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原発と裁判に関するarajinのブックマーク (27)

  • 元裁判長が脱原発を主張する講演を行ったという記事。しかし陰謀論まみれ。この裁判官は、かつて「地裁ガチャ」で反原発勢力に都合のいい判決を出していた判事だという指摘

    毎日新聞 @mainichi 「原発安全」は思い込み、耐震性も低い 元裁判長、樋口氏が講演 mainichi.jp/articles/20240… 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟で、2014年に再稼働を認めない判決を出した元福井地裁裁判長が講演し、「日の原発はそれなりに安全だろうという先入観が脱原発を妨げる」と主張しました。 2024-04-24 12:30:00 リンク 毎日新聞 「原発安全」は思い込み、耐震性も低い 元裁判長、樋口氏が講演 | 毎日新聞 関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め訴訟で、2014年に再稼働を認めない判決を出した元福井地裁裁判長、樋口英明氏(71)が新潟県柏崎市で講演した。樋口氏は能登半島地震(M7・6)発生時の北陸電力志賀原発の例から、原発の耐震性の低さを指摘。「日の原発はそれなりに安全だろうという先入観 31 users 24

    元裁判長が脱原発を主張する講演を行ったという記事。しかし陰謀論まみれ。この裁判官は、かつて「地裁ガチャ」で反原発勢力に都合のいい判決を出していた判事だという指摘
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    arajin 2024/05/06
    “樋口英明氏”
  • 東電旧経営陣4人に計13兆円余の賠償命令 判決のポイントは | NHK

    福島第一原発の事故で多額の損害を被ったとして、東京電力の株主が、旧経営陣5人に対し22兆円を会社に賠償するよう求めた裁判で、東京地方裁判所は元会長ら4人に合わせて13兆3000億円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。 原発事故をめぐり旧経営陣の民事上の責任を認めた司法判断は初めてで、賠償額は国内の裁判では過去最高とみられます。 東京電力の株主たちは、原発事故が起きたために廃炉作業や避難者への賠償などで会社が多額の損害を被ったとして旧経営陣5人に対し、22兆円を会社に賠償するよう求めました。 13日の判決で東京地方裁判所の朝倉佳秀裁判長は、勝俣恒久元会長と清水正孝元社長、武黒一郎元副社長、それに武藤栄元副社長の4人に合わせて13兆3210億円の賠償を命じました。 判決は、国の地震調査研究推進部が2002年に公表した「長期評価」の信頼性について「推進部の目的や役割、メンバー構成などから

    東電旧経営陣4人に計13兆円余の賠償命令 判決のポイントは | NHK
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    arajin 2022/07/14
    “東京地方裁判所の朝倉佳秀裁判長”
  • 『樋口元裁判長が原発を止めた恐るべき理由』

    福島第一原発の事故が起きてからこのかた、全国各地で提起された原発訴訟で、 原発の運転を止める判決を出した裁判長はたった二人である。 そのうちの一人、元福井地裁裁判長、樋口英明氏は、12月1日に兵庫県内で行 った講演で、なぜ裁判所が原発に「ノー」を突きつけたか、その理由を理路整 然と語った。 静かな語り口に、迫力を感じ、筆者は思った。ひょっとしたら、福島第一原発 事故のほんとうの怖さを、政府も、原子力規制委員会も、電力業界も、そして 大半の裁判官も、わかっていないのではないか、あるいは、わかろうとしてい ないのではないかと。 「二つの奇跡」を樋口氏はあげた。それがなかったら、東日は壊滅状態とな り、4000万人が避難を余儀なくされたかもしれないのだ。 樋口氏は2014年5月21日、関西電力大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じ、 2015年4月14日には、関西電力高浜原発3・4号機について

    『樋口元裁判長が原発を止めた恐るべき理由』
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    arajin 2020/01/29
    「不幸中の幸いというべきか、4号機の燃料貯蔵プールは偶然、大量の水によっ て守られた。ふだんは無い水がそこに流れ込んできたからだ。」
  • 伊方原発、運転差し止め 広島高裁仮処分 地裁支部決定を取り消し | 毎日新聞

    伊方原発3号機の運転差し止めを命じる広島高裁の決定に喜ぶ、原告住民の関係者ら=広島市中区で2020年1月17日午後2時1分、李英浩撮影 山口県東部の住民3人が、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審が17日、広島高裁であった。森一岳裁判長は申し立てを却下した2019年3月の山口地裁岩国支部の決定を取り消し、四電(高松市)に運転差し止めを命じる決定を出した。11年3月の東京電力福島第1原発事故以降、司法による運転差し止めの判断は5例目。 伊方原発3号機は、福島第1原発事故を受けて停止したが、原子力規制委員会による新規制基準の安全審査に合格し、16年8月に再稼働した。現在は19年12月からの定期検査で停止している。仮処分はただちに効力が生じるため、四電は決定の取り消しを求める保全異議と仮処分の執行停止を高裁に申し立てる方針だが、

    伊方原発、運転差し止め 広島高裁仮処分 地裁支部決定を取り消し | 毎日新聞
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    arajin 2020/01/17
    「広島高裁 森一岳裁判長」
  • 東京電力福島第一原発の事故刑事裁判、地裁判決についての雑感: 極東ブログ

    東日大震災の津波による東京電力福島第一原発の事故について、検察審査会の議決で強制起訴された東京電力旧経営陣の三被告、東京電力の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)に対して、東京地裁による判決があり、全員、禁錮五年が求刑されたが、無罪となった。以下、事実関係や裁判の認識については、NHK『詳細 東電刑事裁判』を参考にした。というか、それによる不出来な感想文のようなものである。 今回の地裁で刑法上問われたのは、結果回避義務である。そして争点となったのは、原発事故を引き起こすような巨大津波を経営陣が予測できたかという、予見性である。具体的には、二点に分けられた。①どのような津波を予見すべきであったのか、②津波が襲来する可能性についてどの程度の信頼性、具体性のある根拠を伴っていれば予見可能性を肯認してよいのか。 無罪となった理由は、「津波が来る可能性を指摘する

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    arajin 2019/09/20
    “強いて問うなら、原発を巡る法令上の規制や国の審査をもっと厳格にしておけばよかった、という後悔である。”
  • 再稼働認めぬ判決、裁判長の信念「書かせたのは愛国心」:朝日新聞デジタル

    福島第1原発の事故後では初めて、運転差し止めとなった関西電力大飯原発3、4号機をめぐる2014年の福井地裁判決。その裁判の控訴審で名古屋高裁金沢支部は7月、一審判決を破棄し、住民の請求を棄却する逆転判決をした。一審で裁判長を務め、昨年8月に退官した樋口英明さん(65)に、判決に込めた思いを聞いた。 ひぐち・ひであき 1952年生まれ。83年判事補任官。大阪地裁判事、大阪高裁判事などを経て、2012~15年福井地裁判事、17年定年退官。三重県出身。 ――一審判決が、取り消されました。 「私が一審判決で指摘した点について具体的に反論してくれ、こんなに安全だったのかと私を納得させてくれる判決なら、逆転判決であっても歓迎します。しかし、今回の控訴審判決の内容を見ると『新規制基準に従っているから心配ない』というもので、全く中身がない。不安は募るばかりです」

    再稼働認めぬ判決、裁判長の信念「書かせたのは愛国心」:朝日新聞デジタル
    arajin
    arajin 2018/08/05
    「樋口英明さん(65)」「2012~15年福井地裁判事、17年定年退官。」「関西電力大飯原発3、4号機をめぐる2014年の福井地裁判決」
  • 東京新聞:危険性に修正要求「面食らった」 気象庁職員が証言、原発事故公判:社会(TOKYO Web)

    福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人の第10回公判が8日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれ、国が2002年に公表した地震の長期評価をまとめた気象庁職員が証言した。公表直前に、防災を担当する内閣府から、太平洋側で大津波が起きる危険があるとの見解は信頼度が低いことを明記して修正するよう求められたと明らかにし「面らった」と述べた。 この職員は気象庁地震火山部の前田憲二氏。02~04年に国の地震調査研究推進部の事務局に所属し、04~17年には長期評価の見直しを検討する地震調査委員を務めた。

    東京新聞:危険性に修正要求「面食らった」 気象庁職員が証言、原発事故公判:社会(TOKYO Web)
    arajin
    arajin 2018/05/13
    “この職員は気象庁地震火山部の前田憲二氏。02~04年に国の地震調査研究推進本部の事務局に所属し、04~17年には長期評価の見直しを検討する地震調査委員を務めた。”
  • 玄海原発の運転差し止め仮処分申請を却下、伊方原発トンデモ理由の採用は回避 : 市況かぶ全力2階建

    のぞみ全車指定のJR西日、「お乗りになってから初めて自由席がないことにお気付きのお客様」とつい煽ってしまう

    玄海原発の運転差し止め仮処分申請を却下、伊方原発トンデモ理由の採用は回避 : 市況かぶ全力2階建
  • 愛媛 伊方原発3号機の運転停止命じる 広島高裁 | NHKニュース

    愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、広島高等裁判所は運転の停止を命じる仮処分の決定をしました。伊方原発3号機は定期検査のため運転を停止中ですが、仮処分の効力は決定が覆されないかぎり続くため、定期検査が終了する来年2月以降も運転できない状態が続く可能性が高くなりました。高裁が原発の運転停止を命じるのは初めてです。

    愛媛 伊方原発3号機の運転停止命じる 広島高裁 | NHKニュース
    arajin
    arajin 2017/12/18
    「広島高裁の野々上友之裁判長」「熊本県の阿蘇山で、巨大噴火が起きて原発に影響が出る可能性が小さいとは言えず」
  • 脱原発主張の団体設置のテント 強制執行で撤去 | NHKニュース

    脱原発を主張する市民団体が経済産業省の敷地に設置したテントをめぐる裁判で、撤去を命じる判決が確定したことから、東京地方裁判所は21日朝、テントを撤去する強制執行を行いました。 このテントは東京電力福島第一原発の事故の半年後に、市民団体が脱原発を訴えるための拠点として設置したもので、国は「不法占拠だ」として、団体のメンバーに対して裁判を起こし、今月、テントの撤去や敷地の使用料の支払いを命じる判決が確定しました。 テントはその後も撤去されなかったため、国の申し立てを受けて、東京地方裁判所は21日午前3時半すぎから強制執行を始めました。 テントの周辺は立ち入りが規制されて、市民団体のメンバーも退去を求められ、警察官などが警備するなか、1時間半ほどで撤去作業が終わりました。 その後、経済産業省の周りには連絡を受けた市民団体のメンバーなどが集まり、強制的にテントが撤去されたことに抗議の声を上げました

    arajin
    arajin 2016/08/21
    「このテントは東京電力、福島第一原発の事故の半年後に市民団体が脱原発を訴えるための拠点として設置した」「今月、テントの撤去や敷地の使用料の支払いを命じる判決が確定」国も我慢強いなw
  • 高浜原発3号機・4号機 運転停止命じる決定 NHKニュース

    福井県にある高浜原子力発電所3号機と4号機について、大津地方裁判所は、運転の停止を命じる仮処分の決定を出しました。稼働中の原発の運転の停止を命じる仮処分の決定は初めてで、関西電力は、速やかに原子炉を止めなければならなくなりました。

    高浜原発3号機・4号機 運転停止命じる決定 NHKニュース
    arajin
    arajin 2016/03/09
    「福井県にある高浜原子力発電所3号機と4号機について、大津地方裁判所は、」
  • 高浜原発3・4号機 再稼働認める判断 福井地裁 NHKニュース

    福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は、ことし4月に再稼働しないよう命じた仮処分の決定を取り消し、事実上、再稼働を認める判断をしました。 これに対し関西電力は異議を申し立て、福井地裁の林潤裁判長は再稼働しないよう命じた仮処分の決定を取り消して、事実上、再稼働を認める判断をしました。 高浜原発3号機と4号機はことし2月、鹿児島県の川内原発の次に原子力規制委員会の審査に合格し、これまでに福井県の西川知事が再稼働に同意するなど地元の同意は出そろっています。 24日の裁判所の決定を受けて、関西電力はまず3号機で原子炉に核燃料を入れて検査を受けるなど、最終的な手続きを進め、来月にも再稼働させる方針です。

    arajin
    arajin 2015/12/24
    「福井地方裁判所がことし4月、再稼働を認めない仮処分の決定を出し(樋口英明裁判長 http://b.hatena.ne.jp/entry/247301990/comment/arajin )、関西電力が異議を申し立てたため、別の裁判長が改めて審理を行っていました。」
  • 東電元会長ら3人強制起訴へ 検察審査会議決 NHKニュース

    福島第一原子力発電所の事故を巡って、検察が不起訴にした東京電力の元会長ら旧経営陣3人について、東京第五検察審査会は2回目の審査でも「起訴すべきだ」と議決し、元会長ら3人は業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されることになりました。 未曽有の被害をもたらした原発事故の刑事責任について、今後、裁判で争われることになります。 これに対し、東京第五検察審査会は去年7月、東京電力の旧経営陣のうち、勝俣恒久元会長(75)、武藤栄元副社長(65)、武黒一郎元副社長(69)の3人について、「起訴すべきだ」と議決しましたが、東京地検が再び不起訴にしたため、強制的に起訴すべきかどうか改めて審査を進めてきました。 その結果、市民から選ばれた11人の審査員のうち8人以上が賛成し、勝俣元会長ら3人を「起訴すべきだ」と議決しました。 これによって元会長ら3人は、検察官役の指定弁護士により業務上過失致死傷の罪で強制的に起

    arajin
    arajin 2015/08/01
    「平成20年に東京電力が15.7メートルの高さの津波をみずから試算していたことは絶対に無視することはできず、災害が発生する危険を具体的に予測できたはずだ」
  • 川内原発:再稼働差し止め認めず…鹿児島地裁決定 - 毎日新聞

  • 福井地裁はなぜ高浜原発を止めたのか(地震の話を中心に)(渡辺輝人) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    一昨日の福井地裁の仮処分決定については、色々な意見があるようですが、とにかく原文に当たることが重要でしょう。すでに最高裁判所のページにもアップされています(こちら)ので、余裕のある方は是非お読みください。この決定を理解する上で大前提にしなければならないのは、過去の最高裁判決です。文の文字数を減らすため囲みで画像にします。 特に赤字下線部分に注目して頂きたいのですが、最高裁判所は、従前から、原発の重大な事故は万が一にも起きてはいけないもの、ということを大前提にした上で、万が一にも事故を起こさないように、規制基準と、それに基づく審査があると考えていたのです。 その上で、この判決文では規制基準が不合理である場合には、原子炉の設置許可処分自体が違法になる(すなわち原発は運転できない)としたのです(結論においては敗訴した住民側の伊方原発設置許可処分取消を求める上告を棄却)。これまた詳しくは囲みをご

    福井地裁はなぜ高浜原発を止めたのか(地震の話を中心に)(渡辺輝人) - エキスパート - Yahoo!ニュース
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    arajin 2015/04/17
    「最高裁平成4年10月29日伊方原発事件・上告審」「「万が一のリスクを甘受して原発を動かすべきだ」という立場からのものになるでしょう。しかし、最高裁判所は、そもそもそのような立場に立っておらず、」
  • 差し止め決定文に「曲解引用」 困惑する地震動の専門家 原発再稼働問題 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

    記事一覧 差し止め決定文に「曲解引用」 困惑する地震動の専門家 (2015年4月15日午前7時40分) 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の決定文の中で、原発で想定する地震の揺れに関する発言を引用された専門家は「曲解されたものが引用されている」と困惑している。関電もこれまでの福井地裁での審尋で、原発の設備や技術面に対する地裁の認識について「事実誤認がある」と訴えてきたが、決定文では聞き入れられなかった形だ。  決定文では、原発の基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)に関して、地震動の強さを専門とする識者が新聞記者の取材に応じて発言した内容を引用している。それを元に、基準地震動は「実績のみならず理論面でも信頼性を失っている」と指摘し、基準地震動を超える地震が到来すれば炉心損傷に至る危険が認められるとした。  だが、決定文に登場する識者の入倉孝次郎

    arajin
    arajin 2015/04/16
    「決定文で「地震の平均像を基礎として基準地震動を策定することに合理性は見いだしがたい」と信頼性を疑問視している点について、入倉名誉教授は「基準地震動は地震の平均像を基礎にして決めていない」と否定した」
  • 高浜原発 再稼働認めない仮処分決定 NHKニュース

    福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は、再稼働に反対する住民の申し立てを受けて、関西電力に再稼働を認めない仮処分の決定を出しました。 仮処分はすぐに効力が生じるため、今後、関西電力の異議申し立てなどによって決定が覆らないかぎり、高浜原発は再稼働できなくなりました。

    arajin
    arajin 2015/04/14
    樋口英明裁判長「深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえるような厳格な基準にすべきだが新しい規制基準は緩やか過ぎ、適合しても原発の安全性は確保されていない。規制基準は合理性を欠く」
  • 47NEWS(よんななニュース)

    「全校生徒の投票先、実は〝筒抜け〟になってます」生徒会選挙で驚きの事実 「投票の秘密」の侵害、教育デジタル化が招く 「私がミニスカートをはいても、ニューストピックにならない世の中になってほしい」 “渋谷系の女王”野宮真貴さんが語る音楽人生の「昨日・今日・明日」 「渋谷半世紀」~若者の聖地の今~

    47NEWS(よんななニュース)
    arajin
    arajin 2015/01/18
    「仮処分が認められても、本訴訟で敗訴すれば、九電が再稼働の遅れで生じた損害を賠償請求できるため」
  • 「莫大な費用」を理由に東電が原状回復拒否

    福島県などの住民約2600人が、原子力発電所事故による放射能汚染からの原状回復や損害賠償を求めた裁判で、被告の東京電力が「莫大な費用がかかると予想されること」などを理由に拒否する姿勢を示した。 3月25日に福島地方裁判所で開かれた民事訴訟で、東京電力は反論のための準備書面を提出。その中で、住民が求める原発事故前の生活環境に戻すことは「金銭的にも実現は困難」と述べた。 膨れ上がる除染費用は5.13兆円 東電の準備書面いわく、「産業総合技術研究所の報告では、年間追加被曝線量1ミリシーベルト以上の地域について面的除染を行っただけでも、除染費用として5.13兆円を要するなどと算定されている」。ましてや、「事故前の毎時0.04マイクロシーベルトの空間線量率を実現するためには、「これを超える莫大な費用を要し、原告らの居住地のみにおいて当該空間線量率を実現させるとしても相当な金額に上ることは明らかである

    「莫大な費用」を理由に東電が原状回復拒否
  • 工学者が見る大飯原発差し止め判決の誤り

    奈良林直 北海道大学大学院工学研究院教授 日保全学会会長 福井地裁は、5月21日、福井や大阪など22都道府県の189人が関電を相手に大飯原発の運転再開の差し止めを求めた訴訟で、差し止めを命じる判決を言い渡した。報道されているように、「地震の揺れの想定が楽観的で、安全技術や設備は脆弱で、大飯原発の半径250キロメートル以内に住む人の人格権を侵害する具体的な危険がある」というのが判決の骨子である。 この判決は、科学技術を否定し、絶対的なゼロリスクを求める不適切な判決だ。以下、具体的に問題点を指摘する。 (1)原子炉は地震で壊れたことはない 判決では、過去10年間に4つの発電所で5つの想定を超える地震があったと指摘しているが、いずれの地震においても原子力発電所の一次系(原子炉の防護を行う保護系統)に地震による致命的な損傷は発生していない。 これは、発電所の配管や機器の設計が、実力的に十分な余裕

    工学者が見る大飯原発差し止め判決の誤り