シンガポールの金融地区(2015年11月25日撮影、資料写真)。(c)ROSLAN RAHMAN/AFP 【10月10日 AFP】世界経済フォーラム(WEF)は9日までに2019年版の「世界競争力報告(Global Competitiveness Report)」を発表し、シンガポールが1位となった。昨年首位だった米国は2位に後退し、WEFはその理由としてドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が引き起こした貿易戦争を挙げている。 WEFは各国の実業家や政治家が集まる年次総会「ダボス会議」の主催団体で、1979年以降、生産性および長期成長の面で各国・各地域を評価した世界競争力報告を毎年発表している。 報告書においてWEFは米国を「今もってイノベーション大国である」とした一方、問題の兆候も現れていると指摘。 報告書は経済データのほか、行政調査のデータも参考にしている。WEFのサ