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ブックマーク / courrier.jp (202)

  • 仏紙が再考する「川端康成を死に追いやった本当の理由とは」 | 国民的作家の謎の死から50年

    『雪国』や『伊豆の踊り子』『眠れる美女』など、現代にも読み継がれる名作を多数残した川端康成。日人初のノーベル文学賞受賞者となった彼の名を知らない人はいないだろう。だが、彼に関していまだに解き明かされていない謎がある。それは、なぜこの日を代表する名作家が「死」を選んだのかということだ。 1972年4月16日、逗子の南の閑静な町にサイレンが鳴り響いたのは日没後のことだった。海沿いの小さなマンションに警察官とテレビカメラの人だかりができた。 417号室の赤いカーペットの上にはウイスキーのボトルが一あり、ガス管が這っていた。この部屋で川端康成の遺体が発見されたのだ。享年73。1968年にノーベル文学賞を受賞したこの作家は、海に面したこの小さな仕事場にこもって執筆するのを好んだという。近隣の人々は何も目撃しておらず、警察からは何の談話もない。 しかし、至宝を失った日は、なぜなのかと問い続けた

    仏紙が再考する「川端康成を死に追いやった本当の理由とは」 | 国民的作家の謎の死から50年
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/01
  • 「24時間戦えますか?」はもう時代遅れ コロナで変わる日本人の労働意識 | 転勤も副業禁止も、滅びつつある

    新型コロナウイルス感染症の流行で、日人の労働意識の変化がさらに加速した。リモートワーク転職副業も当たり前になりつつあり、カゴメ株式会社にいたっては「出戻り歓迎」の風潮があるという。米紙「ニューヨーク・タイムズ」がその実態に迫った。 かつて日の会社員は、長時間労働、私生活の犠牲、また決められたキャリアパスと引き替えに、安定した雇用、年功序列の給料と役職、そして企業に貢献するという栄誉を手にすることができた。 しかし、日の経済成長を下支えしたこのモデルは、徐々に古びつつある。企業側は、雇用の柔軟性を高めることが競争力の強化につながるとして、このシステムを長年にわたって少しずつ切り崩してきた。そしてコロナ禍に突入してからは、従業員側からも変化を求める圧力がかかっている。在宅勤務となり、キャリアや人生を見直す時間が増えた結果、多くの人が変化を求めているのだ。 彼らの目的は、より自立的に自

    「24時間戦えますか?」はもう時代遅れ コロナで変わる日本人の労働意識 | 転勤も副業禁止も、滅びつつある
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/28
    “2021年にギャラップ社が発表した「世界の労働環境の現状」によると、「自分の仕事に熱意を持って関わっている」と回答した日本の労働者はわずか5%しかおらず、これは世界中でもっとも低い順位のひとつだった。”
  • 子供は最大いくつの言語を習得できるのか? 数十の言葉にさらされて育ったらどうなる? | 「スポンジのように吸収する」とは言うが…

    “答えるのが難しい”質問に 専門家はこう答えた ​​子供はなんでも「スポンジのように吸収する」と言われているが、実際、どれだけの数の言語を習得できるのだろうか? 言語学者らによれば、世界の「大多数の子供が2つ以上の複数の言語を聞きながら成長している」という。 だが、数十もしくは数百の言語にさらされる環境で育った場合はどうなのか? さまざまな言語に触れさせれば触れさせた分だけ、習得、もしくは少なくても話せるようになるものなのだろうか? 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によせられた、この“答えるのが難しい”質問に、シンガポールの南洋理工大学で言語習得について研究をしている発達心理学者のスージー・J・スタイルズはこう回答している。 「おそらく、無理でしょう」 この理由のひとつは、言語を習得するには、それなりの「時間が必要だからだ」と、述べている。

    子供は最大いくつの言語を習得できるのか? 数十の言葉にさらされて育ったらどうなる? | 「スポンジのように吸収する」とは言うが…
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/21
    そらそうよね。私だってオペラ歌う人がいる言語にしか興味ないし。←それでも多すぎる “子供にも関心のあるものとないものがあり、関心がなければ、いくらその言語に触れさせても習得には繋がらない可能性がある”
  • 女性起業家ステファニー・シャーリー「よそ者で、大学も行っていないから型破りなことができた」 | 女性ばかりのソフトウェア会社を作り、自閉症の息子と歩んだ波瀾万丈の人生

    初期のコンピュータ・ソフトウェアを開発し、1960年代のイギリスで女性ばかりのプログラミング会社を起業・成功したステファニー・シャーリー。ユダヤ難民として幼少時に渡英し、自閉症の息子を持って慈善活動に資産を捧げた、その波瀾万丈の人生について、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が聞いた。 波瀾万丈な女性IT起業家 冬の暖かな日にロンドンで会ったステファニー・シャーリー(88)は、手土産をくれた。過去40年間に彼女が行ったリーダーシップ、フェミニズム、起業家精神、慈善事業に関する講演を編纂した彼女の新著だ。 90歳近いシャーリーの人生は、ドラマチックだ。ユダヤ系ドイツ人のブルジョア家庭の次女として生まれた彼女は、戦前に家族とウィーンに逃れていたが、1939年の戦争勃発直前に姉と二人でイギリスに渡った。当時の英国政府は、「キンダートランスポート(子供輸送)」という取り組みで、1万人のユダヤ人の子供

    女性起業家ステファニー・シャーリー「よそ者で、大学も行っていないから型破りなことができた」 | 女性ばかりのソフトウェア会社を作り、自閉症の息子と歩んだ波瀾万丈の人生
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/17
    “女性ばかりのソフトウェア会社を作り、自閉症の息子と歩んだ波瀾万丈の人生”
  • フィレンツェで歴史を研究する博士課程学生の暮らしを覗いてみたら | 「家計簿」から見る 世界のリアルな生活事情 イタリア編

    家計簿を覗けば、その土地で暮らす人たちの暮らしぶりが見えてくる。今回は、イタリア・フィレンツェにある大学院で歴史を研究する26歳の男性のお宅を訪問しました。 中世の面影が残るフィレンツェ歴史地区。そこからバスで20分ほどの郊外に、シモーネ・ジロリア(26)の住むアパートはある。 床面積およそ70平方メートルのこのアパートには寝室が2つ、キッチンとバスルームがあり、スペイン人の男性1人とシェアしている。家賃は400ユーロ(約5万6000円)で、光熱費はだいたい100ユーロ(約1万4000円)。1人暮らし用のアパートもあるが、学生はシェアをするケースが多いという。 地中海に浮かぶサルデーニャ島出身のシモーネは、ボローニャ大学で修士号を取得後、ヨーロッパ研究で有名な欧州大学院(EUI)の博士課程に入学。2022年2月にフィレンツェに引っ越した。同大学は政府間機関とみなされており、4年間の博士課程

    フィレンツェで歴史を研究する博士課程学生の暮らしを覗いてみたら | 「家計簿」から見る 世界のリアルな生活事情 イタリア編
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/17
    “シモーネにとっての「理想の1日」を尋ねると、「朝に研究室へ行く」と答える勤勉さだ。自分は研究者なので、「それをしていないとなんだか落ち着かない」というのがその理由だ。”
  • ADHDの人にも、そうでない人にも役立つ「集中するためのテクニック」 | “自分を追い込まずに”集中力を保つには?

    時間に追われる日々にサヨナラ! 締め切りまであと1分。もう2度とこんなふうに自分を追い込んだりしないと誓ったのに、またこんな調子だ。文句なしの出来栄えではないが、期限内に納品できたら御の字といったところか。もし時間を巻き戻せたなら、他にやりようがあったのだろうか──? ADHDの人たちは、毎日のようにこんなことを感じているかもしれない。だが、その必要はない。 ADHDとして知られる注意欠陥・多動性障害に悩む大人は世界中に無数におり、彼らは子供時代に発症してから長らくこの障害と付き合っている。ADHDの人には、注意欠如、多動、衝動性のいずれか、あるいはその複数が組み合わさった症状がみられる。不安症や薬物乱用を併発しやすく、これらに誤診されることもあるため、診断は容易ではない。 生産性や体系立てて考えるスキル、タイムマネジメントに関して、ADHDの人たちはつねに否定的な評価を受けている。そのせ

    ADHDの人にも、そうでない人にも役立つ「集中するためのテクニック」 | “自分を追い込まずに”集中力を保つには?
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/07
    あああああ!“ADHDの人の多くは、他人からの頼みごとなど、緊急性はあるが重要度が低い仕事を最初に果たそうとする。"
  • テイラー・スウィフトが名門大の学生に伝えたかったこと「一生懸命やることを決して恥じないで」 | 「13歳の子どもの居場所はない」と言われても

    Hi, I’m Taylor. 前回、このくらいの大きさのスタジアムにいたときは、ヒールを履いて、キラキラしたレオタードを着て踊っていました。このガウンのほうがずっと快適です。 私が今日ここにいられる理由は、私が「22」という曲を作ったことがあるからでしょう。9割方、そう確信しています。そして、私は今日、ニューヨーク大学の2022年度卒業を祝うために、みなさんと一緒にここにいることに喜びを感じています。 今日ここにいる私たちは、誰一人としてこれを一人で成し遂げたわけではありません。私たちの存在は、私たちを愛してくれた人たち、未来を信じてくれた人たち、共感し、優しさをくれた人たち、耳に入れたくないことであっても当のことを言ってくれた人たちの「パッチワーク」のような存在です。何の証拠もないときに、私たちに「できる」と言ってくれた人たち。物語を読んでくれたり、夢みることを教えてくれたり、善悪の

    テイラー・スウィフトが名門大の学生に伝えたかったこと「一生懸命やることを決して恥じないで」 | 「13歳の子どもの居場所はない」と言われても
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/06
    タイトルは3番目のアドバイスだが、1・2番目も大事なこと。非常に現実的でありながら、それとは違う現実の可能性、未知の創造の余地も信じ続けてきた、しなやかでしたたかな32歳。
  • ホロコーストと「月経」の語られざる歴史 | それは恥であり、救いだった

    ホロコーストという極限状態のなかで、多くの女性たちが月経を失った。しかし、それでも女性たちにとって、月経は切っても切り離せないものだった。それは悩みであり、恥であり、また、意外なことに「救い」でもあったのだ。 国際ホロコースト記念日の今日、これまであまり公にはされてこなかった、月経と女性たちのストーリーをお届けしたい。 女性に生理があることは紛れもない事実だが、あまり公に語られるテーマではなかった。特に、私たちがホロコーストについて考える時、「月経」という言葉が出ることはまれだろう。 歴史研究の領域でも、残念ながら月経を扱うことは避けられてきた。それが女性の人生の核になるとも言える、重要な事柄であるにも関わらず、だ。強制収容所の女性たちは、劣悪で悲惨きわまりない状況下で、この現象にいったいどう対処していたのだろうか。 ホロコースト経験者による証言や回顧録は、女性たちが強制収容所での月経につ

    ホロコーストと「月経」の語られざる歴史 | それは恥であり、救いだった
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/06
    “「サニタリー(衛生)用品」という言葉からは、月経が衛生上の問題として、つまり、浄化されるべきものとして扱われていることが窺える。”
  • “海外に住んでいる日本人”に聞いてみた「世界のリアルな住み心地」5月編 | 夏到来のバルセロナ、かなり多忙なパラオの週末、バンコクの建築…

    爆音に飛び散る炎 バルセロナの「火祭り」 夏が近づいてくると、イベントが増えるのは世界共通。スペインのバルセロナ在住の川口匡子さんが、カタルーニャの伝統「コレフォック」を紹介しています。この「コレフォック」とは「火走り」という意味。 「伝統や大衆文化の復興機運が高まっていた1978年、中世の悪魔踊りに着想を得て、バルセロナの大きな祭りで始まって以来、カタルーニャ各地の祭りの重要な一部になった」そうなのですが、非常に激しいパフォーマンスのよう。 「火の粉が容赦無く上から降り注いでくるなか、下で踊るのはなかなかのスリルです。よくみると周りの子供はメガネもかけています。さらに、あらかじめ綿の服を水で濡らすなどの対策もするとか」

    “海外に住んでいる日本人”に聞いてみた「世界のリアルな住み心地」5月編 | 夏到来のバルセロナ、かなり多忙なパラオの週末、バンコクの建築…
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/05
    “「空耳」を英語では「mondegreen」と言うそうです。” スコットランドのバラッドの聞き間違いから。#英語
  • ハリウッド最後の映画スター、トム・クルーズが40年近くトップに君臨できる秘訣とは? | 『トップガン マーヴェリック』がキャリア最大のヒット

    クルーズは、大勢のファンや報道陣を含む周囲の光景を指差しながら言った。「この瞬間、ここでみなさんの顔を見るために、マスクはしていません。みなさん、これは、これはかなり最高です」 それは、まるでタイムカプセルのようにも感じられた。映画で使用されているレディ・ガガの曲に合わせてF-18戦闘機が飛び交うなど、3時間に及ぶプロモーションは、かつてのハリウッドの華やかな日々を彷彿とさせるものだった。 2001年、ディズニーがマイケル・ベイ監督の『パール・ハーバー』(2001年)のプレミア上映のために、サンディエゴからハワイまで空母を移動させることに微塵の躊躇もなかった時代。『アルマゲドン』(1998年)のプレミア上映のために、フロリダ州ケープ・カナベラルのケネディ宇宙センター内に500席の臨時劇場を建設したのも、このスタジオだった。 ストリーミングのアルゴリズムとそれに付随するデジタル・マーケティン

    ハリウッド最後の映画スター、トム・クルーズが40年近くトップに君臨できる秘訣とは? | 『トップガン マーヴェリック』がキャリア最大のヒット
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/05
    すげえなあ、トム・クルーズ!名言すぎるわ。ファンが観たいのはこれなんだから。“「最高の役を選ぶな。最高の映画を選び、その役を最高のものにするんだ」”
  • 血液を売らなくては子供を養えなくなったアメリカの教員 インフレで生活が困窮して… | 年収700万円でも生活が成り立たず、必要な手術も受けられない

    現在世界中で物価が急激に上昇し、各地で多くの家庭が困窮している。そんななか、アメリカのあるシングルマザーの家庭は、それまで約700万円の年収で安定した暮らしを送っていたにもかかわらず、インフレで生活費が不足し、血液中の血漿(けっしょう)すら売らなくてはいけない状態に追い込まれているという。一体何が起きているのだろうか──。 ひとり親家族を苦しめる物価高 4月下旬のある日の午後、クリスティーナ・シール(41)は仕事を終えてクリニックにやってきた。駐車場はいつも通りほぼ満車だった。 彼女はここ半年近く、火曜と木曜に自分の血漿(重要な抗体やタンパク質を含む血液中の液体成分)をクリニックに提供するようになっていた。 彼女は毎日プロテインシェイク2杯と鉄分のサプリを1錠飲んで体調を整える。そして血漿を採った後には、注射痕が残らないようビタミンEオイルを塗る。当初はこれを異様に感じていたが、すぐに日常

    血液を売らなくては子供を養えなくなったアメリカの教員 インフレで生活が困窮して… | 年収700万円でも生活が成り立たず、必要な手術も受けられない
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/03
    本人の健康を害する可能性があっても、他に増収手段はない。公的補助を受けられるほどの低所得ではない中間層ならではの谷。“血漿を毎週2回提供すれば、月に400〜500ドルを得られるのだ。”
  • 「午前中のソーシャルメディア断ち」で私の人生は劇的に変わった  | シンプルなのに生産性は爆上がり!

    16歳のとき以来、私のモーニングルーティーンはソーシャルメディアをチェックすることから始まっていた。脳にお手軽にドーパミンを流し込むことが、私の基回路にプログラムされているのだ。朝一でスマホをスクロールしないなんて考えられない。 だが、こうした朝早くからSNSに浸る生活が、私の人生をダメにしていることがわかった。これのせいで私のストレスレベルは爆上がりだ。集中力も持っていかれる。私は自分の朝に活力を与えるどころか、愚かにもその権利をスマホに売りわたしてしまっていたのだ。 私はとあるライフコーチと仕事をしていたのだが、彼が1ヵ月のあいだ、何かを断ってみろと煽ってきたのだ。朝の炭水化物かソーシャルメディアで迷った結果、私は後者を選択した。 そうして迎えた実験初日、私はその日のToDoリストを午前11時までにすべて終わらせてしまった。机の前に座って、呆然としたのを覚えている。なんでこんなに早く

    「午前中のソーシャルメディア断ち」で私の人生は劇的に変わった  | シンプルなのに生産性は爆上がり!
    mayumiura
    mayumiura 2022/06/03
    ほんとこれ。“ニュースフィードで1日を始めるということは、自身の心をさまざまな他人の声で満たしてしまうということだ。”
  • 24ヵ国語を操る男性の脳を、MRIでスキャンしたら驚きの結果が出た | 「普通」の脳と一体何が違っていたのか?

    私(記者)は2ヵ月にわたってヴォーンを取材し、言語能力を観察した。そして彼の言語力を長年知る10人を取材し、17の言語で実際に会話する様子を見た。ポリグロットのための国際会議の開催者を紹介した際には、ヴォーンはウェールズ語、ブルガリア語、セルビア語、ノルウェー語など、10の言語を行き来しながら話していた。 ヴォーンにとってはどの言語も、その言語のおかげで「つながることができた人たちとの物語」だ。 たとえばアメリカ手話は、聴覚障がい者や手話者のための大学の学生たちから、ダンスフロアが震動することで有名なクラブで学んだ。日語は週に一度、ボランティアでいけすを清掃しているレストラン従業員から覚えた。セイリッシュ語は姪と一緒に学び始め、ネイティブアメリカン居留地のあるモンタナ州に車で2度旅している。そこで親しくなった言語学校の元教員ヴァンス・ホーム・ガンは、東海岸出身のヴォーンがその言葉を発音で

    24ヵ国語を操る男性の脳を、MRIでスキャンしたら驚きの結果が出た | 「普通」の脳と一体何が違っていたのか?
    mayumiura
    mayumiura 2022/05/19
    美しい発見。誰よりも人を尊重しようとしている彼もまた尊重されますように。“ヴォーンを知るにつれ、私が発見したのはこれだ。人は誰かの言語を学ぶ努力をすることで、相手を尊重していることを伝えているのだ。”
  • なぜ在日コリアンの苦闘を描くドラマ『パチンコ』が日本で注目されないのか | アメリカやイギリスでは高評価なのに…

    全米で大きな話題となり、2020年に日でもようやく刊行された小説『パチンコ』。四世代にわたる在日コリアン一家が窮乏や差別に直面し、苦闘する姿を描いた作品だ。 その作品が今度はドラマ化され、Apple TV+で配信されている。海外では高く評価されている一方で、舞台となっている日ではあまり話題になっていないことを英有力紙の特派員が報じている。その報道の内容を紹介しよう。 差別は今も ミン・ジン・リーのベストセラー小説『パチンコ』のTVドラマ版がイギリスとアメリカで配信されると、たちまち批評家を魅了し、多数の視聴者を獲得した。しかしこのヒット作の背景となっているにもかかわらず、作品がほとんど話題にさえのぼっていない国がひとつだけある。 Apple TV+で配信中のこの8部構成ドラマは、移民ならば誰しも経験することを想起させて終わりではない。日人の目には、朝鮮半島を植民地支配していた時代の苦

    なぜ在日コリアンの苦闘を描くドラマ『パチンコ』が日本で注目されないのか | アメリカやイギリスでは高評価なのに…
    mayumiura
    mayumiura 2022/05/14
  • 歴史学者ドミニク・リーベンが解説する「“帝国の崩壊”という観点からみたウクライナ侵攻」 | 「ソビエト帝国の無血解体」という奇跡への代償

    ロシア近現代史を専門とするケンブリッジ大学の歴史学者で、『帝国の興亡──グローバルにみたパワーと帝国』などの著書を持つドミニク・リーベン。彼によれば、帝国の崩壊の影響はつねに遅れてやってくる。そして今回のロシアによるウクライナ侵攻は、その典型なのだという。 帝国とは強大な権力である。その崩壊はたいていの場合、地政学的な動乱や戦争を伴うものだ。 帝国はまた、多国籍的な政治体制であり、そこではさまざまな民族が密集して暮らしている。帝国が、明確に範囲が規定された国民・領土からなる複数の民族国家に分裂するとき、大きな争いが起きずに済むことはほとんどない。ロシアによるウクライナ侵攻はその適例である。 1世紀以上つづく「帝国崩壊の影響」 1880年代、帝政ロシア外務省の首席法律顧問は、「もしも──ありのままのあらゆる民族に対する──国家主権の原則が、現在のロマノフ王朝、ハプスブルグ家、オスマン帝国が支

    歴史学者ドミニク・リーベンが解説する「“帝国の崩壊”という観点からみたウクライナ侵攻」 | 「ソビエト帝国の無血解体」という奇跡への代償
    mayumiura
    mayumiura 2022/05/14
    ロシア帝国が死なない限りは。“たとえプーチンが死んで、その後の政府がどのようなものになろうとも、ロシアが(クリミアはもちろんのこと)ドンバスから撤退し、適法性を保持することは難しくなるはずだ。”
  • “性的シーン”を踊るバレエダンサーをケアする「インティマシー・ディレクター」の仕事 | ダンサーたちが心と体を解き放つために

    バレエ界では2018年頃に#MeToo運動が起こって以来、ゆっくりではあるがその慣習に変化が起こりつつある。セックスや暴力を含む過激なシーンに、ダンサーたちが安心して取り組むのを助ける「インティマシー・コーディネーター」の仕事を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。 べサニー・キングスレー=ガーナーの体には、激しい振付でついた痕がありありと残されている。 ある日の午後、スコティッシュ・バレエ団のグラスゴーにあるスタジオで、彼女は振付師ケネス・マクミランによる1978年のバレエ劇『うたかたの恋』の、ある不穏な場面の通し稽古をしていた。 彼女の演じるステファニーという役は、結婚初夜に夫であるルドルフ皇太子によって暴力的に犯される。掴まれたり投げられたり持ち上げられたりするたびに、肌と肌の激しいぶつかり合いによってキングスレー=ガーナーの背中が次第に赤らんでいくのが、レオタードの切れ目を通

    “性的シーン”を踊るバレエダンサーをケアする「インティマシー・ディレクター」の仕事 | ダンサーたちが心と体を解き放つために
    mayumiura
    mayumiura 2022/05/02
    “ボーン=ウィリアムズによると、インティマシー・ディレクションが創造性を制約するという考えは、「非常に大きな誤解」にもとづいていると言う。”
  • 男同士、なぜこんなにも色っぽいのか?|“ゲイ、ふたり”の「パ・ド・ドゥ」

    『ザ・タイムズ・アー・レイシング』でメインのパ・ドゥ・ドゥを躍る、テイラー・スタンリー(左)とダニエル・アップルバウム Photo : Michael Kirby Smith / The New York Times ふたりの男性が、円を描きながら舞台を横切り、ひとりがもうひとりの胸を手のひらで押し留める。視線が絡み合う。抑えられたほうの男性が、相手の腕の中へ、後ろむきに倒れ込む──。 世界有数のバレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエの作品に登場する〈パ・ド・ドゥ〉が、“伝統と多様性”という問題に新たな光を投げかけている。 その艶めかしい〈パ・ド・ドゥ〉は、バレエ作品『ノット・アワー・フェイト(私たちの運命ではない)』に登場する。 〈パ・ドゥ・ドゥ〉とは2人のダンサーのための踊りのことで、たいていは男女の愛を表現するものだ。だが今回の場合は、2人の男性がその愛情を、優しくかつ逞しく表現して

    男同士、なぜこんなにも色っぽいのか?|“ゲイ、ふたり”の「パ・ド・ドゥ」
    mayumiura
    mayumiura 2022/04/21
    見る側が受ける印象以上に、踊る側が感じる意識(の変化)の話が興味深いなあ。「踊る」という行為において「演じる」ことと「自分自身である」こととのバランスはどうなっているんだろう?
  • ロミオではなくジュリエットと踊りたい─因習に立ち向かうバレエ界のレズビアンたち | 長い伝統のなかに蔓延る厳しい「性役割」

    男性は力強く「男らしい」存在になり、女性は儚げで軽やかな動きを徹底するべき──キャラクターから動作までジェンダーの解釈が男女しかないバレエ界で、LGBTQの当事者たちは長らく苦しんできた。なかでもクィア女性やレズビアンのダンサーの多くが孤独を抱えてきたという。だがいま、因習に囚われず自分らしく芸術を楽しもうとする動きが進みつつあるようだ。 レズビアンのバレエダンサーに会ったことがなかった 1990年代当時、バレエを習うティーンエイジャーだったケイティ・パイルはデートに興味がなかった。男子にも女子にも、誰にも関心がなかった。彼女が夢中になり、そして気で愛するようになる対象はすでに見えていた──「バレエ」だ。 「他の人間関係を築く余裕はありませんでした。おかしなことに聞こえるかもしれませんが、私にとってはバレエこそ真の愛の対象だったのです」 自宅で受けた電話インタビューで、そうパイルは語った

    ロミオではなくジュリエットと踊りたい─因習に立ち向かうバレエ界のレズビアンたち | 長い伝統のなかに蔓延る厳しい「性役割」
    mayumiura
    mayumiura 2022/04/21
    “男性は力強く「男らしい」存在になり、女性は儚げで軽やかな動きを徹底するべき──キャラクターから動作までジェンダーの解釈が男女しかないバレエ界で、LGBTQの当事者たちは長らく苦しんできた。”
  • 死んだロシア兵を顔認証で身元特定、その写真を母親に送りつけるウクライナ軍 | 顔認証AIが「心理戦」の武器に

    ウクライナの戦場で顔認証技術が活用されている。ウクライナ軍がロシア兵の遺体の顔をスキャンして身元を特定、その写真とともにロシアの遺族に訃報を知らせているのだ。ウクライナ側に言わせれば、ロシアの反戦機運を高める戦略らしいが、その残虐性は否めない。 顔認証の「最も恐ろしい」使われ方 ウクライナ当局はロシアの侵攻が始まってから50日間で、死亡または捕虜となったロシア兵8600人以上に対し、顔認証検索を行ったという。遺体の顔をスキャンして身元が特定できれば、ロシアにいる家族に訃報を知らせる──顔認証技術の応用例としては、最も恐ろしい使われ方かもしれない。 ウクライナIT軍によれば、これまでに582人のロシア兵の死亡を家族に知らせ、放置された状態の遺体の写真を送った例もあるという。

    死んだロシア兵を顔認証で身元特定、その写真を母親に送りつけるウクライナ軍 | 顔認証AIが「心理戦」の武器に
    mayumiura
    mayumiura 2022/04/20
    なんて残虐な。これは民間人への攻撃であり、母親の心を殺すこと。“「なぜこんなことをするの?」と母親は返信。「私に死んでほしいの? 私はもう生きていない。あなたはきっとこれを楽しんでいるのでしょう」”
  • フランス紙「ウクライナの惨状は日本人に東京大空襲の苦い記憶を思い出させる」 | 当時も多くの民間人が犠牲に…

    仏紙「ル・モンド」は、複数の都市が壊滅し、多くの民間人が犠牲となっているウクライナの状況を、かつての東京と重ね合わせて見ている日人がいると報じた。 東京大空襲でも多くの民間人が犠牲に 「戦争反対! 民間人への爆撃反対!」 3月初旬、そんなプラカードを持った年配の女性が一人で東京中心部の地下鉄駅の出入口に立っていた。女性の名はミウラ・フミコ。彼女がまだ6歳だった1945年3月9日深夜から翌10日未明、家族とともに暮らしていた東京の北東部が米軍のB-29の焼夷弾爆撃を受けた。ミウラ自身はそのときの焦熱地獄を逃れられたが、そのとき目にした惨状はいまも忘れていない。 ミウラはロシア軍の爆弾にさらされるウクライナの光景に心を痛め、この人通りの多い場所に来て、手書きのプラカードを持つことにしたという。

    フランス紙「ウクライナの惨状は日本人に東京大空襲の苦い記憶を思い出させる」 | 当時も多くの民間人が犠牲に…
    mayumiura
    mayumiura 2022/04/18
    “「無実の民間人などいない」 作戦を指揮したカーチス・ルメイ将軍//「戦争に勝たなければならない理由ができた。勝たなければ私たちは戦争犯罪人として訴追されることになるのだ」”