障害を持つ患者の診察・治療に特化した歯科医院「みき歯科三越通りクリニック」が17日、高松市内に開業した。日本障害者歯科学会が認定する歯科医師が診察し、障害者向けの設備を整えた施設は大規模病院などに限られており、独立開業の医院では珍しいという。認定医を配置して専用の設備
厚生労働省は、人工呼吸器などの医療的ケアが必要な障害児(医療的ケア児)が、外出先でも安心して適切な処置が受けられるよう、医療機関の間で患者情報を共有できるシステムの整備に乗り出す。本年度にモデル事業を始め、全国に広げていく。 医療的ケア児が旅行などで出かける場合、家族は急な発作に備えて外出先周辺の病院の情報を集めたり、本人の医療データを持ち歩いたりしなければならず、全国どこでも必要な医療を受けられる仕組みが求められていた。 主治医が患者の体の状態や利用する医療機器などをコンピューターに入力し、データベース化。外出先で救急搬送された場合は、搬送先の医療機関が情報を閲覧できるようにする。システムへの登録は希望者に限定する。 情報流出などセキュリティー上の懸念もあり、モデル事業で安全に運用できるかを確認する。 近年、新生児医療の進歩で危険な状態で生まれた子供が助かるケースが増え、退院後も人工呼吸
「バリアフリーお花見ランチ」を企画した櫻井純さん(左上)、太田啓子さん(右下)と参加者ら=4日、大阪市都島区 神経系の指定難病と闘う患者2人が、大阪市内に旅行会社「櫻スタートラベル」を立ち上げた。入退院を繰り返し、将来への不安を抱えながら私費を投じてまで起業したのは、「何とか社会とつながっていたいから」。今月には大阪市内で「バリアフリーお花見ランチ」を2日間開催し、難病患者ら22人が参加。「誰もが、できることをできるうちに」楽しんでもらおうと、日々奮闘している。(石橋明日佳) 学会で意気投合 起業したのは、大阪市浪速区の櫻井純さん(29)と奈良市の太田啓子さん(42)。櫻井さんは指定難病の「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」を、太田さんも指定難病「シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)」を抱える。 2人が出会ったのは、昨年8月。病気について医療関係者に知ってもらおうと、難病患者仲間
2025年の医療の提供体制を示す「地域医療構想」が各都道府県でまとまり、全国で計15万床以上の入院ベッドを減らす計画となった。医療費を減らすため入院患者を在宅医療に移す流れを受けたものだが、全国で1割以上の削減が必要だ。入院に代わる受け皿づくりが急務となる。 各都道府県がまとめた地域医療構想では、団塊の世代がすべて75歳以上になって高齢化がピークを迎える25年時点で必要となる入院ベッド数を示した。その結果を集計したところ、計約119万床だった。ただ、13年の約135万床に比べ、15万6千床余り少ない。15年に内閣官房が示した削減の目安は16万~20万床で、ほぼ近い数字になった。 入院ベッド数が増えるのは、特に高齢者が急増する首都圏と大阪、沖縄の6都府県のみ。残る41道府県は減らす計画で、削減率は鹿児島県(34・9%減)など8県が3割を超えた。 人口に占める75歳以上の割合…
日本のHIV/エイズ治療の総本山「エイズ治療・研究開発センター(ACC)」を抱えるのが、東京・新宿区戸山に位置する「国立国際医療研究センター(NCGM)」。 2017年1月から、ゲイ・バイセクシュアルの男性を対象に、HIVを含む性感染症の検査と治療を行う「SH外来」をオープンしました。 どういう目的で始まった試みなのか興味津々で、さっそくお話をうかがいに参りました。 ■お話を伺った方:岡慎一氏(ACCセンター長)、水島大輔氏(ACC医師) ①SH外来は、どういう目的で始まった試みですか? ②実際の診療の流れを教えてください ③SH外来の試みの先に目指しているものは? ①SH外来は、どういう目的で始まった試みですか? HIVに感染する可能性が高い人たちが安全で健康的な性生活を続けていくために SH外来の正式名称は「セクシュアル・ヘルス外来」です。 対象としている人たちは、いわゆる肛門を使って
<くらしナビ・スローらいふ> 脳卒中のリハビリを終えた人の運転再開支援で、リハビリ病院に教習指導員が“出前”する試みが浜松市で行われている。運転再開支援の実車評価は利用者が自動車教習所まで出向くのが通例だが、出前なら病院発着で利用者の負担は少なく効果的だ。 「アクセルを離しながら曲がれてますね。今の余裕を持ちましょう」。脳出血で右半身にまひが残る足立守和さん(50)に、教習指導員の中島淳さんが穏やかな口調で呼びかける。中島さんは出前形式で自動車教習を行う「ライズペーパードライバーズクラブ」(愛知県高浜市)の代表。足立さんは浜松市リハビリテーション病院(同市中区)に通院する。ライズ社は昨年から病院の依頼で実車評価を実施。希望者に訓練も行う。足立さんの訓練は4回目だ。 足立さんは、左アクセルペダル、補助ブレーキを装備した車で浜松市の一般道を走った。「今の割り込みはきちんと見えてましたね」。中島
英国の国営医療制度、NHS(国民保険サービス)の財政難改善策として、高齢者や身体に不自由のある患者のためにUberを利用するというユニークな発想が、医療コンサルティング・スタートアップ、Ceraから生まれた。 緊急時以外の患者にUberの配車サービスを提供することで、患者の利便性だけではなくNHSの効率性や年間5億ポンド(約697億5411万円)のコスト削減につながると期待されている。 入院の必要がない入院患者が1年間で4割増 福祉大国であるはずの英国だが近年は各セクターが資金繰りに苦戦しており、特に医療、介護面でのサービス縮小が目立つ。病院や介護施設が資金・人手不足などを理由に、次々に閉鎖に追いこまれている。住民税の値上げや20億ポンドの追加資金投入などで対策を打っているが、それで追いつく規模ではなさそうだ。 NHSが直面している深刻な問題のひとつは「bed-blocking(ベッドふさ
認知症かどうか受診する人の急増で、一般の人を含む患者の早期治療に支障が出るかもしれない――。認知症ドライバーへの対策を強化する改正道路交通法の施行まで1カ月を切る中、治療拠点となる認知症疾患医療センターへの朝日新聞社の全国調査でこんな懸念が浮かび上がった。現場では専門医不足を補うための模索が始まっている。 島根大学医学部付属病院(島根県出雲市)の新規の認知症患者は年約200人で、認知症疾患医療センターの予約から受診までの期間は今も1~2カ月かかる。新年度に「認知症のおそれ」と判定され、受診を求められる県内のドライバーは県警の推計で約800人。山口修平センター長は「受診待ちは3~4カ月になる可能性もある。治療を必要とする人への診療が遅れることが心配だ。医師会とも相談して対応を検討中」と話す。 あずま通りクリニック(福島市)の小林直人院長が最もおそれるのも、緊急対応が必要な認知症患者への初期対
埼玉県が常設型バーチャル空間「バーチャル埼玉」を11/14にオープン! VRイベントメタバース埼玉県バーチャル埼玉 2023/10/21 18:00 VRニュースイッキ見!「Steam Next Festで複数のPCVRの体験版がプレイ可能に!」など注目記事を振り返り!! VRVRアトラクションVRゲームバーチャルライブメタバース 2023/10/21 13:00 メタバース事業さらに拡大へ!360channel、米Pixel Canvas社と提携! 株式会社360ChannelメタバースWEBmetaversePixel CanvasUnreal Engine 5 2023/10/20 18:00 フォートナイトにバーチャル美術館「COCO WARP」が登場! VRイベントゲームメタバースフォートナイトFORTNITECOCO WARPNPO青山デザインフォーラムADF 2023/10/
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧
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