不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 仕事をしていて物事が進捗していないなと思うことがあります。 出だしはよかったはずなのに、どうもその後、進んでないなと。 そういう場合、アイデアだけ思いついて、それで満足しちゃう人が多いんだろうと思います。 次々、アイデアが出てくるのはいいけど、そのあと深堀りしない。アイデアベースでは埋まっていないところを考え、形にしていくところのプロセスがなかったりします。 そうなると、仕事が形になっていかないわけです。 アイデアをリストとして外部化するアイデアを思いつくことは基本的にいいことです。いろいろアイデアを思いつくのに、まわりに評価されていないのだとしたら、それは考えを深める力、形にしていく力が欠けている、不足しているんだと思います。 アイデアを思いついたら、そこから可能性のある
矛盾の止揚の教育(福耳さん) 学生に、Aという仮説を教える。そして然る後に、Aと矛盾する仮説Bを提示する。そして教えるこちらからはAB間の矛盾は解決しない。学生自身に矛盾について悩ませる。 その結果、そうとうちゃんと考えてこそ、ABそれぞれをふまえて、両者を止揚した仮説Cに学生自身の手でたどりつく。それをしてこそ、本当に自分の頭で考えて、自分の頭の中にその成果が残り、洞察力という力の存在を認識できる。 そういう講義をせんとあかん、と思ったのは、いまの学生、「決まった正解を教わるのが大学の講義」と勘違いしているからである。あーこどもっぽくっていや。そんなの、チャート式でも読んどいてくれ。 僕なんぞは、考え方ではなくって、他人が勝手に決めた正解を学んで、なにが面白いのかなんて思いますがねえ。 なかなかうまくいかないというか、結局のところ、学生が演技力を駆使するだけの結果となりそう。 というのは
6.ビジネス分析フレームワークを学ぶ ビジネス分析フレームワークの学習と使い方 ビジネス分析 フレームワークや 経営学 の学習をどうビジネスリサーチに役立てるか、その考え方と留意点について解説します。… 2021.05.08 2021.05.09 115 view 3.ビジネスリサーチの報告書作成 ファクト、ファクト、ファクト〜事実に基づくこと 「What's Your Story?」という提案や提言がないレポートは意味がない、ということがよく言われますが、ビジネスリサーチの報告書は、内容の8〜9割は ファクト … 2021.01.19 2021.05.16 303 view 4.インプリケーションと提言 リサーチを通じて気付いたことは?公開情報から点と点を結ぶイン… インサイダー情報はそのままでは役に立たない!?ビジネスリサーチの依頼の中で、「業界の空気感はどうなっているか?」「この技術
「失敗から学べ」という言葉がある。しかし、失敗原因を追究しなければ、その失敗は繰り返される。ここでは、失敗から学ばない人の特徴を挙げるとともに、「なぜなぜ5回」などの現場改善活動を紹介する。 2002年のみずほ銀行システム障害をはじめ、2005年の東京証券取引所における取引停止トラブルなど、大規模な金融系システムのトラブルは繰り返し発生している。「失敗から学べ」と言われる。しかし、失敗原因を追究しなければ、その失敗は繰り返される。 失敗から学ばない人の特徴 失敗から学ばない人には、2つの傾向がある。1つは、失敗したとき、直接的な原因に着目しすぎて、本質を深く追求しないことである。 例えば、操作ミスによってシステムが誤作動をしてしまえば、それは操作ミスが悪いからと単純に考える。もちろん、きっかけはそうかもしれないが、そもそも、操作ミスを排除できるフールプルーフの仕組みがユーザーインタフェース
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 デザインというものを小さく捉えすぎてはいませんか? 見た目を美しくするのもデザインだし、それを自分が持っていることに喜びを感じさせるような愛着を生み出すのもデザイン。 もちろん、そのモノとしての機能性を生み出すのもデザインだし、人々の暮らしの中で使い勝手のよいモノをなるようにするのもデザインです。 また、既存の技術にこれまでなかった用途を生み出すイノベーションを実現するのもデザインだと思います。 デザインというのは、そうした諸々を統合的、包括的にまとめあげる作業だと思うんです。 PowerPointで提案書を書くデザインがいかに包括的な作業で、統合力が必要なものか。例えば、PowerPointで提案書を書くことを例にとって考えて見ましょう。 提案書を書くという行為は、まぎれ
もしかして既出かしら。 自分はここ数ヶ月の非コミュに関する流れは非モテ議論を踏まえたものだと思ってた。具体的には、まず非モテ=非・非・非モテ=非・恋愛強者という暗黙の共通意識があって、「恋愛強者は常に不細工を振るという前提は美女と野獣型カップルを説明しない」「フツメン以下のヲタは恋愛強者たりえないという認識はヲタップルの存在と矛盾する」等の指摘があり、止揚として非コミュ=非・非・非コミュ=非・コミュニケーション強者が持ち出されたという認識。 例えばこれ VoQn 『(略) 非コミュについて盛り上がっていましたが、非コミュなのではなく属するコミュニティが少ない少コミュなだけなんじゃないかと思います。もしかすると、自称非コミュの幾人かはネットのコミュニティが自分の人格においてウェイトレシオが高くなり、ネットに露出する人格を自分同様その中の人そのものと同一視してしまう傾向にあるのかも。 なんて書
最近、ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐって議論が盛んになっている。こういうわかりにくい英語で議論するのも問題だが、状況もわかりにくい。政府部内でも、厚労省は通常国会に労働基準法の改正案を提出する方針だが、公明党ばかりか自民党からも慎重論が出ている。安倍首相は「少子化対策に役立つ」と発言して失笑を買ったが、その後慎重論に転じた。野党は全面対決の構えで、提出されれば対決法案になりそうだ。しかしこういう議論をしている人々は、ホワイトカラー、特に勤務時間の不規則な情報産業の労働者の実態を知っているのだろうか。 私がかつて勤務していたNHKは、おそらく日本でもっとも早く残業時間をとっぱらった企業のひとつだろう。1970年代から、記者には「特定時間外」という制度が適用され、一定時間の「みなし残業」によって賃金が支払われていた。それ以外の職種は、ほとんど同じような仕事をしている(私のような)ディ
やや古い記事になるけれど、HealthLawProf Blog 経由で The New York Times 紙の「 Wanting Babies Like Themselves, Some Parents Choose Genetic Defects」(12/05/2006) を読む。ろうや極度の低身長など、一般には「障害」「異常」とされる症状を持つ親が、生殖医療技術を使って意図的に同じ症状を持つ子どもを選択的に産むケースが少数ながらあるという話。 ここでいう生殖医療技術というのは着床前遺伝子診断 preimplantation genetic diagnosis のことで、受精卵が子宮に着床する前に染色体や遺伝子の以上の有無を調べるもの。中絶と違い、妊娠する前に全ては行なわれる。これは染色体異常のために妊娠の維持が難しい受精卵をあらかじめ判定するためにも使われるが、ダウン症などの「異常
●ビジョナリーが夢見るのは数百年後の世界 数年先のPCや家電の規格とか、Webやケータイの新しいサービスとか。IT業界の大きなテーマが、本当はいかに小さいか、この人に会うとよくわかる。 “この人”とは、アラン・ケイ(Alan Kay)氏。メインフレーム主流の時代に、パーソナルでダイナミックなメディア「Dynabook(ダイナブック)」を構想し、先進的アイデアを詰め込んだワークステーション「Alto(アルト)」の開発でも中心的役割を担った伝説的人物。未来を予測する最良の方法は未来を発明することだとの名言を自ら実践してきた、最高のビジョナリーの一人だ。 だが、著名な学者やビジョナリーの中でも、ケイ氏はちょっと毛色が違うように思う。米国のビジョナリーには、起業したり企業の顧問になったり、あるいは自分の大学への企業の寄付集めに熱心だったりと、ビジネスと深い関わりを持つことで自分のアイデアの実現を図
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