2017年から休館中の札幌市交通資料館(南区真駒内東町1)が5月1日にリニューアルオープンする。22日には報道陣向けに展覧会が開かれた。目玉となる大正時代の市電車両「木製22号車」や、触って学べるをテーマにした体験型の各展示がお披露目された。...
2017年から休館中の札幌市交通資料館(南区真駒内東町1)が5月1日にリニューアルオープンする。22日には報道陣向けに展覧会が開かれた。目玉となる大正時代の市電車両「木製22号車」や、触って学べるをテーマにした体験型の各展示がお披露目された。...
「新幹線県内延伸を、地域交通をリデザインする契機としてほしい」と話す国土交通省福井運輸支局の髙桑支局長=福井県福井市西谷1丁目の同支局 バスやタクシーなど地域公共交通に関わる施策推進を担う国土交通省福井運輸支局。髙桑(たかくわ)宏之支局長(38)=福井県坂井市出身=は北陸新幹線県内延伸について「デジタル活用やサービス見直しによって、地域公共交通を持続可能な形にリデザイン(再構築)する契機としてほしい」と強調する。公共交通の利用促進を図り、QOL(生活の質)向上が進んでいくことに期待を示した。 「対策としては人材の採用、定着強化と路線やサービスの見直しという2正面の対応が求められる。採用、定着に関しては、運賃改定による賃上げのほか、女性や退職後のシニア層の活用に向けて多様な働き方を許容する人事制度など改善の余地がある。また、バス業界などで導入が進む交通系ICカードに蓄積される乗降データを分析
自動運転など次世代の交通手段を検討している和歌山市は新年度(2024年)も自動運転の実証実験を重ねるほか、次世代の路面電車として注目されているLRTの導入についても引き続き検討を重ねていくことにしています。 和歌山市では、JR和歌山駅と和歌山城を経て南海和歌山市駅を結ぶ公共交通の整備に力を入れたいとしていて新年度もけやき通りで行っている自動運転バスの実証実験を自動化のレベルを上げて行うことにし、2025年度にはほぼ自動で運転出来るレベルまでに引き上げたい計画です。 また栃木県宇都宮市で導入され大人気の次世代型路面電車LRTの導入も引き続き検討していくことにしています。 定例の記者会見で尾花市長は実施時期については「事業者が名乗りを上げてくれることが最大の課題」という見解を示していて実施時期の見通しについては明言しませんでしたが、LRTがまちなかの交通手段や観光に重要だと考えていて、新年度も
横浜市が、上瀬谷通信施設跡地(瀬谷、旭区)と相鉄線瀬谷駅周辺の2キロ余りを結ぶ「新たな交通」の整備に向け、地下にトンネルを掘削する方向で検討を進めていることが24日、関係者への取材で分かった。跡地で2031年ごろの開業を目指す大型テーマパークの来場者らを念頭に、トンネルを走行する新形態の交通手段を導入して利便性を高める狙い。将来的な延伸の可能性も視野に入れているとみられる。 関係者によると、市は関連事業費として24年度当初予算案に約3億円を計上し、調査や設計に着手する方針。新形態の交通は、新たな技術を駆使した国内でも珍しい事例になるとみられる。まずは瀬谷駅周辺と上瀬谷跡地の一角を往復する路線を開業し、既存の交通インフラを生かす形で延伸の可能性を検討する。 新たなIC整備への予算も
岐阜市は24日から5日間、名鉄岐阜駅前の長良橋通りで、一般車両の乗り入れを制限し、公共交通機関のみを運行させる「トランジットモール」の社会実験を実施する、と発表した。市内で同様の社会実験は4回目。一帯は駅やバスターミナルのある交通の要で、公共交通機関や周辺道路に及ぼす影響を調査し、今後の道路空間の利活用に生かす。 実験の対象は名鉄岐阜駅前交差点から神田町10交差点にかけた約200メートル区間。全車線で一般車両の進入を禁止し、バスとタクシー、自動運転バスのみが通行できる。時間は路線バスが運行する午前5時30分から午後11時30分まで。以前は車線の一部を歩道化しイベントなどを開いていたが、今回は催さない。 市によると、200メートル区間内には路線バスの乗降場が6カ所設けられており、1日に1700本が運行し9千人が利用している。名鉄岐阜バスターミナルは400本、2400人。名鉄岐阜駅やJR岐阜駅
岡山市は10日、市内の路線バスと路面電車を乗り放題とする「運賃無料デー」を、8月6日を皮切りに11月5日までの日曜・祝日に計5回実施すると発表した。2021、22年度に続く企画で、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ公共交通利用者数の回復を目指す。 第1日曜を基本とし、2回目は9月3日。大規模イベントに合わせて「秋のおかやま桃太郎まつり」開催中の10月8日、岡山城リニューアルオープン1周年となる11月3日にも行う。市境をまたぐルートを含めて市内の全便を対象とし、利用実績に応じて運賃相当額を市が事業者に支払う。 昨年は7~12月の第4日曜を軸に計8回実施。9月以降の6回は通常の日曜と比べて2倍以上の利用があったことなどを踏まえ、本年度も行うことを決めた。 大森雅夫市長は記者会見で「公共交通の利用だけでなく、商業施設の入店者や商店街の人の流れも増え、にぎわい創出につながっている。ぜひ多くの方に利用
両備グループのシンクタンク・一般財団法人「地域公共交通総合研究所」は設立10周年を記念して岡山市北区錦町の旧両備バス(現両備ホールディングス)本社内に事務所を新設し、4日に開所式を行った。これまでグ...
日本共産党の田村智子政策委員長が13日の記者会見で発表した「全国の鉄道網を維持・活性化し、未来に引き継ぐために」と題する提言の全文は次の通りです。 今年は鉄道150年です。新橋―横浜から始まった日本の鉄道は、国民生活の向上、経済、産業そして文化の発展に大きく寄与してきました。ところが、この記念すべき年に、鉄道路線の大規模な廃止など、全国鉄道網をズタズタにしてしまうような動きが起きています。 国土交通省の「鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会」は、地方路線の廃止や地元負担増にむけたJRと関係自治体との「協議会」を国が主導して設置し、3年で「結論」を得るなどとする「提言」を7月に出しました。国交省は、これに基づく法案を通常国会に提出する準備をしています。 「JR各社は、都市部や新幹線、関連事業の収益によって不採算部門を含めた鉄道ネットワークを維持する」という国鉄の分割
高知市は1日から市内の一部で路面電車や路線バスなどの運行エリアを住み分ける大胆な再編を行うことになり、市内で出発式が行われました。 高知市が1日から導入する「コミュニティ交通」という新たな仕組みでは、市内の中心部や、郊外との行き来は路面電車や路線バスが担う一方郊外では、予約型の乗り合いタクシーが移動を担います。 対象となるのは高知市の春野地区で路線バスと乗り合いタクシーの乗り換え地点となる市内のスーパーで出発式が行われました。 この中で高知市の岡崎市長が「地域の移動や買い物の足をどう残していくかが全国的な課題となっている。新たな仕組みを住民や事業者と協力して運用していきたい」とあいさつしたあと、乗り合いタクシーが買い物を終えた乗客を乗せて自宅に向けて出発しました。 高知市が交通網を再編する背景には人口減少やコロナ禍で公共交通の利用者の減少に歯止めがかからない状況があります。 高知市は、この
公共交通を維持する財源として「交通税」の創設を公約に掲げ、2022年7月の滋賀県知事選で3回目の当選を果たした三日月大造氏。近江鉄道の存続問題などに関わる中で、鉄道事業者や利用者の負担、国からの補助に頼るだけでは公共交通は立ちゆかなくなるという危機感があると語る。
「敬老パス」と書かれたパネルを持つ案内役の男性(右)の隣で、専用機器でパスを読み取らせる利用者=横浜市中区の市営地下鉄関内駅で2022年10月5日午後5時1分、池田直撮影 横浜市が70歳以上の高齢者を対象に発行する「敬老パス」が10月で紙製からICカードに変更され、その利用方法を巡って混乱が生じている。「ICカード」ではあるものの、JRが発行する「Suica(スイカ)」などの交通機関用のICカードとは異なり、列車の自動改札機で使用できないことが一因だという。一体どういうことなのか。 ICカードの運用が始まってから4日後の5日夕。市営地下鉄関内駅(中区)の改札から数メートル離れた場所に「敬老パス」と大きく書かれたパネルを持った男性が立っていた。市がシルバー人材センターに依頼した「案内役」だ。そばにはパス専用の読み取り機が置いてある。改札の周囲では、この読み取り機を探すようなそぶりを見せたり、
「鉄道の将来について、地域と鉄道会社が話し合ってほしい」と話す関西大の宇都宮浄人教授=大阪市北区で2022年7月8日午後4時42分、小坂剛志撮影 地方鉄道のあり方を巡る動きが加速しており、国土交通省の有識者検討会は25日に提言を公表した。JRに関し、輸送密度(1日1キロ当たりの平均旅客輸送人員数)が1000人未満などの区間について、見直しに向けた協議の対象とした。人口減社会において、地方鉄道はどうあるべきなのか。国内や欧州の事情に詳しい関西大の宇都宮浄人(きよひと)教授(交通経済学)に聞いた。【小坂剛志】 ――新型コロナウイルス禍でJR各社の経営は悪化しています。JR西日本は4月、路線維持が困難なローカル線の収支を発表し、地域との話し合いを求めました。
滋賀県知事選で3選を決めた三日月大造氏(51)は10日夜、大津市内で京都新聞社滋賀本社の石川一郎代表と懇談し、3期目にかける抱負を語った。三日月氏は、公約で導入検討と掲げた「交通税」について、
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