【ロンドン=中島裕介】ジョンソン英首相と欧州連合(EU)の離脱問題を巡る初の"直接対決"は「合意なき離脱」が近づいていることをうかがわせる結果となった。メルケル独首相との21日の首脳会談では、離脱で最大の懸案であるアイルランド国境問題の解決策を、英側が30日以内に示すことで折り合った。しかしメイ前政権が解決できなかった同問題への妙案が短期間で見つかる保証はない。事態打開は全く見えない状況だ。「
2017年6月英国議会開会式で。女王の帽子が「EUの旗」?と評判になった(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 英国の国王は、常に中立の立場をとって、政治的な発言はしない。 でも、国王が欧州連合(EU)の離脱法案に署名を拒否することは、不可能ではないという。 英国のデイリー・ミラー紙は、このことを「核兵器のオプション」と表現している。誰もが王室の中立や政治不介入を信じているようだ。それこそが、王室が長く続いている最大の要因でもあるのだと。 「合意なき離脱」は、国を揺るがす前例のない事態である。スコットランドはEUへの残留派が強く、はっきりと「英国がEUを離脱したら、スコットランドは独立国してEUに残る」とスコットランド国民(民族)党の代表議員が議会で発言している。 国家分裂の危機に瀕している英国において、国家元首の役割はどういうものなのだろうか。 以下、解説も含めてよくまとまっているフランス
ラグビーワールドカップ(W杯)で、過去7大会でわずか1勝だった日本代表が、2度の優勝経験を持つ強豪南アフリカを破るという歴史的快挙は、週明けの21日になっても、英国に余韻を残している。現地の新聞では「日本はどうやって衝撃を起こしたのか」(アイリッシュタイムズ紙)などと、日本の逆転劇を分析する記事が掲載された。 ラグビーは15人が1チームになって戦う。英タイムズ紙の担当記者が選ぶ「週末のベスト15」には、主将のリーチマイケルや田中史朗(ふみあき)、トンプソンルーク、立川理道(はるみち)の日本の4選手が入った。世界ランク1位で優勝候補筆頭のニュージーランド(NZ)からは1人で、日本の4人は最多。いかに、日本が強烈な印象を残したかが分かる。 英ブックメーカー(公認賭け屋)の「ウィリアムヒル」によると、W杯優勝オッズで日本は1000倍から251倍になった。もっとも人気があるNZは2・1倍。日本は1
※画像はイメージです。 イギリスで開催された「世界全裸自転車大会」(World Naked Bike Ride)で、局部を「興奮」させてしまった男性が失格となり警官に排除される事件が発覚し、世界から失笑の声がもれている。 ■裸だが健全なイベント、興奮するのは不適切 同大会は自動車社会や環境問題へのメッセージをこめて、自転車などの人力の乗り物で「より美しく、安全で、肉体的な健全さをもって伝える」イベント。けっして性的な意味合いで裸になっているわけではない。つまりこのイベントで「興奮」してしまうことは、同じ全裸でも「場違い」なのだ。 ■一時周囲は騒然「あの人…興奮してる」 スタート直前に事態が発覚、周囲の人が男性の「興奮」に気づき、周囲のスタッフも男性にズボンを着用するよう言ったが、男性は受け入れなかった。最終的に警察官に連れだされたが、一時現場は騒然としたという。 海外メディアが
東京都議会での女性議員に対する「セクハラヤジ」問題をきっかけに、議会でのヤジそのものの是非について、議論が起きつつある。今回のヤジが「行き過ぎ」という点では多くの意見は一致している。ただ、「議会でのヤジそのものが下品で、すべてやめさせるべきだ」という意見がある一方、「ヤジは議会の華だ」「品位のあるヤジは議論の潤滑油になる」などという意見も根強い。果たして、議会にヤジは必要なのだろうか? 「国会はヤジがうるさい。ヤジをやめるというのを議論しませんか、総理」 こう切り出したのは、かつてお笑いでお茶の間を沸かせた東国原英夫・衆院議員(2013年4月9日当時)。衆議院予算委員会でのことだ。にぎやかさを好みそうな東国原氏ですら辟易するほど、国会のヤジはひどかったのだろう。「私は国会に入ってもう数か月なんですけれども、本当にヤジがうるさい」として、ヤジのあり方を問題提起したのだ。 しかし、安倍首相は「
モンティ・パイソン再結成へ=伝説的コメディーグループ−英 【ロンドン時事】英国の伝説的なコメディーグループ「モンティ・パイソン」が再結成されることになった。元メンバー全員が合意したと19日付の大衆紙サンなどが伝えた。 メンバーはジョン・クリーズ氏(74)ら6人で構成されていたが、うちグレアム・チャップマン氏が1989年に死去しており、再結成は不可能との見方が強かった。残った5人はすべて70歳代。同紙によれば、再結成はモンティ・パイソンが最後にライブ公演を行って以来30年ぶり。 モンティ・パイソンは、ケンブリッジ、オックスフォード両大学出身者で結成され、69年からBBCで放映された「空飛ぶモンティ・パイソン」で脚光を浴びた。その後、「ライフ・オブ・ブライアン」(79年)「人生狂騒曲」(83年)など映画も発表し広い分野で活躍。テレビシリーズは日本でも放映された。(2013/11/19-20
4月8日、マーガレット・サッチャー元英首相(87)が、脳卒中で死去した。写真は退院後、自宅に戻った元首相。ロンドンで2010年11月撮影(2013年 ロイター/Andrew Winning) [ロンドン 8日 ロイター] 「鉄の女」と呼ばれ、国営企業の民営化などで内外の保守派に影響を与えたマーガレット・サッチャー元英首相が8日午前、脳卒中で死去した。87歳だった。 キャメロン首相は「偉大な指導者、偉大な首相、偉大な英国人を失った」と指摘。「彼女はよく国のために働き、われわれの国を救い、実行に当たって多大な勇気を示したという事実は遺産となるだろう。人々は向こう数十年、恐らくは数世紀にわたって、彼女の成果、功績を学ぶことになる」と語った。
英ロンドン中心部の通りホワイトホール(Whitehall)で、ケンブリッジ公(Duke of Cambridge)ジョージ・ウィリアム・フレデリック・チャールズ(George William Frederick Charles)の銅像によじ登った全裸の男(2012年11月23日撮影)。(c)AFP/ JUSTIN TALLIS 【11月26日 AFP】英ロンドン(London)中心部の首相官邸に程近い大通りで23日、中央分離帯に立つ銅像に全裸の男がよじ登り、付近の交通を3時間にわたって遮断する事件があった。 男は正午ごろ、政府機関が建ち並び、英首相官邸のあるダウニング街(Downing Street)にも近いホワイトホール(Whitehall)にあるケンブリッジ公(Duke of Cambridge)ジョージ・ウィリアム・フレデリック・チャールズ(George William Freder
第2次大戦中、ナチス・ドイツ占領下のフランスから英軍兵士が本国に向けて放ったとみられる軍用伝書バトの骨が、英南部サリー州の民家で約70年ぶりに発見された。ハトが運んだ暗号文書も見つかり、専門家が解読に着手した。 英デーリー・メール紙などによると、ハトは民家の住人(74)が暖炉の改修中に発見。頭骨のほか、小さな赤いカプセルが付いた足の骨、カプセルからはアルファベットで暗号化された通信文の紙が見つかった。 暗号研究の専門家によれば、このカプセルは破壊工作に従事した特殊部隊が使用したタイプでハトはアルミニウム製の足輪から1940年生まれと分かった。 通信文の宛先が爆撃作戦の司令部だったことから空爆を要請した可能性や民家と同じサリー州にあった司令部で計画が練られていたノルマンディー上陸作戦(44年)に関係している可能性が指摘されている。(共同)
【ロンドン=佐藤昌宏】英保守党のアンドリュー・ミッチェル下院院内幹事長(56)は19日、首相官邸を警備する警察官を侮辱したことが元で辞任した。 ミッチェル氏は、9月の内閣改造で国際開発相から横滑りしたばかり。 ミッチェル氏は9月19日夜、自転車に乗って首相官邸を出る際、警察官に車両専用の正門を開けるよう要求。警察官が歩行者用の門に誘導しようとしたところ、ミッチェル氏は激高し、「身分をわきまえろ」「平民」などと侮辱する発言をしたとされる。 問題視した警察側が、発言の中身を公表したことから、ミッチェル氏は連日、釈明に追われた。保守党が支持率で野党労働党に10ポイント以上引き離される中、キャメロン首相もかばいきれなかったものとみられる。階級社会の概念が今も強く残る英国では、今回のような発言も訴追の対象になり得る。
サッカー男子のロンドン五輪日本代表の選手が滞在先のホテルでスプリンクラーにボールを当てて作動させ、床などを水浸しにしたとスコットランドのタブロイド紙が報じた件で、日本サッカー協会の原博実技術委員長は12日、「スプリンクラーが作動したのは事実だが、何かの誤作動。選手たちはふざけたり、壊したりしていない」と報道の内容を否定した。 原委員長によると、ロンドン五輪の1次リーグ初戦前日の7月25日、選手が自由に出入りできるリラックスルームのスプリンクラーが突然作動した。ただ、同室のある階へのボールの持ち込みは禁止されていたため、「ボールを使うことはあり得ない」。選手全員にも聞き取りをしたが、スプリンクラーを作動させるような行為をした選手はいなかったという。日本サッカー協会は同様の内容を、日本オリンピック委員会(JOC)を通じてロンドン五輪組織委員会に回答する方針。 同組織委の広報担当者は、報道内
自分の国どこ? 英国の子供20%、地図で示せず 英国の子供の5人に1人が、地図上で自国の位置を示せないことが、このほど行われた調査で明らかになった。英国では5歳から14歳が通う公立校で地理が必修科目となっているが、さんざんな結果に関係者は不安感を強めている。 地元メディアによると、調査は「ナショナル・ジオグラフィック・キッズ」誌が英国での刊行に合わせ、6歳から14歳の1000人以上を対象に実施。米国の位置を示せた子供は6割以下で、86%がイラクの場所が分からず、10人に1人が大陸の名称を1つも答えられなかった。またロンドン在住にもかかわらず、英国の首都がどこか分からない子供も一部いたという。(時事) これは、日本の荒廃した教育の話ではなく、現政権では大絶賛されているサッチャーによる教育改革が行われたイギリスの教育の話。イギリスでは、ナショナル・カリキュラムとナショナル・テストが導入され、子
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