北陸新幹線(東京―金沢)を延伸し、府内を縦断して大阪までつなぐ国の計画を巡り、京都市の市民団体が、計画の「厳しい監視」を求める約1万筆の署名を府に提出した。採算性の低さや地下水への影響、工事で大量の残土が発生することなどを指摘している。 団体は「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」(京都市左京区)…
北陸新幹線(東京―金沢)を延伸し、府内を縦断して大阪までつなぐ国の計画を巡り、京都市の市民団体が、計画の「厳しい監視」を求める約1万筆の署名を府に提出した。採算性の低さや地下水への影響、工事で大量の残土が発生することなどを指摘している。 団体は「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」(京都市左京区)…
献金集めの口実 ジャーナリストの鈴木エイトさんの話 現在では、教団側もトンネル構想の実現可能性が低いことは分かっているはず。構想はむしろ、献金集めの口実として使われてきたと考えられる。 文氏が構想を提唱した1981年以降、教団側は「トンネルを1ミリ掘り進めるのに5万円が必要だ」と主張して献金を募る「1ミリ5万円運動」を展開し、1口5万円で各信者から何口も献金を集めてきた。こうした献金が「100億円」の原資になった可能性がある。 教団のお金の使い道は、まるでブラックボックス。教団は、信者が納めたお金がどのように使われているのか信者側に説明する必要がある。宗教法人なのだから、国民にも説明すべきではないか。
リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する国の調査について、水問題と取引することを明確に否定した久保田崇・掛川市長=静岡県掛川市役所で2023年1月11日、山田英之撮影 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する調査を国が実施することについて、掛川市の久保田崇市長は11日、定例記者会見で、大井川の水問題と取引することを明確に否定した。 岸田文雄首相は4日、三重県伊勢市の年頭記者会見で、リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する調査を「夏をめどに一定の取りまとめを行い、関係者に丁寧な説明を行いたい」と述べた。 リニアのトンネルは大井川の地下を通過する。県や大井川流域の住民や市町、利水団体は工事による流量減少や水質悪化、南アルプスの生態系への悪影響を懸念。国交省の有識者会議や県の有識者会議にあたる専門部会で
鉄道開業150年の節目というのに、へき地の鉄道経営を巡る環境は厳しくなるばかり。そんな中、廃止された鉄道を活用して運転・乗車を体験できる「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」(北海道陸別町)が快走している。「成功するわけがない」との声もあったが、地元の周到な準備が実を結んだ。人口約2200人の道東の町を訪ね、成功の背景を探った。 2022年10月の週末、「道の駅」も兼ねた、りくべつ鉄道陸別駅は観光客でにぎわっていた。大手旅行会社の「廃線ツアー」の参加者がディーゼル車(気動車)に乗り込み、1・6キロ北までを3往復。時速20キロほどで走るローカル線の揺れに身を委ねた。埼玉県川口市の会社員、柏木信一さん(64)は「趣味で各地を巡っているが、なくなったはずの路線に乗車できるなんて格別」と笑顔を見せた。
この記事をまとめると ■JR宇都宮駅から芳賀町までを結ぶLRTが試験走行の段階に入った ■LRTは欧州ではメジャーだが、じつはクルマ大国と思われているアメリカでも見られる ■気候変動対策にも有効とされるLRTだが、沿線住民による反対運動が起こることもある 新たな交通手段と期待されるLRTが試験走行を開始 栃木県宇都宮市のJR宇都宮駅から同県芳賀町(工業団地がある)までを結ぶLRT(ライト・レール・トランジット)が開業へ向かい試験走行の段階に入った。LRTとはわかりやすくいえば路面電車のことであるが、低床車両を導入し乗降を容易にするなどした、「次世代型路面電車システム」と日本語では表現されている。 宇都宮のLRTが注目を浴びているのは、歴史上その場所にかつて路面電車が存在しなかった場所に、まったく新しい路線として開業するところにある。 関東地区とはいうものの、北関東地区と呼ばれる、群馬、栃木
脱線し最前部が破損したLRTの車両。前方に車輪の跡とみられる白い線が見える=宇都宮市で2022年11月19日午前6時40分、棚部秀行撮影 19日未明に発生した宇都宮市と芳賀町が整備を進めている次世代型路面電車(LRT)の試運転中の脱線事故について、宇都宮市は21日、記者会見を開き、脱線は下り線を逆走して分岐器を通過し、上り線へ入る緊急時を想定した試験中に起きたと明らかにした。来年8月の開業について市は「現時点で延期は考えていない」とし、「原因を解明し、できるだけ早く試運転を再開したい」と述べた。 市建設部によると、事故は時速13キロで試験中に発生したが、同5キロ以下では異常はなかったという。会見で同部の担当者は、事故原因について「現時点では運転士の操作ミスではなく、軌道や車両、運転などいろんな要因が重なったと認識している」と説明した。
ワンマン運転の導入に向け、試運転する京成電鉄の車両=千葉県成田市で2022年11月10日午前10時、中村宰和撮影 京成電鉄は26日のダイヤ改正に合わせ、1912年の開業以来初めて、運転士1人による「ワンマン運転」を東成田線など3路線で導入する。同社が運転業務を受託している芝山鉄道でも実施する。新型コロナウイルスの影響で減少した乗客が回復傾向にある中、経費削減を図って構造改革につなげる狙いがあるとみられる。 ワンマン運転に切り替わるのは、東成田線(京成成田―東成田間7・1キロ)▽千原線(千葉中央―ちはら台間10・9キロ)▽金町線(京成高砂―京成金町間2・5キロ)――の3路線と、芝山鉄道線の東成田―芝山千代田間2・2キロ。乗客が少ない午前9時台~午後5時台に限って導入する。 車掌がいなくなるため、京成はワンマン運転で利用する3500形4編成と3600形1編成の車両の安全対策を強化する。具体的に
「敬老パス」と書かれたパネルを持つ案内役の男性(右)の隣で、専用機器でパスを読み取らせる利用者=横浜市中区の市営地下鉄関内駅で2022年10月5日午後5時1分、池田直撮影 横浜市が70歳以上の高齢者を対象に発行する「敬老パス」が10月で紙製からICカードに変更され、その利用方法を巡って混乱が生じている。「ICカード」ではあるものの、JRが発行する「Suica(スイカ)」などの交通機関用のICカードとは異なり、列車の自動改札機で使用できないことが一因だという。一体どういうことなのか。 ICカードの運用が始まってから4日後の5日夕。市営地下鉄関内駅(中区)の改札から数メートル離れた場所に「敬老パス」と大きく書かれたパネルを持った男性が立っていた。市がシルバー人材センターに依頼した「案内役」だ。そばにはパス専用の読み取り機が置いてある。改札の周囲では、この読み取り機を探すようなそぶりを見せたり、
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