7日に大阪環状線から姿を消す「201系」(大阪市城東区で)=井口馨撮影大阪環状線の新たな主力となった「323系」 大阪環状線で2005年12月に導入された車両「201系」が7日に引退し、1961年に環状線が開業して以来、半世紀以上にわたり走ってきた「全身オレンジ」の車両が、全て姿を消すことになった。沿線では、別れを惜しむファンがカメラを構えている。 京都鉄道博物館によると、全体がオレンジ色の車両は環状線の開業当初から「101系」「モハ73系」が走行。69年からは通勤用電車の代表格だった「103系」が運行を始め、環状線のシンボルとして親しまれてきた。 「201系」は国鉄時代の1980年代前半に量産された車両。東海道線などを走っていた青色の車両をオレンジ色に塗り替えて転用したもので、多い時には16編成(各8両)が走った。 しかし現在は、ステンレスの車体側面に、オレンジ色のラインが引かれた新型車