeToo(私も)」運動を批判する公開書簡に署名した同国の作家カトリーヌ・ミエ(Catherine Millet)氏が、一部のフェミニストは「性行為をする前に弁護士と契約を結ぶ」まで満足しないと、同運動に対して新たに激しい非難を展開した。 ベストセラーとなった自叙伝「カトリーヌ・Mの正直な告白(The Sexual Life of Catherine M)」などで知られるミエ氏は、「#MeToo」運動は女性を「か弱き被害者」とみなしていると主張した。 ミエ氏はこの運動を「ピューリタニズム(清教徒の思想)のように禁欲的」と批判する公開書簡に署名した仏女性
【5月5日 AFP】(訂正)フランスの最高裁に相当する破棄院は4日、両性の特徴を持って生まれたインターセックスの人の身分を証明する公文書に、男性でも女性でもなく中性と記載することは認められないとの判断を下した。 この裁判は、心理療法士のガエタン(Gaetan)さん(仮名、65)が「男性」と記されている自分の公的文書の性別記載を「中性」に変更するよう求めたもの。出生地トゥール(Tours)の地方裁判所は2015年、ガエタンさんの訴えを認める判決を下したが、二審に当たる控訴院は昨年、一審判決を覆していた。 インターセックスの人々には、染色体や性器が典型的な男性か女性かの定義に明確に適合しないなどの特徴がある。原告側代理人のベルトラン・ペリエ(Bertrand Perier)弁護士は、ガエタンさんについて「男性でも女性でもない。自分のことを男性だとも女性だとも思っていない。男性か女性かを選ぶこと
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