タグ

ブックマーク / iincho.hatenablog.com (6)

  • 恋愛できない人がつらいのは恋愛ができないからではない - いいんちょさんのありゃあブログ

    遅ればせながら、最近こんな新書を読んだ。 セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書) 作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/11/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 315回この商品を含むブログ (28件) を見る 各章様々な「格差」を論じているのだが、疑問に思った箇所がある。 それは第一章冒頭、著者によれば結婚に際して女性が男性に希望する年収と、実際にそれに見合った年収を稼ぐことのできる男性の数にギャップが生まれている、というのだ。 総務省の『就業構造基調査(07年)』によると、有業で年収が400万円未満の独身男性の数は、254万4900人となっている。この人たちは、独身女性の収入最低ラインをクリアしていないために結婚できない。 女性については総務省『国勢調査(05年)』によると、25歳から34歳の未婚女性の数は、387万1

    恋愛できない人がつらいのは恋愛ができないからではない - いいんちょさんのありゃあブログ
  • 恋愛“弱者”、なのか? - いいんちょさんのありゃあブログ

    所詮この世は色と金、ではないが、恋愛論というのはいつの世も盛んである。 僕もそういう営みには目がないのだが、だいぶ前、未だかつて自分に恋人がいなかったころに、それがずばり「なぜか?」と問うたことがある。顔の美醜や社会的ステータスの有無を度外視して考えた末のその結論を先取りすれば、それは僕を含む非モテの面々が「強すぎる」からである、という逆説的な結論にたどりついた。これはネタではなく、あながち間違ってもいないと思う。恋愛“弱者”という言葉とはまるで逆行しているが、モテない人間がモテないのは、弱いからではなく強いからではないか。 別に僕は、恋愛弱者と自称される方々をお前らは弱者なんかじゃねぇ!!、と罵りたいわけではない。そうではなくて、そもそも恋愛をそのように強者/弱者のスキームで語ること自体に、すごく重大な誤謬があり、その誤謬こそが非モテの人を非モテたらしめている、ように思えてならないのだ。

    恋愛“弱者”、なのか? - いいんちょさんのありゃあブログ
    crowserpent
    crowserpent 2009/06/21
    「強者・弱者のスキームで語ること自体に誤謬がある」と言いつつ、結局「心の強さ」という「強者・弱者」のフレームでしか語れていない。
  • 好きなものについて語ること - いいんちょさんのありゃあブログ

    この件について先日ご指摘をいただいたある方に、僕がフーコーを引き合いに出したことに対して、彼が同性愛者だったという事実も考慮に入れるべきではないか、というご指摘をいただいた。もちろん僕はフーコーが同性愛者であったことを知っているし、そのことは十二分に考慮に入れるべきであると考えている。 しかしここで指摘したいのは、言説を説いたフーコーの批評活動が、単純に同性愛者などのセクシャルマイノリティという抑圧された同胞の「解放」を目的にしていたというわけでもない、ということだ。僕がいちいち感服してしまう彼の天才性とはおそらく、常にものごとを一つ上の次元から考えることだ。彼の問題意識の射程は「同性愛者をいかに解放するか」では必ずしもない。そうではなく、彼の問題意識はいわば「なぜ人(異性愛者、同性愛者関わりなく)は、自分あるいは他人の性について真実を語るべきと考え、同時にそれが社会的な抑圧からの解放にな

    好きなものについて語ること - いいんちょさんのありゃあブログ
    crowserpent
    crowserpent 2009/05/16
    口を噤んでみたところで、既にある支配的な性の規範は消えやしないのですよ。「好き」を表明することにも権力が関わるのです。関連:http://d.hatena.ne.jp/mikaki_molly/20071125/p1
  • 女は腐女子に生まれるのではない。腐女子になるのだ。 - いいんちょさんのありゃあブログ

    なぜ、腐女子は男尊女卑なのか? ―オタク恋愛とセックス事情 (アフタヌーン新書 003) 作者: fujyoshi syndicate(腐女子シンジケート)出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 97回この商品を含むブログ (24件) を見る この手のを出せば、内容が比較的に腐女子に親和的であろうと、少なからぬ反発を招くというのは、書の編集者もさすがにわかっていただろうから、タイトルがこれでGOサインが出るというのは、ある意味宣戦布告なのかもしれない。 思った通り各所方面で批判に晒されている書であるが、内容についてはとやかく言わない。俺(今回は暫時的に一人称は「俺」)が書きたいのはこのについてではなく、この手のが出る度に、批判を展開する人たちの側、つまり腐女子(と自らを言明する女性)についてだ。いや、もっと言えば、オタク

    女は腐女子に生まれるのではない。腐女子になるのだ。 - いいんちょさんのありゃあブログ
    crowserpent
    crowserpent 2009/05/13
    重要な視点なんだけど、結論が短絡的すぎる。言説は抑圧的でもあるけれど、逸脱者のための砦でもあるんだよ。
  • 痴漢についての覚え書き - いいんちょさんのありゃあブログ

    最近話題になっている痴漢について(話題になること自体不幸なことなのだが)、思ったことを2、3。 話題の発端となったのは、先週に判決の出た、痴漢の冤罪判決。この冤罪、とりわけ痴漢についてのそれに向き合うとき、僕らは必要以上に注意が必要だ。そんな重要な指摘を、id:shisokanさんがしてくれている。 痴漢問題になると毎回そうなのですが、痴漢冤罪のことも言いながら、痴漢でっち上げ事件のことには言及しないし、あるいは区別が付いていないのか、不思議なことです。 痴漢問題と新聞報道とネット言説 - 別館 「痴漢をでっち上げること」と、「痴漢が実際にはなかった」ということには、実は千里の径庭がある。 痴漢という問題において、被害者側がはっきりとそれを告発できないのには、法的な場所にそれを訴えでもして、もしそれが痴漢として認められなかった場合(つまり冤罪に認定されたとき)、今度はこっちが罪人にようにあ

    痴漢についての覚え書き - いいんちょさんのありゃあブログ
  • それを言っちゃーおしめーよ - いいんちょさんのありゃあブログ

    人生は、「気持ち」次第でどうにでもなります。そして「気持ち」だけは、自分の意志ではどうにもなりません。「気持ち」が良い方に向いている人は、それでいいです。でも、「気持ち」が悪い方にしか向いていない人は、一体どうすればいいのでしょう? こういう話をすると、「気持ちが良い方に向くよう努力すればいいだけだ」と無邪気に言い切って、問題を解決した気になる人がいます。そりゃそうです、その理屈は圧倒的に正しいです。「貧乏人にお金を与えれば貧困問題はなくなる」という理屈と同じくらい正しいです。それは分かったので、次は意味のある話をしてください。 「勇気があればなんでもできる」という絶望 - 魔王14歳の幸福な電波 ここで言われていることは、徹頭徹尾正しいわけである。しかしそれが正しい「すぎる」が故に、ただそれを主張するのは正しくない、ということもあるのではないか。 どうもErlkonigさんのエントリーを

    それを言っちゃーおしめーよ - いいんちょさんのありゃあブログ
    crowserpent
    crowserpent 2009/04/07
    非常に重要な指摘。…なんだけど注目されてないなぁ。
  • 1