・「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 ソーシャルネットワークとコミュニケーション重視の時代の問題提起。 「家族や仲間の承認のみを求め、それ以外の人々の承認を求めないのは、多くの人間の賞賛を求める野心とは無縁な、ある意味で堅実な生き方のように思えるかもしれない。理解してくれる人が少しでもいればそれでいい、という思いも十分に理解できる。しかし、見知らぬ大勢の人々の承認など不要だとしても、自らの行為に価値があるのかないのか、正しいのか間違っているのかについて、身近な人間から承認されるか否かのみで判断し、それ以外の人々の判断を考慮しないとしたら、それはとても危険な考え方である。」 価値ある行為を行う、それに対して、他者から承認を受ける。この基本ルールでの人間の成長が難しくなってきている。価値観の多様化によって社会共通の価値観が崩れ、「価値ある行為」が限定的なものになってしまったことに原因が
プライドが高くて困っている人は「とりあえずやり終えてみる」をモットーに! - 発声練習 とても良いことが書いてある文章に出会った。自分自身の血肉となるように、しっかりと下積みを行って何かを成し遂げてみること。そうすることによって得られる“腑に落ちる感覚”というのは大切なものだと思う。 しかし、その手のチャレンジって、現在の実行能力と不釣合いな高いプライドを持っている人はなんだか難しそうだ。高すぎるプライドのネガティブな面が、チャレンジの続行を困難にしてしまうような気がする。 プライドの高すぎる人は、「基礎練習の状態」に耐えられない プライドの高すぎる人にとって、基礎練習を地道にこなして次のステップに移行するのは、えてして、とても苦しいことだ。プライドの高すぎる人にとって、すぐに結果が見えてくるわけではない基礎練習に終始するのは、単に忍耐や持続力を試されるだけでなく、“恥”の感覚を伴う可能性
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51439844.html 「ネガティブ思考は不利だ」ということがよく言われている。上のリンク先に書いてあるように、ネガティブ思考は行動範囲や出会いの可能性を少なくし、人と人との縁を大切にする気持ちさえ朽ちさせる。だからネガティブ思考は、一見すると、世間で社会適応していくうえで不利なことばかりの、役に立たないもののようにもみえる。 しかし彼らのネガティブ思考とて、ネガティブ思考を採用しなければ心が折れてしまうような、相応の心理的事情があってのやむなき適応の姿なのだろう、と最近は考えるようになった。そういう意味では、ネガティブ思考だからと言って“彼らが生きることに真剣でない”と断定するのは間違っていると言える。彼らは、そうしなければ生きていけないような状況のなかで、極端なネガティブ思考を構築し続けざるを得ないような心理
21世紀が始まった頃、個性がやたらと礼賛された時期があった。 『ゆとり教育』。 『ナンバーワンよりオンリーワン』。 『自分らしさ』。 『世界にひとつだけの花』。 【個性的であること=かけがえのないこと】という夢いっぱいの観念を、老若男女を問わず、誰もが礼賛するような空気が、日本じゅうに蔓延していた時期を、あなたも覚えている筈だ。 個性を礼賛した結果がこれだよ! その結果、何が起こったのか? 個性を礼賛し、個性を追求し、“自分らしさ”へと突き進んだ青少年の大半は、個性を賞賛されることもないまま、自分は個性的だという不良債権と化した自意識を胸に、平凡な日常をのたうち回っている。自分の個性が生かせない仕事はしたくない・働いたら負けだと思っている・自分の個性を大事にしてくれない社会が悪い・自分の才能を見抜けない上司が悪いetc…。そういう怨嗟をオーラのようにまといながら、心のどこかで“本当の自分”
雨宮処凛・萱野稔人『「生きづらさ」について』 この前、サヨのあつまりがあった。若いサヨと年配のサヨが「懇談」をするというのである。若い人の気持ちとか実態とか知らんといかん、ということで。 冒頭にネットカフェ難民について報道した映像を観たのだが、そのあとの懇談で年配、というと怒られるので、若いとは言えない女性活動家がまず言ったのは、 「この人(映像に出てきたネットカフェ難民になった若者)には生きる目標がないんだと思うのよね。最近の若い人にそういう人が多いと思う。私は若い頃そういうものを持っていたんだけど、やっぱり生きる目標をきちんともたないとこうなってしまうんじゃないかしら」 あの、ここは保守系の集会ですか? もしくは奥谷禮子あたりが主宰する啓発セミナー? ぼくなんかよりはるかに多くの市民と接したりしているまじめな活動家なのだが、その人にしてこれである。この懇談は、そのあと自分の娘や息子の境
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