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ブックマーク / www.miyadai.com (21)

  • 「援助交際」とは何か(ある場所に書いた記事です) - MIYADAI.com Blog

    1950年代後半の男女交際誌で長期的愛人契約の意味で用いられたのが最初の用法。今日のように売春の意味で使われるようになったのは90年代に入ってからだ。85年に誕生して瞬く間に全国化したテレクラが今日につながる援助交際の歴史の出発点にあった。 テレクラには当初売春は殆どなかったが、出会ってすぐに性交できるという事態の未規定性を規定化するべく、男性が自発的に「お小遣い」を置いていく現象が頻発した。それを前提に、80年代末になると「お小遣いがほしいんだけど」と持ちかける若い女性が増えた。 90年代に入ると、テレクラに加えてNTT伝言ダイヤルやダイヤルQ2サービス上で、出会いを求める女性コールの大半が売春希望という事態に発展した。この頃から、かつての長期的愛人契約の意味でなく、一回限りの売春という意味で「援助交際」の語が使われ始める。 92年夏から都内で使用済の下着や制服をマニア向けの店(ブルセラ

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    crowserpent 2012/10/07
    援助交際という用語の使われ方の経緯と、その実態の変遷について。「売春を援助交際という言葉で誤魔化すな」というよく分からない批判が時々出るのはこれの所為なのかな?
  • 沖縄風俗関連のツイートを今朝連投しましたので、まとめました。 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 沖縄風俗関連のツイートを今朝連投しましたので、まとめました。 « マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | イベント出演のお知らせ » miyadai 4:29am, Apr 27 from HootSuite むろん理解しています。RT @SoyBeansPeacock: @miyadai 初めまして。沖縄出身の者です。今週のマル激の中でアメリカを説得したとされていた団体のHPを見て、地元の人間として合点が行くと同時に…沖縄には基地という麻薬に溺れていない人々もまた多くいることにご留意 miyadai 4:33am, Apr 27 from HootSuite 沖縄取材に協力していただける方は、沖縄の二重性を自覚しておられます。二重性には二つあります。「土建業界と民衆の二重性」「土建屋的再配分に預かる民衆の“基地は嫌”と“

  • テレビ論をかきました - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 政治的ニュースが重要になる中、テレビがメディアとして持ちうる力とは? ──────────────────────── 【マスメディアの凋落は「場」の凋落と関係する】 広告収入やセットインユース(スイッチが入った受信機器の総数)の減少という形で、新聞やラジオやテレビなどが凋落しつつある。他方で、労働市場の縮小や麻生内閣の疲弊で世の中は暗いムードである。そんな中、一部の局は四月編成からニュース系へのシフトを強める模様である。 これは合理的対応だ。音楽の世界では、ITMSに見るようなアーカイブス化&インターネット化と、享受者の「島宇宙化」を背景として、CDシングルを購入して新曲にアクセス(して話題に乗り遅れないように)する必要が消えた。程度の差はあれテレビの娯楽番組もそれを追いかけよう。 だが娯楽系からニュース系へのシフトで生き残れるほど世の中

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    crowserpent 2009/03/19
    マル激の制作費の話はなかなか興味深かった。ただ、全体の論調としては(妥当ではあるけど)ありがちな話かな。
  • ゼミ生向けの講義を、ゼミ生がテープ起こししてくれました:特別講義「裁判員制度の是非」 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > ゼミ生向けの講義を、ゼミ生がテープ起こししてくれました « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | (上にアップロードしたものの続き[容量限界ゆえ]) » 一ヶ月ほど前にゼミ生の希望でやった特別講義です。 大学での僕のゼミの難易度がよく分かるだろうと思います。 ただ、僕のゼミの標準からいうと、やや平易だろうと思います。 というのは、ゼミ生とは違うお客さんが何人かいたからです。 ──────────────────────── 宮台真司 特別講義「裁判員制度の是非」 ──────────────────────── 【原則と運用の板挟み】 ■裁判員制度を考えると二つの問題に突き当たります。第一に、近代法の原則を知らないので、制度を評価する際の物差しがメチャクチャになるという問題。もう一つは、裁判

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    crowserpent 2009/03/10
    政治権力の問題に関してはやっぱりこの人は凄い。/検察による法運用の実態とその危機/「民主制の仕方なさ」についてはこちらも参照:http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20090301/p1
  • [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド第411回 脳ブームは危険がいっぱい ゲスト:河野哲也氏 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました » ■マル激トーク・オン・ディマンド 第411回(2009年02月21日) 脳ブームは危険がいっぱい ゲスト:河野哲也氏(立教大学文学部教授) <プレビュー> http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_411_pre.asx 『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』、『脳が冴える15の習慣—記憶・集中・思考 力』、『脳を活かす勉強法』、『30日で夢をかなえる脳 自分を変えるなんて簡単だ』、 『脳を鍛える大人のDSトレーニン

  • 近く公刊される「出会い系」ムックの巻頭言です。 - MIYADAI.com Blog

    愛を知らない世代は、愛の渇きも知らない。だから…… 宮台真司 愛に期待しない女の子がいる。期待するという営みを知らない女の子がいる。だから愛に飢えている自分にすら気がつかない。 期待することを知らなかった女の子に、期待する喜びを教えてあげられるのは、ある種の男たちだけだ。 彼らは冒険的で、度胸がある。望み高く、退屈を知らない。そういう男たちが、出会い系でも、現実の世界でも、濃密な愛を手にすることができる。 出会い系で会うなんて、実は簡単なことだ。金さえ払えば話は早い。しかしそこに、濃密なものはあるのか。 濃密なSEXには、「愛のSEX」と「祭りのSEX」しかない。あとは「ただのSEX」があるだけだ。 「ただのSEX」は飽きる。多くの人が飽きている。だから祭りを求める。しかし、強い刺激もいつかは慣れる。慣れると飽きる。飽きないためには、年に二回を限度にしなければならない。 年に二回の祭り。少

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    crowserpent 2008/12/06
    社会学ってつくづく本質主義に対して無力だよなぁ。関連:http://d.hatena.ne.jp/heartless00/20081020
  • ひさびさに出会い系の歴史についてコメントしました - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 現実の性愛の貧困化が、出会い系にモロに反映する ──────────────────────── 【彼女がいないという問題の浮上】 ■今年6月8日の秋葉原の通り魔事件から語り始めることをお許し願いたい。容疑者がネット掲示板に多数の書き込みを残していた。極めて印象的なのが、「彼女がいない」ことを過剰に気にしていることだ。事件の直前に出会い系での失恋があったらしいこともうかがえる。 ■「彼女がいない」ことを過剰に気にする作法は古くさい。フィールドワーカーだった経験からいうと96年を境に薄れていく作法だ。96年は援助交際が下り坂に向かう折り返し点。平行してナンパ系が下り坂に向かう折り返し点でもある。ナンパ系がカッコよくなくなるのだ。 ■若者のデートカルチャー――別名「ナンパ・コンパ・紹介の時代」「性と舞台装置の時代」――の始まりは77年。サーファ

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    crowserpent 2008/07/19
    「性愛の貧困化」という文句は眉に唾つけてかかる必要があるとはいえ、ちょっと気になる。
  • 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘やご意見をお待ちします。第1部 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘やご意見をお待ちします。第1部 « 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘などお待ちします。第2部【上の第1部に続きます】 | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド再放送します » ◯ ■近年「ニート」(NEET、not in education, employment and training、学生でないのに就業せず職業訓練も受けない成人)という英国政府が用い始めた言葉によって、我が国でも若者が社会性を失う現象--非社会性--が名指され、社会問題になっている。国レベルでも自治体レベルでも、政治や行政が「ニート対策」に取り組み始めている。 ■だが、我が国における問題化のされ方と他国のそれとはかなり異なる。我が国では「自立」できない若者への「自立支援」とい

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    crowserpent 2008/06/21
    何度か読み返したけど、宮台氏にしては読みづらい文章だなぁ。「社会の自立」はいいとして、それと「非社会性」との関連が分かりにくいし、前提も色々とおかしい。関連:http://d.hatena.ne.jp/deepbluedragon/20080622/p1
  • 例の連載ですよん。今回のハルコのギモン「若い男のコの“ATフィールド”は強固になってるの?」 - MIYADAI.com Blog

    ハ:前回は、オジサン世代には若い女のコを潤す力があるけど、若い世代の男のコにはそれがないってお話でした。だったら、若い男のコたちはオジサンたちにその方法を聞けばいいのに…。師匠、そのあたりはどうなんでしょうか? 宮:う~ん、残念ながら難しいね。前にも言ったけど、今は年長世代と若い世代の間の伝承線が切れてしまったんだ。社会学では体育会的なものをホモソーシャリティって言うけど、今じゃ体育会的に教えることもできない時代だ。批判されるからね。 ハ:でも、たとえば師匠が大学の学生さんたちに、恋愛を使って女のコを潤す方法を伝えれば、学生さんたちは賢くなりませんか? 宮:モテるようになることで確実に賢くなる。等身大的関係(小さな物語!)こそが大切なポストモダンの時代に、女のコにどう思われるのかに鈍感な男のコが「真理を知ってる」なんてあり得ないさ。でも女のコを潤す方法なんて、来なら教えなくても自分で気づ

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    crowserpent 2008/01/21
    http://www.miyadai.com/index.php?itemid=564の続き。/「婚姻に結びつく性愛を、稀少に保つ制御因子が『正しい性愛』の観念で、親族原理から階層原理を経て恋愛原理になった。」/後半は相変わらず。
  • 「近い者が勝つ」過去を舞台に「遠い者が勝つ」という昨今の意味論を持ち込む - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > M2Jpop批評(TBSラジオ)のオンエアは1月4日。予告編的な文章を書きました « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | 出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日的課題 » ─────────────────────────────── 「近い者が勝つ」過去を舞台に「遠い者が勝つ」という昨今の意味論を持ち込む インチキ・ノスタルジー映画の典型を『Always 続・三丁目の夕日』に見出す ─────────────────────────────── ■親友という概念が変わりつつあることを書いたのは十年ほど前だろうか。何でも打ち明けられる相手を親友と呼ぶ。それが我々の言葉遣いだ。ところが、気がつくと、自分がどう思われるかを最大限気を使わなければならない大切な相手のことを、親友と呼ぶよ

  • 承前5 - MIYADAI.com Blog

    田口 (省略) 宮台 東大社会学科の一年先輩の山田昌弘氏が『希望格差社会』という有名なを出しました。昔と違って今は、欲望の充足機会に階級格差があるだけでなく、将来何になりたいか何をしたいかという希望それ自体に階級格差があるという内容です。事実認識としては妥当でしょうが、問題はその事実をどう評価するかです。希望に格差があることは直ちにいけないことでしょうか。僕はそうは思いません。階級的固定が過ぎるといった条件次第でいけないことにもなるし、これから申し上げるような条件次第でOKにもなります。 日的ポストモダン(近代成熟期)が奇妙なのは、多くの人が「仕事での自己実現」を 追求しなきゃいけないと思っていること。昔よりもはるかに多くの親が子どもを受験に駆り立てる背景にも「自己実現病」があります。「仕事での自己実現」が「地位の上昇」なのか「能力の発揮」なのか──インスツルメンタルなのかコンサマトリ

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    crowserpent 2007/08/28
    田口ランディとの対談から、「仕事(消費)による自己実現」を自明とする社会システムの問題について。
  • 承前4 - MIYADAI.com Blog

    承前3につづく 宮台 近代社会の社会システムでは、以前とは違ったことが起ります。たとえ〈社会〉の外側に〈世界〉が拡がると観念される複雑な社会でも、近代以前には〈社会〉のクロックと〈世界〉のクロックがシンクロしました。日の出と日の入が典型ですが、〈世界〉の時間に合わせて〈社会〉を営むしかなかったのです。社会が複雑になってくると、至る所にサブシステムができて、それぞれ特別なクロックを持った作動領域になります。そうなると、人が〈世界〉のクロックなんぞに共振されちゃたまらない。ランディさんのおっしゃる通り、近代社会では僕たちが〈世界〉から隔離されがちになるわけですね。 複雑な〈社会〉が回るには僕たちが〈世界〉から隔離される必要があります。以前の社会のように僕たちが〈世界〉に開かれていたのでは〈社会〉が回らない。だから、複雑な〈社会〉になるほど、僕たちから〈世界〉への敏感さが免除されるどころか、敏感

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    crowserpent 2007/08/28
    田口ランディとの対談から、「超越系と内在系」に関する宮台の路線変更について。他の対談記事:http://www.miyadai.com/index.php?itemid=539 , http://www.miyadai.com/index.php?itemid=540
  • 教育神話解体:教育は子供のためでも国家のためでもない(教育社会学会大会[招待]報告要旨) - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 教育神話解体:教育は子供のためでも国家のためでもない(教育社会学会大会[招待]報告要旨) « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました » 【教育は子供の幸せのため?】 ■教育をめぐる人々の態度に幾つか類型がある。まず教育を(1)手段と見るか、(2)目的と見るかの分岐がある。(1)教育を手段と見る場合、(1-1)子供が幸せになる手段と見るか、(1-2)システムを首尾良く回す手段と見るかで分岐する。 ■(1-1)子供が幸せになる手段と見る場合、(1-1-1)学校で幸せになるための手段と見るか、(1-1-2)社会で幸せになるための手段と見るかの分岐がある。かつては両者の重なりが暗黙の前提だったが、今はまったく通用しない。 ■

  • お母さんたちが読む雑誌で憲法についてしゃべりました - MIYADAI.com Blog

    【国民の意思を記した「覚書」】 ——読者アンケートで「九条が変わると天皇の位置づけも変わるのか」「そもそも象徴天皇制の意味がよくわからない」という声がありました。 象徴天皇制は、日を占領したアメリカ軍(以下GHQ)が編み出しました。敗戦後の国民は「もう戦争はこりごり」という感情を抱いたものの、民主主義を欲したわけじゃありません。民主主義なんて知りませんでした。政治家を含め国民の大半が、日をどんな国にしたいのか明確な意思を持たなかったのです。そこでGHQは、象徴天皇制によって国民の意思の欠落を埋め合わせます。天皇が「平和を愛する民主的な日国民になってほしい」と望んでいるというわけです。存在しない「国民の意思」を「天皇の意思」で埋め合わせたのです。これは実に有効でした。 ——改憲の動きが盛んです。これに対して、私たちはどうかかわればいいでしょうか? 憲法とは国民の意思の覚書です。日がど

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    crowserpent 2007/07/04
    幾つか疑問点はあるが、大筋では一応同意。
  • マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。「やっぱり日本人にはまだ憲法は書けそうもない」 - MIYADAI.com Blog

    http://www.videonews.com ■マル激トーク・オン・ディマンド 第325回 [2007年6月22日収録] タイトル:やっぱり日人にはまだ憲法は書けそうもない ゲスト:猿田佐世氏(弁護士) <プレビュー> http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_325_pre.asx 自公連立与党は5月14日『国民投票法』を単独で可決した。これで、日国憲法第 96条に定められた憲法改正に必要な国民投票の手続きが確立された、とメディア上 では解説されている。 しかし、その成立過程や条文の内容を詳細に検証してみると、その説明を額面通り には受け止められない数々の問題点が浮き彫りになってくる。 この法案をめぐる議論は、少なくとも2006年末までは国会の憲法調査特別委員会を 舞台に「立憲主義の前提」に立った良

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    crowserpent 2007/06/26
    「日本国憲法の改正手続に関する法律」の成立経緯を巡って。
  • MIYADAI.com Blog - 一昨日の、思想塾・非公開イベントにおける議論の、参考になる文章で

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 一昨日の、思想塾・非公開イベントにおける議論の、参考になる文章で « 人生の一枚:ファウスト『ファウストIV』(1974年) | 【改訂】まもなく行われるトークイベントを告知します » ─────────────────────────────────── 東西ドイツ「統一」は、観念の世界にも現実の世界にも大規模な混乱を生じさせた。 混乱から生まれた映画『善き人のためのソナタ』に、表現と思想の最前線を見出す。 ─────────────────────────────────── 【統一ドイツの混乱が観念世界を深くする】 ■東西ドイツ「統一」から17年経つ。朝鮮半島には同じく冷戦体制下で「分裂」した国があるにもかかわらず、この日では「統一」の意味がなかなか理解されない。むろん東西ドイツの場合には、「統一」とはいえ、実際には東ドイツ

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    crowserpent 2006/11/21
    東西ドイツ統一の混乱が、旧東ドイツ人にもたらした動揺を描いた映画の評。「人道的だと思ってした体制協力の非人道性を、体制変革によって後から糾弾され、人生を棒に振る人」。
  • MIYADAI.com Blog - オタク問題についての対談(森川嘉一郎さん)での宮台発言抜粋です。

    MIYADAI.com Blog (Archive) > オタク問題についての対談(森川嘉一郎さん)での宮台発言抜粋です。 « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました » 宮台/90年代に入る頃から街が島宇宙化ないしトライブ化しますが、インターネット化によって種族ごとに棲み分けるこの作法が強化されます。インターネットは距離コストと探索コストを低減し、趣味のマイノリティでも性的マイノリティでも仲間を容易に見つけられるからです。ピンポイントなフェチでもパートナーを見つけられる。一見多様性が広がったと見えますが、個々のプレイヤーからすると多様性を経験しなくて済むのがポイントです。同質性の高い仲間と同質的な情報空間にどっぷり浸かれる。僕は「摩擦係数の低いコミュケーション」と呼びます。

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    crowserpent 2006/10/16
    「全ては模倣的反復の枠内に入る」という「ポストモダン的感受性」を単純に肯定するのはマズいと思う。
  • MIYADAI.com Blog - 久しぶりに教育問題について対談しました。お相手は現代文のカリスマ講師・出口汪さん!

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 久しぶりに教育問題について対談しました。お相手は現代文のカリスマ講師・出口汪さん! « 日、僕が企画に関わった『ETVワイド』(「団塊の世代」特集)がオンエアです! | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 » 宮台◇ 若者がダメなのは愛国や規律を教えない戦後教育のせいだとする議論が席巻する昨今ですが、教育機能不全の真の理由を解き明かしたい。そこで現代文のカリスマ講師として知られ、大教開祖出口王仁三郎の曾孫でもある出口汪さんをお招きしました。 まず国語教育を切り口にします。日の国語教育の目的が僕には分かりません。'52年にサンフランシスコ講和条約が発効するまで存続した文部省仮検定教科書には『国語』がなく、『言語』と『文学』という二つがありました。『言語』は今日で言うリテラシー教育。コミュ

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    crowserpent 2006/10/01
    「経験値」と「ダメ意識」は反比例する。
  • MIYADAI.com Blog - 間もなくマル激本第四弾『天皇制と日本のナショナリズム』が出ます。まえがきです。

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 間もなくマル激第四弾『天皇と日のナショナリズム』が出ます。まえがきです。 « 東京カワイイ戦争に参戦? | 日、僕が企画に関わった『ETVワイド』(「団塊の世代」特集)がオンエアです! » ■安倍晋三内閣の誕生直後に前書きをしたためている。2006年9月26日。安倍首相個人の資質について取り沙汰されているが、それよりも問題にするべきは、この「ナショナリズム」を賞揚する首相の内閣支持率が、発足当初ではあるものの、七割前後に及ぶことだ。 ■前小泉内閣の支持率も一貫して五割前後だったが、結論から言えば、「この種のナショナリズム」が大々的に通用することの背後に、戦後史に関わる「健忘症」を見出さざるを得ない。そしてこの「健忘症」は何よりも「象徴天皇制」を巡って際立っていると感じる。 ■最初に断っておけば、私(宮台真司)は旧東側や戦前日

  • 「日本中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 「日中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | 東京カワイイ戦争に参戦? » 『ガンダム』と『エヴァ』と 市民権を得たオタクさん ミ:ミュウコは思うんですけど、オタクさんって頭の中に理想の女のコ像がバッチリあって、それに恋してるような気がするんですよね。 宮:心理学者のユングが言う「アニマ」に近いな。アニマとは男性の中にある女性性。田透は『萌える男』で「心の中の『乙女』の部分」と呼んでるね。 ミ:アニメキャラとかフィギュアとかにその女のコ像を投影するのが萌えだ、っていうことですよね。宮台センセェはどう思いますか? 宮:ギリシア神話にこんな話があるの。キプロス島の王ピグマリオンが自分で作った象牙の女神像に恋して、「どうかこの像を人間に変え

    crowserpent
    crowserpent 2006/09/28
    kagami氏のところとまとめて言及しました。