回転するベルトと円盤に割り箸が挟まれると、引き抜くことができずバキバキに――。労災事故を疑似体感できる装置が、「悪魔的設計」とツイートされ話題です。年間約11万人の死傷者が出ている労働災害。防ぐためには、一人一人の安全意識が大切ですが、こうした事故を疑似体感することによって、意識を高めようという取り組みがあります。 「本当に逃げられない」「悪魔的設計」 話題のツイートは、「はこだて国際科学祭」(北海道函館市などが会場)で20日に展示された「回転体巻き込まれ体感装置」を紹介したものです。電気機器メーカーの明電舎(本社・東京)が企画した安全体感教育の一つ。実験に使われた大小二つの円盤(プーリー)にベルトをかけた仕組み自体は、様々な設備に組み込まれています。 円盤やベルトは高速で回転しているので、手で触るのはもちろん危険です。どれほど危ないのかを、この装置で体感することができます。 「本当に逃げ