ノルウェーのデータ保護機関は、Facebookの顔認識ツールに関する問題で調査を行っている。このツールは、写真に写っている人物の顔を認識し、その人物の名前をタグとして自動的に提示するというものである。同社は2011年6月から「Tag Suggestions」というこの機能を世界的に展開し始めており、欧州の複数のプライバシー保護当局から批判を浴び続けている。 Facebookのこのタグサジェスト機能は、多くの写真加工ツールに搭載されているものとよく似たソフトウェアを使用することで、ユーザーが新たにアップロードした写真と、タグ付けされているその他の写真を照合するようになっている。その際には似たような写真が1つのグループにまとめられ、可能な場合には写真に写っている友達の名前が提示される。つまり、写真に写っている人物の顔が自動的に四角で囲まれ、ユーザーのFacebookに登録されている友達の名前が