トランスジェンダー排除にどう対応するかーー。 近年、SNS上を中心にトランスジェンダーに対するバッシングが激化している現状について、5月17日のIDAHOBIT(同性愛嫌悪や両性愛嫌悪、トランスジェンダー嫌悪に反対する国際デー)に合わせてオンラインイベントが行われた。 女子大学におけるトランスジェンダー女性の学生受け入れの議論がどのように進められ、学内の反応はどうだったのか。 特にトランス女性の女性用トイレや更衣室などの利用に焦点が当てられるバッシングについて、メディアや私たち一人ひとりはどう向き合えば良いか。 トイレや更衣室に限らない、当事者の困難の実態や支援する場の重要性などについて、大学、メディア、当事者・支援者など、さまざまな立場の18名の登壇者が、2時間を超える議論を行った。 トランス排除の現状冒頭、トランスジェンダーに対するバッシングの問題について、LGBT法連合会代表理事の原
実業家のイーロン・マスク氏(2020年3月9日撮影、資料写真)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【4月28日 AFP】「言論の自由絶対主義者」を自称する実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏(50)が米ツイッター(Twitter)を買収することで、同サイト上でヘイトスピーチや偽情報が横行するのではないかとの懸念が、人権団体から上がっている。 総額440億ドル(約5兆6000億円)でツイッターを買収する予定のマスク氏は、同社がツイートを過剰に規制しているとして、改革を示唆。権利活動家は、過激な投稿を理由に同サイトから追放された人々の復帰を認めるのではないかと懸念している。 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)」米国支部のマイケル・クラインマン(Michael Kleinman)テクノロジー・人権担当ディレ
「女性差別は身体的性別に基づくもの」という(おそらくシスジェンダーの方々による)意見をいくつか見かけましたが、トランスジェンダーの立場からみての矛盾点をまとめました。 “身体的性別”の定義について まず、この言葉の定義は人によって異なっており曖昧な表現となりますが、2つの可能性があります 1) 出生時に割り当てられた性別 いわゆる “生得的 女性/男性” と同義語。トランスジェンダーに関しては、どれだけオペをしようとも「元の身体」で判断する 2) 男性/女性の身体的特徴を持つ人 ホルモンを投与し、(おそらく性器形成まで)オペをしたトランスジェンダーの “身体的性別” は移行後の性別になる シスジェンダーは両方とも当てはまるとしてトランスジェンダーは定義によって含まれる・含まれないが変わってきますが、Twitterで観測した範囲だと文脈から(1)の定義で話を進めている方が多いようでしたので、
訳者より このツイート群においてジュリア・セラーノが「トランス女性」と言うとき、それは「トランスで、かつ女性である人」を指しています。つまり、「〇〇な男性」(〇〇に何が入るにしても)は含まれていません。たとえば「女装好きの男です」と自分を表現する人がいたとして、その人は少なくとも現時点ではセラーノの言う「トランス女性」には含まれないでしょう。 また、最後のあたりでセラーノは「トランス女性はすでに男性特権について十分に気づいています」と言っていますが、文脈からも分かるとおり、シスジェンダー女性と比べて「トランス女性は気づいていない」とは言えない、という意味だと私は解釈しています。シスジェンダー女性だからといって全員が男女差別や男性特権について深い認識があるとは限らないのと同様、トランス女性も当然男女差別や男性特権についての気づきはまちまちです。シスジェンダー女性が進学や就職、結婚などを期にジ
トランス排除 昨年の夏頃から、ツイッターを中心としたインターネット上で吹き荒れているトランス嫌悪的な(フォビック)言説は、2019年7月現在においても鳴り止む気配がない。それどころか、その激しさは日に日に増しているように思われる。 堀あきこが「分断された性差別――「フェミニスト」によるトランス排除」で詳しく述べているように[1]、2018年7月2日のお茶の水女子大学のトランス女性受け入れ報道を発端に、ネット上では女性専用スペースにトランス女性が参入することへの懸念や反発が起こった。また、今年の1月5日には、元参議院議員の松浦大悟がAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』で野党提出のLGBT差別解消法案を批判するために「男性器のついたトランスジェンダーを女湯に入れないと差別になってしまう」と語った。このトランスジェンダーへの「恐怖」をことさらに煽る報道もツイッターなどで拡散された[2]。 こ
先日Twitterに載せた写真でトランスジェンダーの人々の権利を支持するとを表明した英女優エマ・ワトソン(Emma Watson)のもとに、世界中のトランスジェンダーの子供たちから感謝の手紙が寄せられています。 詳細は以下。 Trans kids are sending Emma Watson drawings to thank her for supporting their rights · PinkNews まず、その写真というのはこちら。エマが胸に"Trans rights are human rights"(トランスの権利は人権)と書かれたTシャツを着て拳を固め、ダブルバイセップスのポーズ(和製英語でいうところのガッツポーズ)をしているところが映っています。 💖✊🏻 @stonewalluk @Mermaids_Gender @AllAboutTrans @Genderint
まず私自身(@gay_yagi)についてですが、当然ながらトランス当事者としてゲイのトランス差別に対しても明確に批判している立場であり、それは私の過去のツイートを遡っていただければお分かりいただけるかと思います。 そういったスタンスでいても、新宿二丁目で明確に「トランス男性は入場禁止」を打ち出しているゲイバーやゲイクラブイベントは見たことがなく、トイレや風呂の排斥運動も受けたことはありません。排除運動を受けていないのに排除反対を表明する必要はありませんよね。 「ゲイだってトランスゲイを排除しているだろう」とお思いかもしれませんが、実態はそうではありません。「単なる」差別的発言や偏見というレベルならレズビアン・ゲイを問わずに存在しているといえますし、それについては度々批判しています。 デマではないというご意見について: jijiさんの この人、ftmお断りっていうゲイイベントは擁護してました
※トランス女性はトランス女性ですよ? 正直なところ、 トランス女性はトランス女性と 語ることは何一つおかしくないんですよ。 トランス女性にも トランス女性の悩みがある。 ホルモンバランスがおかしくなって 精神を病むこともある。 パスに関する悩みもある。 「トランス女性は女性ではない」 そういう見方が世間にはあるので、 ホルモンだけでは女性には同化できず、 トイレも使えず、 顔を切り刻む人もいる。 身分証明書と見た目の違いのため 就業や居住に苦労することもある。 すこしまえまでは、 トランス女性の居場所は 夜の世界しかなかった。 トランス女性ならではの、 悩みはある。 さまざまな困難を乗り越え、 社会に溶け込んだトランス女性も、 結局子宮がないので、 たとえば男性の恋人ができても 子どもを産むことができない。 トランス女性はトランス女性です。 でも、くたびれはてこさん、 あなた、いつぞや、
ご挨拶 はじめまして。さわこと申します。 去年の7月から顕在化したトランス女性に対する差別ツイートをずっと追っていました。WAN(women's action network)において学者先生方の緊急声明、ウィメンズマーチ東京の告知でもってしても止まないトランス差別問題に関して簡潔にまとめます。 今回の問題のベースになっているものは、はっきりとしたガチガチのTERFの方々よりも、自身の性被害の恐怖を、無関係なトランス女性と絡めて表明するフェミニストの方々です。 トランスジェンダー:出生時に周囲から決められた性とは違う性で生きる人 シスジェンダー:出生時に決められた性で違和感なく生活する人 TERF:trans-exclusionary radical feminist の略で、直訳すれば「トランスジェンダーを排除する過激派フェミニスト」 wan.or.jp これより先、ヘイトスピーチを多数
はじめに この長い記事の目的は、現在ツイッター上で生じているトランスフォビアの問題について、若干の問題の整理を試みることで、トランスフォビックな語りの停止に多少なりとも貢献を試みることです。 ここで「問題の整理」ということで私が意味しているのは、「トランスフォビックな語り方」がどのような思考から出てきているのか考え、またその思考を反省することは、フェミニズムの関心とも重なるとこがあるはずだという見方を呈示することです。 この記事には二つの内容があります。 ひとつはタリア・メイ・ベッチャーによる「トランス初級講座」という論文の紹介です。この論文の最後の「ジェンダー分離」という節は、ちょうどトイレの話から始まっていたので、資料としての意味もこめて雑な訳も載せておきました。 もうひとつは、ベッチャーの論文の内容に絡めて、もう少し私自身の専門である社会学のほうに引き寄せつつ、トランスの問題とフェミ
この記事では、2018年7月~2019年1月の間にツイッター上で続いているフェミニストによるトランスジェンダー女性差別の動きをまとめていきます。 目次 はじめに ツイッター上のトランスジェンダー差別に関する識者の見解 第1章 女子大学のトランス女性受け入れに端を発したトランスフォビア 第2章 女性だけの街構想 第3章 トランスフォビア再び 第4章 フェミニストや反差別界隈の人間の、無知と敬意なき発言 第5章 広まりつつある日本のトランスフォビア お願い はじめに ツイッター上のトランスジェンダー差別に関する識者の見解 この点について、現時点でのツイッター上の「議論」は数十年前から変わらないトランスへの偏見と差別を繰り返し増幅する効果を持ってしまっているし、一部の扇動者にとってはそれがそもそも目的なのだろうと思う。かといって放置しておけるレベルでもなく、それが大変に腹立たしい。 https:
恐怖の魅力に酔える者は、強者のみ -『悪の華』ボードレール 「生物学的性別」とは果たして本当に客観的で政治性のない指標だろうか。 中世の16~17世紀の学者アルドロヴァディの『蛇と龍の話』における「蛇」の記述は現在の生物学の記述と比べると奇異に映る(もっとも現在の生物学に則ったものではないから当然である)。蛇の種類、生態、身体の構造などを述べるに留まらず、蛇についての神話、蛇を使った魔術、食材としての利用など蛇にまつわることが様々に記載されている。 現在の学問として見れば民俗学や文化人類学、宗教学のような範囲のものが蛇というひとつの記号によってまとめられ、それがひとつの知を形作る。ある物は他のある物と類似によって無限に結び付けられ、結び付けられたものがまた他のものと結びつく。この広がる表徴の連鎖を丁寧に解きほぐし、絶え間ない連続性を秩序立てて整理してゆく行為こそがこの時代の真理であり、学問
いまツイッターで起こっていること 先日、ネットに投稿された「ツイッターのせいで高校からの友達が死んだ」という記事をご存知でしょうか。投稿者の友人であるトランス女性(生まれた時に割り当てられた性別は男性であったが、性別違和を感じ、女性として生きる人)が、2018年7月2日に発表されたお茶の水女子大学のトランス女性の入学受け入れをきっかけに、悪意あるツイートを向けられるようになり、その結果、自死されてしまったという内容です。 記事は匿名のものであり、真偽の程は確かめようがありません。けれど、私は、電車の中でこの記事を読みながら、涙を止めることができませんでした。記事の中の彼女のために、彼女と同じ苦しみにさらされているたくさんのトランス女性のために、そして、何もできていない自分の不甲斐なさが悔しくて申し訳なくて、泣きました。彼女の死は予測されるものでもあったのです。現在の、トランス差別があふれる
早くも開始3日目にして地獄の年であることがあきらかとなった2019年。 前々から「年明け早々凍結祭りをはじめるぞ」と予告されてたんだがついいつものノリをキープしてた自分の自己責任だといえばそれまでだが 相変わらずネトウヨやミソはスルーで俺みたいなのだけ即処刑なのはわかっていたこととはいえ許さない。 別のアカウントで復活してもバレたら即凍結だし、そもそもあのアカウントで積み重ねてきた歴史があるんであって、あのアカウントじゃなきゃ意味がないし、あのアカウントがもう使えないならTwitterやる意味もない。 それにこんなことで凍結されるような言論の自由なき世界で語れることなんか何もない。 むしろこっちがTwitterなんかボイコットしてやる。 しかし情報収集には最適な場所だったので情報から遮断されるのは人権侵害だしやはり許さない。
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