久々に日本語の映画を観ましたのでご紹介します。 クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』のレビューです。 渡辺謙、二宮和也、加瀬亮など、ほとんどが日本人キャストで、ほぼ全編日本語のハリウッド映画です。 あらすじ 硫黄島の戦いとは 玉砕作戦と洞窟作戦 兵士たちの群像劇 実在の人物 一兵卒たち 演技について おわりに あらすじ 硫黄島の洞窟で調査にあたっていた硫黄島協会のメンバーは、ある日大量の手紙を探し当てる。 それは、戦時中に硫黄島で戦っていた日本軍の兵士たちが書き遺した、家族宛ての手紙だった。 遡って、戦局の決定的な悪化を迎えていた太平洋戦争下の日本。 小笠原の海に浮かぶ硫黄島には、陸軍きっての名称栗林中将が赴任した。 かつて会った西中佐との再会を喜ぶ彼だったが、間もなく硫黄島付近の兵力はすべて引き揚げられ、制海権も制空権もなく絶海の孤島に孤立してしまう。 また、大宮に家族を残し