JR明石駅前で10月26日昼、「強烈なアンモニア臭がする」との通報で消防車が出動した異臭騒ぎで、現場に残された液体を兵庫県警明石署などが詳しく調べた結果、当初の簡易鑑定で判明した毒性のある物質は検出されず、「人の尿のような成分」が検出されたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、明石署に器物損壊の疑いで逮捕されたアルバイトの男(42)=明石市=が「自分のおしっこをまいた」と供述しているという。まかれた尿は少なくとも数年たっているとみられる。明石署は同容疑で送検する方針。 明石市消防局の簡易鑑定では、現場の植え込み付近で見つかった液体から毒性のある亜ヒ酸ナトリウムと過塩素酸アンモニウムが検出され、同署は毒劇物法違反の疑いも視野に調べていたが、兵庫県警科学捜査研究所の鑑定では検出されなかったという。 男は当初、「栄養になると思い、肥料としてまいた」「5年以上前に母親から
職員「(立ち退き対象だった建物の)オーナーの所に行ってきた。概算で提示したが、金額が不満」 市長「そんなもん6年前から分かっていること。時間は戻らんけど、この間何をしとったん。遊んでたん。意味分からんけど」 職員「金額の提示はしていない」 市長「7年間、何しとってん。ふざけんな。何もしてへんやないか7年間。平成22(2010)年から何しとってん7年間。金の提示もせんと。楽な商売じゃお前ら。あほちゃうか」 職員「すいません」 市長「すまんですむか。立ち退きさせてこい、お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ。ふざけんな。今から建物壊してこい。損害賠償を個人で負え。安全対策でしょうが。はよせーよ。誰や、現場の責任者は」 職員「担当はおります。課長が待機していますが」 市長「上は意識もしてなかったやろ。分かって放置したわけやないでしょ。任せとっただけでしょ。何考えて仕事しとんねん。ごめんです
月刊誌で性的少数者(LGBT)カップルを念頭に「子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」などと主張し、批判を浴びた杉田水脈(みお)衆院議員(51)=自民党、比例中国。政界入りする前の兵庫県西宮市職員時代、当時市議だった今村岳司前市長らと公務員改革を訴え、国会議員になってからは複数の政党を渡り歩いた。元同僚の市職員は今回の騒動について、数々の失言で信頼を失った今村氏と重ね「反発されることが分かっていても、過激な発言を続けるしかないのでは」と冷ややかに見る。(井関 徹、前川茂之) 杉田氏は1992年に同市に入庁。18年間、政策や子育て関連の部署に所属した。政治家として過激な言動で注目される姿に、元同僚らは「騒動の片りんは市職員時代からあった」と口をそろえる。「攻撃的な発言をして、市民と取っ組み合いになりそうになったこともある」という。 在職中、若手同僚らと「スーパー公務員塾」を結成。市議だ
昨年1月、新潟県の茂倉岳を登山中に行方不明になったとされていた兵庫県豊岡市地域おこし協力隊員=当時=の男性(33)が、実際は静岡県など各地を転々としていたことが、同市などへの取材で分かった。茂倉岳近くの駅駐車場に軽乗用車を止めっぱなしにするなど、山で遭難したように見せかけていたという。 同市によると、静岡県警や家族らから昨年5月、男性が生存していると連絡があった。同市は協力隊員の委嘱期間が既に終了していたため、公表しなかった。男性は秋に同市を訪れ、「進路などで思い悩み、心を病んで逃げてしまった」と謝罪したという。 男性は2016年5月から同市のまちづくり協力隊員として活動。同年12月末に群馬の実家に帰省し、17年1月3日に日帰りで茂倉岳へ登山に出掛け、行方が分からなくなったとされていた。新潟県警などが捜索したが見つからず、同年3月末で協力隊員としての委嘱期間も終了していた。 豊岡市は「この
私立灘中学校(神戸市東灘区)が採択した歴史教科書を巡り、自民党の盛山正仁衆院議員(63)=比例近畿=や和田有一朗・兵庫県議(52)=神戸市垂水区=が同校に「なぜ採択したのか」などと問い合わせていたことが3日、分かった。インターネット上でも「政治圧力ではないか」と問題視する声が上がっている。 同校が採択したのは、「学び舎(しゃ)」の歴史教科書「ともに学ぶ人間の歴史」。教科書は現役教員やOBらが執筆し、他社で記述がない慰安婦問題に言及。1993年に河野洋平官房長官(当時)が元慰安婦へのおわびと反省を表明した「河野談話」を載せ、併せて「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」と現在の政府見解も取り上げている。 県教育委員会などによると、同校は2016年度から同社の歴史教科書を使用。同教科書を使っているのは県内では同校だけという。同委員会義務教育課は「(教科書の使用は
神戸市会自民党市議団の橋本健市議(37)が、今井絵理子参院議員(33)との対談を掲載した市政報告を政務活動費(政活費)で制作し、昨夏の参院選公示前日に配布していたことが26日、分かった。市議団は「税金で選挙応援をしたとの誤解を招く」として、2016年度政活費収支報告書を修正するとともに、印刷費や郵送代など約30万円の返還を申し出た。 今井議員は女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバーとして活動。昨夏の参院選に自民党公認で立候補し、初当選した。修正前の神戸市議会の政活費収支報告によると、市政報告は同年6月に2万部制作され、橋本市議の選挙区である神戸市中央区内などで配布。郵送は参院選公示前日の同月21日付だった。 今井議員の経歴を「自由民主党参議院比例区(全国区)支部長」とし、聴覚障害者の息子がいることも紹介。「息子のように情報を得ることが困難な人たちが生きやすい環境を整えることは重要」な
雪崩事故が起きた栃木県と同様、雪山登山は兵庫県の高校も長年実施してきた。指導者らは「生徒にとって大きな成長につながる」と話す一方、スポーツ庁は高校生以下の冬山登山を原則控えるよう改めて求め、兵庫県教育委員会は県立高校などに伝達。安全対策と登山教育をどう両立させるか。関係者は頭を悩ませる。 県教委などによると、登山の部活動がある高校は約30校。積雪期の氷ノ山(養父市)山系での登山大会は今年で60回を数え、例年10校前後の約150人が参加する。今年3月には栂池高原(長野県)のスキー場で神戸高校と柏原高校が合同合宿を実施し、ゲレンデ近くでテント設営訓練などをした。 兵庫県内では、1966年1月に神戸市の私立高校の生徒3人が但馬地域の鉢伏山から下山中、雪崩で死亡する事故が発生。ある高校の指導者は「この後、兵庫県の高校による雪山登山では、経験豊富な教諭が複数で引率することが慣例となった」と話す。 県
兵庫県警飾磨署は3日、県青少年愛護条例違反の疑いで、神戸市内のバス運転手の男(33)を逮捕した。 逮捕容疑は2月23日、勤務する明石市内のバス会社休憩所で、18歳未満と知りながら、加古川市の中学3年の女子生徒=当時(15)=に現金2千円を支払い、顔にだ液を垂らしてもらった疑い。「唾に興味があった」と容疑を認めているという。 同署によると、2人はスマートフォンのアプリで知り合った。当時、男は勤務中で、折り返し運転の休憩中に女子生徒を呼び出したという。同条例は青少年からだ液を購入することを禁止しており、摘発は珍しいという。
明治から大正にかけて神戸を拠点に急成長し、100年前に売り上げ日本一となった総合商社、鈴木商店。昭和初期の金融恐慌で破綻したが、登記上は今も会社が存在していることが分かった。経営実態は既にないものの、清算は終わっておらず、手続きをすれば復活も可能だ。「最後まで再興を目指した大番頭、金子直吉の意をくんだのだろうか」。関係者は推測するが、真相を知る人はいない。 鈴木商店は神戸港開港間もない1874(明治7)年、砂糖輸入商として神戸・弁天浜で創業した。創業者の死後、「お家さん」と呼ばれた女主人鈴木よねと番頭金子がけん引。造船や重化学工業などに進出し、絶頂期には世界40カ所に支店を置き、60社超の企業を抱えた。神戸製鋼所や帝人、双日、サッポロビールなど金子が種をまいた企業は今も多く残る。 創業時は個人商店だったが、1902(同35)年に「合名会社鈴木商店」を設立。23(大正12)年に会社の近代化を
全国最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)傘下の複数の2次団体が山口組から離脱し、新組織を結成する可能性のあることが27日、関係者への取材で分かった。兵庫県警も同様の情報を把握しており、真偽の確認作業を急ぐとともに警戒を強めている。 関係者によると、新組織には最大約20団体の参加が見込まれ、近く会合が開かれる可能性もあるという。人事構想が固まりつつあるとの情報もある。 9月1日には総本部で「直参」と呼ばれる約70人の直系組長が集まる定例会が予定されているが、今のところ新組織に加わる組長は出席を見送るとみられる。 一方、27日朝から、執行部に位置付けられる複数の直系組長が総本部に集まる姿を県警が確認。ただ、離脱情報がある組長の姿は確認できていないという。県警は、こうした組長への処分も含め今後の対応が協議されているとみている。 山口組をめぐっては、篠田建市(通称・司忍)組長が6代目に就任
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