三重県大台町の山小屋「桃の木山の家」従業員の高久栄恵さん(38)=福島県いわき市=が8月31日から行方不明になり、大台署は1日、山中で遭難した可能性があるとみて、地元消防と共に捜索を始めた。 大台署によると、山小屋周辺は携帯電話がつながらないため、高久さんは31日午前8時ごろ、携帯を使おうと、山小屋から約1・5キロ離れた携帯がつながる地点に歩いて向かったが、約3時間半後、道に迷ったと高久さんから山小屋の経営者宅に連絡があった。 別の従業員が付近を捜したが見つからず、同署に届けた。高久さんは8月中旬から住み込みで働いていた。 山小屋には衛星電話や無線があるが、高久さんら従業員は携帯を使うために、普段からこの場所に行っていたという。
富士山の山梨県側登山道の頂上付近で26日、女性が落石に当たり死亡した事故で、山梨県警富士吉田署は女性の身元を東京都品川区北品川、ロシア国籍の主婦、アンナ・ドゥブロビナさん(29)と明らかにした。 同署などによると、ドゥブロビナさんは日本人の夫と25日午後9時ごろ、富士吉田登山口から登山を始め、26日午前5時ごろ、落石を頭や胸に受けた。5合目に運ばれたが死亡が確認された。死因は外傷性心肺損傷。 事故を受け、山梨県は標高3450メートルに当たる8合5勺(しゃく)地点から山頂までの登山道を通行止めにして安全を確認していたが、午後6時に解除した。 現場付近は昨年10月の台風の影響とみられる石積みの崩落で通行止めになり、今年7月9日に仮復旧したが、石をネットで覆い、一部は登山道の幅が狭くなっている。
気がつけば、このブログも15年近くやってますな。 今確認したら、2005年10月から書き始めたようです。ま、最近はめっきり更新頻度が下がりましたし、手首ケガして以後、パトロールにも参加していないですし、おすし。 で、ブログを書きつつ、2011年頃からボチボチと遭難防止について私見をまとめたものを書き始めました。当初はもちろん紙の本で出したいなあと思っていたのですが、仕事が忙しいと原稿書くヒマがなく、仕事がヒマだと生活が苦しくてアルバイトみたいな状態になり、異様に遅いペースでの執筆と相成りました。さらに書いているネタが古くなり、それを捨てては書き直しなんてことを繰り返しているうちに、2019年を迎えてしまったのです。 ちなみにパトロール引退以後、しばらくしてからフリーライターとしては喰えなくなり、普通に働いております。 幸いなことに電子書籍で個人出版という手段が生まれ、とても売れそうにない本
山梨県丹波山村の雲取(くもとり)山(2017メートル)に登山に出かけ、7月30日から行方不明になっていた川崎市多摩区、パート従業員の女性(48)が6日午前、山梨県警などの捜索隊に7日ぶりに発見、救助された。女性にけがはなく、遭難中はほとんど飲まず食わずだったが、動かずに体力の消耗を防いだという。 県警の発表によると、女性は1泊2日で雲取山に登る計画で、7月29日に1人で入山。30日午前8時頃に山小屋「三条の湯」を出発後、登山道を外れて道に迷った。 県警に対し、女性は「1日分の食料と水しかなく、5日間は飲まず食わずだった」と説明。保温性のあるアルミ製のシートにくるまって雨露をしのいだ。遭難後、近くで捜索隊の声が聞こえて助けを求めたが発見されず、その後もじっと動かずに耐えた。見つかった地点は山小屋から約250メートルの斜面で、女性は捜索隊の呼びかけに笑顔で応じたという。 山梨県山岳連盟の小宮山
1972年、鹿児島県屋久島町生まれ。大阪市での6年間の会社員生活を経て町に戻り、2002年からダイビングや山岳ガイドを務める。17年から屋久島観光協会理事・ガイド部会長。屋久島公認ガイド。 SUMMARY 豪雨で300人超孤立の概要 世界遺産に登録されている鹿児島県屋久島町で5月18日、豪雨による土砂崩れが複数発生し、縄文杉への登山口につながる道も寸断された。登山客やガイド計314人が孤立してバス車内や山小屋で一夜を明かし、19日に警察や自衛隊に救助された。登山道も山肌から水があふれ、ガイドがロープを使って誘導した箇所もあった。捻挫など3人が軽傷を負った。 5月18日に屋久島町を襲った豪雨で、名所の縄文杉やヤクスギランドを訪れていた314人の登山客らが道路の寸断により一時孤立しました。このうち、ガイドも30人含まれていました。 私たち観光協会のガイド部会としても今回の対応をしっかり検証し、
登山客ら314人の孤立を招いた世界自然遺産・屋久島(鹿児島県屋久島町)の豪雨では、登山の実施・中止で、専門家である山岳ガイドの判断が分かれた。多くの登山客を危険にさらす事態になり、地元では悪天候時の入山基準を見直す動きが出ている。 「地元では雨と呼べないほど弱かった」。ガイドの満園茂さん(65)は、18日早朝の状況をこう証言する。午後の時間雨量を50ミリとした予報は把握していたが、入山中止基準の「大雨警報」が出ていなかったことから、島根県から来た60代の3人を連れて山に向かった。麓への道が土砂崩れでふさがれ、孤立したことを知ったのは、下山途中の午後だった。 一方、屋久島観光協会ガイド部会長の中馬慎一郎さん(46)は、18日午前6時45分ごろ、観光名所「縄文杉」に向かうルートで水があふれ出しやすい地点を確認し、水量が異常に多かったため登山中止を決めている。 1時間120ミリの記録的豪雨が島を
小川在住の丸山和之さんが4月9日、西丹沢ユーシンロッジ付近で行方不明となっていた37歳男性を発見し、必要な救護措置及び救助要請を行い、遭難者の人命救助に多大な貢献をしたとして、松田警察署(神奈川県足柄上郡)より感謝状を贈呈された。 72歳の丸山さんは登山歴50年のベテランで、3月27日一人で入山し、無人のロッジで宿泊体制に入ろうとしていた。そこに同19日から行方不明となっていた37歳男性が、全身びしょ濡れの状態で倒れ込んできたという。丸山さんは持参していた着替え用の服を着させ、必要な食事も与えて一夜を明かし、翌朝2時間以上かけてケータイの電波が届く場所まで動き、救助を要請。急いでロッジに引き返して、ヘリが着く河原まで連れて行った。 行方不明になった当日、男性は20mほど滑落して負傷し遭難。沢の水を飲んで8日間生き延びていたという。ロッジには丸山さん以外に立ち寄った人は皆無で、4日間の登山計
毎年、山では多くの人が亡くなっている。遭難、滑落、雪崩。事故の理由は様々だが、ひとつすべてのケースに共通するものがある。事故の当事者の周囲で、悲しみ、嘆き、涙をする人々がいるということだ。 山という非日常空間で大切な存在を喪った人たちは、その「死」をどう受け止め、その後の日常を過ごしているのか。 スイスの山で夫を亡くした、ある妻の話に耳を傾けた。 2018年9月11日、雪解けが進んだマッターホルン東壁の麓で、地元の救助隊員によって遺体と登山道具が発見された。 DNA鑑定の結果、行方不明となっていたある日本人であることが判明する。 相馬剛、享年40。元海上保安庁の職員で、日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)など数々の国内レースを制したプロトレイルランナー。2013年に海保を辞し、富士山周辺のアウトドアガイドサービスを行う『Fuji Trailhead』を立ち上げており、スイスでの事故はその矢先
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