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ブックマーク / business.nikkei.com (13)

  • 菅首相がメス、“限界地銀”はなぜ放置されてきたのか

    菅首相が地銀再編に踏み込む姿勢をみせています。地銀再生は地方経済活性化の第一歩となりますが、なぜこれまで放置されてきたのでしょうか。 小栗直登氏(以下、小栗氏):地銀改革は長年の懸案ですが実行に移すのが遅すぎた感があります。課題となっているのは銀行数の多さ、「オーバーバンキング」です。10年前ならまだ残っていた地銀再編のメリットも、現在ではほとんどありません。 近年はインターネットバンキングの普及により経営資源の軽量化が進んでいます。そこで地銀が一緒になっても固定費用が重くなるだけです。そもそも、この10年で地銀の体力は大幅にそがれました。これほど市場環境が悪い状況で合併を促しても、他行を吸収する体力を残した地銀はほとんどありません。 地銀再生の動きは過去から続いていますが、自発的に改革に取り組む地銀が少なかった。高度経済成長期のビジネスモデルから脱却できなかったからです。 かつては国が金

    菅首相がメス、“限界地銀”はなぜ放置されてきたのか
    a2ikm
    a2ikm 2020/09/29
    “自然災害や経済危機の度に支援金などが預金残高に積み上がる。預金が積み上がっても本業の収益が少なければ資本金が増えず、自己資本比率の低下はリスク許容度も下げる”
  • エーワン精密、超短納期が生む利益率3割

    リーマン・ショック時に業績が低迷したエーワン精密。製造業としては異例の利益率3割を再び超えてきた。同じ製品・サービスでもいち早く提供すると価値を生むと考え、スピード出荷を達成することに集中している。注文を受けた瞬間から、加工を終えるまでの時間短縮に潜む独自の工夫を探った。 山梨県韮崎市の緑豊かな地にあるエーワン精密・山梨工場。人影まばらなオフィスに電話の呼び鈴が鳴り始めると、その瞬間に女性社員が受話器を取った。顧客の機械メーカーから急遽、主力品であるコレットチャックに注文が入ったようだ。受注担当の女性は細かくメモを取り、作業指示書を書き始める。「滑り止めの溝を入れるのか」「つかむ部分の形状はどうするか」。細かな要求もその場で確認して作業指示書に反映すると、エアシューターで工場内の作業現場に送った。注文を受けてから、ここまで5分。あっという間に加工が始まった。 半製品活用で1時間仕上げも エ

    エーワン精密、超短納期が生む利益率3割
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    a2ikm 2020/08/22
    速さは競争力だ。
  • ウォルマートはテクノロジー企業に変貌 問われる経営の覚悟

    2019年12月、カナダのバンクーバーでAI人工知能)の有力な学会である「NeurIPS」が開催された。一般的に国際的な学会での論文の採択率は20%程度といわれるが、NeurIPSはそれよりも厳しく、およそ15%だ。 米グーグルや「AlphaGo」を開発したことで有名な同社傘下の英ディープマインド、米マイクロソフトといったIT企業が数多くの論文を通す中で、ウォルマートのエンジニアが出した、AIによるデータ学習を効率化する手法の論文が2通採用された。スーパーを手掛けているアマゾン・ドット・コムを除けば、小売業で論文の採用を確認できるのはウォルマートのみ。もちろん日の流通業の姿はない。 天井に1000台以上のカメラ NeurIPSはAIの主要な手法である機械学習や人間の脳の構造を模したディープラーニング(深層学習)の専門学会だ。「NeurIPSで論文が採用されると、研究者の間で一目置かれる

    ウォルマートはテクノロジー企業に変貌 問われる経営の覚悟
  • 誤解だらけの「韓国に対する輸出規制発動」

    「半導体素材の韓国への輸出規制」については誤解だらけ。写真は韓国半導体製造大手のSKハイニックス(写真:ロイター/アフロ) なぜ、相手が韓国になると日の報道は歪んでしまうのだろう。もっと冷静に事実を報道して欲しいものだ。 今回の「韓国に対する輸出規制」に関しては、メディアは『半導体材料を“事実上の禁輸”』『対韓輸出規制を発動』などと、勇ましく報道している。それと同時に、記事では、『自由貿易を掲げてきた日へ各国から批判が集まる懸念もある』『各国に恣意的なルール変更ともとられかねない』といった指摘もしている。 果たしてそうだろうか。 私は以前、経済産業省で貿易管理の責任者だった。その経験を踏まえれば、こうした誤解に基づく報道には首をかしげてしまう。こう指摘すると、経産省の代弁、もしくは擁護ととられるかもしれないが、それを恐れずに、正確な理解の一助になることを願ってあえてコメントしたい。 以

    誤解だらけの「韓国に対する輸出規制発動」
  • 「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?

    先日、飲み会の席で「…だって世の中、『飛行機がなぜ飛ぶか』ということすら、当は分かっていないんですから」という声が聞こえてきた。読者の多くの方もきっと、同じ話を耳にしたことがあると思う。 「常識と思っていることは、実は単なる思いこみだ」という文脈か、「科学なんてたいしたことないじゃないか」という話か、そこまでは分からなかったが、声にはちょっと嬉しそうな響きがあった。 高速で空を飛び、多くの人命を載せる航空機がなぜ飛ぶか、当に分かっていないのだろうか。日美術史専攻の文系編集者Y、航空力学の世界に挑みます。(Y) Y:というわけでして、航空力学の論客は何人もいらっしゃいますが、ひときわお話が面白そうな松田先生に教えていただければと思って、日、京都まで参上致しました。 松田卓也氏(以下松田):せっかく遠くまでおいでいただきましたが、「飛行機はなぜ飛ぶか」は、100年以上前から「分かって」

    「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?
  • カネカが初めてコメント「弁護士を入れて調査している」

    育児休暇からの復帰直後に転勤を内示したことや、有給休暇の取得を認めなかったことなどがツイッターで指摘されているカネカ。「当社の社員であるとはっきりするまでコメントを控える」としてきたが、日経ビジネスの質問に対して初めて同社IR・広報部が回答した。 同社は、日経ビジネスが入手した、同社の角倉護社長が社員に宛てたメールに対し、「当該メールに関するご質問に対しては、内容の補足説明として」回答するとした。 日経ビジネスからの質問と、それに対するカネカIR・広報部の回答は以下の通り。 社長からのメールの中で、SNSの書き込みに対して「正確性に欠ける内容」との指摘があった。正確性に欠けているのは具体的にどういった内容か。 細かな事実関係についてコメントさせていただくと元社員の方の個人的な情報にも及ぶこととなるため差し控えさせて頂きます。「転勤の内示が育児休業休職(以下育休とします)取得に対する見せしめ

    カネカが初めてコメント「弁護士を入れて調査している」
    a2ikm
    a2ikm 2019/06/06
    育休制度はあるけど人事では一切考慮しないと明言してしまうのマジかー。
  • 21世紀のオウム報道から消えたもの

    7月6日の朝、麻原彰晃こと松智津夫以下7名の「オウム真理教」関連の死刑囚が処刑された。 私は、W杯観戦シフトで昼夜逆転した生活を送っていたため、このニュースに気づいたのは昼過ぎだった。 で、すぐにテレビをつけたのだが、5分ほど画面を眺めたところで受像機のスイッチを切った。 理由は、いまさらのように驚いてみせている画面の中の人たちに同調できなかったからだ。 こういう書き方は誤解を招く。言い直そう。 私は、当日のテレビ番組に出演していた人たちが、ほんとうは驚いてもいないのに、善人ぶって大げさに驚いたふりをしていたとか、そういうことを言おうとしているのではない。 ありていにいえば、テレビの番組が提供しているオウム事件の概要説明に納得できなかったということだ。 だから、これ以上自分を不快な気持ちにさせないために視聴を断念した。それだけの話だ。 私は、誰かを責めているのではない。 むしろ自分を責め

    21世紀のオウム報道から消えたもの
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    a2ikm 2018/08/22
    “21世紀のオウム報道から消えたもの”
  • 陸上自衛隊トップ、辞任覚悟の出動命令

    2011年3月11日、午後2時46分。三陸沖を震源とする大地震が日を襲いました。死者約1万6000人、負傷者約6000人、行方不明者約2600人(2011年9月11日時点)に及ぶ大惨事に発展した。 こうした中、自衛隊は「10万人体制」を展開。約1万9000人を救助しました。救助された約2万8000人(2011年3月20日時点)の7割に相当します。これは、自衛隊が発災から72時間で3万人近い部隊を現地に集めたことが効を奏したから。その背後には、火箱さんが辞任を覚悟で決めた「即動」が大きな役割を果たしました。 火箱:当時、私は陸上自衛隊(以下、陸自)で幕僚長(以下、陸幕長)*を務めていました。救助部隊を少しでも早く現場に急行させるため各部隊に出動を命じました。災害に遭った人の生存確率が高いのは発生から72時間と言われています。危機的瞬間には手続きの万全さより迅速・実効性ある行動が勝ると思い、

    陸上自衛隊トップ、辞任覚悟の出動命令
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    a2ikm 2018/03/08
    かっこいい。大きくすると批判を受けるから難しい面もあるよな。瓦礫の上を歩いて釘を踏みぬくのは痛い…。
  • 地球の上で快哉を叫んだテスラ・ロードスター:日経ビジネスオンライン

    2018/02/14 01:08 >打ち上げ能力は、地球低軌道に最大63.8トン。これは日のH-IIA(地球低軌道に10トン)の6倍以上だ。 そういやなんで邦の比較対象のロケットがH-IIAなんだろうかね? 「デルタ4ヘビー」を比較対象として挙げるなら、「H-IIヘビー」なH-IIBを比較の対象とすべきなんじゃ? H-IIBなら低軌道に19トン投入出来る。 あと、松浦さんが書いているように初段やブースターを使い捨てにしなかった場合の「ファルコンヘビー」は、H-IIBの1.5倍程度の投入能力しかない。 再利用する事に当にメリットがあるのかな? 確かその昔、松浦さんは再利用型ロケットを否定していたかと思うのだけど。 http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/031101.shtml 【こちらのコメントに、松浦さんから回答をいただきました】-

    地球の上で快哉を叫んだテスラ・ロードスター:日経ビジネスオンライン
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    a2ikm 2018/02/09
  • 崖っぷち、8代目の決断と突破:日経ビジネスDigital

    2年に1度、神田祭で盛り上がる東京・神田川のほとり。だが、地域住民が密かに楽しみにしているある企業による催し物は、あまり知られていない。 東神田の龍角散ビル。毎年5月、バイオリンやビオラなどの弦楽器はもちろん、フルートなどの管楽器も加わったオーケストラによるクラシックコンサートが開催される。1階にパイプ椅子を並べただけの即席会場だが、演奏は格的。高齢者を中心に、会場は満席となる。 その観客の前に、この日を待ちわびた男が静かに登場する。 龍角散社長の藤井隆太(57歳)。手には自慢のフルートを持つ。そして、名門音楽大学を卒業した腕前を披露する。 この記事は有料会員登録で続きをご覧いただけます 残り3743文字 / 全文文字

    崖っぷち、8代目の決断と突破:日経ビジネスDigital
  • 働くママが終止符を打った霞が関の“伝統芸能”

    2017/07/20 17:59 エリート様は揃いも揃って何やらされてるのやら。 これでは国が傾いても当然です。 2017/07/20 10:55 一般企業にも多く共通する話です。まさに業務改革の取り組みを担当していますが、改革の壁は管理職層の「苦労してこそ仕事だ」とか「自分もやって来たことだから」と言う古き良き仕事観からくる抵抗もあります。 2017/07/20 08:39 非効率的な作業は、組織の規模が大きく、歴史が長いほど多いと思ったほうがいいでしょう。 理由は霞ヶ関の例と同じです。 また、狭い領域ではシステム化できて効率化できていたとしても、それだけで完結する会社など多くはなく、必ずインプットとアウトプットが繋がるはずですが、これを人が繋いでいると最悪です。そこに人が入って創造性を発揮することなどゼロに等しく、出てきた帳票を見て入力し直すとか、画面に表示されたデータをコピペするだけ

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  • 父の死で知った「代替療法に意味なし」

    2015年の春、母がアルツハイマー病を発症したという事実は、徐々に母の親戚や交友関係に広がっていった。経路は主に電話だった。 この時期、母はまだ電話の応対ができたが、それでも「様子がおかしい」と気が付く人もいる。そんな人は、私が電話に出ると「最近どうなさったのでしょうか」と聞いてくる。 それとは別に「このところ水泳に来ていませんがどうなさいましたか」「もうずいぶんとコーラスのサークルにいらっしゃっていませんけれど、具合でも悪いのでしょうか」といった電話もある。最初のうちは、適当にごまかしていたが、やがてごまかすわけにはいかなくなった。 「実は認知症を発症しまして……」 と説明すると、大抵は息を呑み、「お大事になさってください」という言葉と共に電話を終えることになる。中にはお見舞いを送ってきてくれる人もある。それは大変ありがたいことなのだが、どうにも対応に困るものもあった。 「これを飲んでみ

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    a2ikm 2017/05/11
    自分ならもらっても放置した挙句捨てそうだ
  • トモダチ作戦、米兵はシャワーすら浴びなかった

    2011年3月11日、東日大震災が発生した。被災民の救助、被災地の復旧・復興を考えた時、いの一番に行なわなければならなかったことの一つが、物流インフラの復旧だった。被災地では、ありとあらゆるものが地震で壊れ、津波で流された。物流が機能しなければ、救護物資も救援物資も、被災者の元に届けることができない。地上の交通網が寸断される中で期待されたのは、物資を空から届ける方法だった。 その空の道を切り開くのに大きな力を貸してくれたのが米軍だ。東北の空の玄関である仙台空港を復旧させるプロジェクトに、「トモダチ作戦」の一環として加わってくれた。そのおかげで、わずか1カ月のうちに、民間航空機の離着陸が可能になった。 仙台空港復旧プロジェクトにおける米軍の協力はいかなるものだったのか。トモダチ作戦が持つ安全保障上の意義は何か。トモダチ作戦の経験は今、どのように役立っているのか。仙台空港復旧プロジェクトで米

    トモダチ作戦、米兵はシャワーすら浴びなかった
    a2ikm
    a2ikm 2017/03/12
    向こうの司令官の思慮深さがすごい
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