シャンプーとリンスを区別するための側面にあるきざみは、花王が作ったものだとするまとめサイトの議論に注目が集まっている。 花王はアイデアを製品化しただけでなく、他社製品にも広めるべく権利を開放、この取り組みを好意的に評価する声が上がっている。 消費者の声から「きざみ入り容器」の開発に着手 「シャンプーのボトルのギザギザが普及した理由は、最初に考案した花王さんの素晴らしい対応にあった」という2017年9月1日のツイッターに始まり、Togetterまとめでは、この話題で4日現在、閲覧数は24000を超えている。 花王の公式ホームページによると、「洗髪時に目をつむっていても区別がつくようにしてほしい」「目が不自由なので容器に工夫をしてほしい」といった消費者からの要望があったようで、1989年から容器の研究をスタートさせたという。 洗髪時や障害で見えない状態でも、シャンプーだと「触ってわかる」ように
小諸市のスポーツ用品メーカー「キザキ」が、視覚障害のある子どものための白杖(はくじょう)を開発した。これまでは大人用を切って使うことが多く、子ども専用は全国初という。長野と松本の盲学校の生徒たちに使ってもらい、改良を加えて来春の実用化を目指す。 同社はスキーストックなどを製造。3年前、木崎秀臣社長が「子ども向けの白杖がない」と聞いたのがきっかけだ。「スキー用のストックには子ども向けがあるのに、なぜ」と不思議に思い、子ども用の白杖の開発に乗り出した。 軽くて丈夫な白杖を目指し、特に握る部分にこだわった。従来の白杖は多くが、ゴルフのパター用グリップの部品を流用しているが、3Dプリンターを使って1年半の間、試作を繰り返し、持ちやすい新しいデザインにした。成長に合わせて長さを調節できるようにも工夫した。 Sサイズ(80~105セン…
シャープのロボット型携帯電話「ロボホン」が、視覚障害者の間で好評――誤解を含んだこんなツイートをきっかけに、シャープは、「すれ違った相手をロボホンが顔認識して知らせてくれる」アプリを開発することに。 シャープのロボット型携帯電話「ロボホン」が、視覚障害者の間で好評――こんなツイートが6月11日以降、話題になった。「すれ違った相手をロボホンが顔認識し、自分の代わりに見つけて知らせてくれる」などと書かれており、「そんな使い方もあったとは」「視覚障害者でなくても、顔と名前を覚えられない人に便利では」と関心を呼んだ。 ただ、シャープによるとこのツイートには誤解があり、「すれ違った相手を顔認識して知らせる機能」はロボホンには未実装という。ロボホン開発陣は今回のツイートの反響を受け、そういった機能に「大きな意義がある」と感じたため、すれ違った相手を顔認識して知らせる機能を備えたロボホン用アプリを、新規
iOS11で、画面の背景色が黒になる「ダークモード」が利用可能となっていることが分かりました。暗い場所でも画面のまぶしさを感じずにiPhoneやiPadを操作できる「ダークモード」は、iOS10の発表前から多くのユーザーが追加を期待していた待望の機能です。 iOS11ではアクセシビリティの「色を反転」が進化! iOS11で利用可能となることがわかった「ダークモード」は、視覚に障がいを持つ方向けのアクセシビリティ機能のひとつ、「色を反転」が進化した新機能、「スマート反転」で実現しています。 設定アプリから、一般>アクセシビリティ>ディスプレイ調整と進むと「色を反転(Invert Colors)」と表示されるまではiOS10と同様ですが、iOS11ベータでは「Smart Invert(スマート反転」」と「Classic Invert(クラシック反転)」の表示が確認できます。 動画では最初、iO
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 「VoiceOver」という画面読み上げ機能を活用したiPhone・iPadの使い方教室を開き、視覚障害者に夢と希望を与える講師がいる。井上直也さん・33歳。彼もまた、ほぼ全盲の視覚障害者である。(フリーライター 岡林敬太) 視力減退で仕事も辞めた 失意の中で掴んだ“光明”とは 井上さんがほぼ全盲になったのは、昨年9月のことだ。 高校を卒業後、営業職に8年間従事したのち、飲食店で4年間勤務。二十代後半から視力の減退に悩まされるようになり、2014年に眼科へ行ったところ、両目とも網膜剥離の診断を受け、右目はすでに失明していることがわかった。 その後、短期バイトなどで食いつなぎながら手術と入院を繰り返したが、左目の視力も日ごとに低下。
Tech ハーヴァード大学のラボで開発!盲者が発音と点字を効果的に学べる学習ツール「The Read Read」 アメリカの点字を読めない盲者のうち97%が職につけておらず、たった8.5%の人しか点字を読むための適切な指導を受けられていないそうだ。この背景には、単に質の高い点字学習ツールがいまだに存在しないのと、子供たちが学ぶ上でどうしても他の人たちの手助けが必要になってしまっているということが挙げられる。 そんな状況を変えようとするプロジェクトがハーヴァード大学のラボにて始動した。そこで生まれたツールが「The Read Read」だ。 ・点字と発音を同時に学べる! このThe Read Readは英語のアルファベット(A〜Z)の点字とその発音を一緒に学習することができるツールだ。点字が打たれたタイルを、最大6文字並べられる専用スペースに設置してタイルを押すと、そのアルファベットの発音が
米NVIDIAは10月27日、同社ブログにおいて視覚障害者向けウェアラブルデバイス「Horus(ホルス)」が年内に出荷開始されると伝えた。 Horusはスイスのベンチャーが開発したウェアラブルデバイス。人工知能(ディープラーニング技術)が使用されており、2016年4月のNVIDIA主催による新興企業サミットにおいて、Horusデバイスおよび搭載する人工知能技術開発は最有望のスタートアップとして選ばれており、本体プロセッサーとしてNVIDIA Tegra K1を採用するなど製品化にはNVIDIAが大きく携わっている。 Horusはイヤフォンと2つの小型カメラを備えるヘッドセットと、ベルトなどに装着するスマホサイズの本体で構成。本体には画像処理を含むディープラーニング技術が組み込まれ、カメラが撮影した画像を人工知能エンジンが解釈、ユーザーである視覚障害者に向けてイヤフォンで各種の音声アドバイス
日本盲導犬協会(東京)は、視覚障害者や聴覚障害者の歩行をサポートするため、障害物との距離を測定する福祉機器の開発をメーカーと進めている。すでに試作機は完成しており、早ければ来年4月にも発売する予定だ。 開発中の福祉機器は、壁や道路との距離を知らせる「ソナー(仮称)」で、マイクロ波を発信して2メートル以内にある物を感知し、視覚障害者に音と振動で知らせる。 また、視覚障害者が周囲の人に自分の存在を知らせる「レーザーライト(仮称)」も開発中だ。レーザー光線を出したり、点滅して周囲の人の注意を喚起。衝突を避けてもらう。水平より上に向けるとレーザー光線は消える仕組みで危険性を抑えてあるという。 視覚障害者にとって歩行時は盲導犬や白杖が頼りだが、「(危険回避には)限界がある」(同協会)といい、実際に障害者が歩行訓練して得た経験を基に考え出された。 同協会で盲導犬育成統括責任者を務める多和田悟理事(63
「視覚が不自由な人の暮らしが少しでも良くなるアプリを開発したかったのです」と19歳のオルティスは語る。彼が開発中のモバイルアプリAviはスマホのカメラで物や人、文字をスキャンし、その情報を音声でユーザーに伝えるもの。グアテマラのプログラマー、ホアン・パブロ・オルティス(Juan Pablo Ortiz)は13歳の時からプログラミングを始めたという。 「このアプリは薬の処方箋に書かれている文字や手に取った紙幣を教えてくれます。さらに人を検出すれば性別や大まかな年齢、その人が何をしているかまで分かります」 筆者はAviのデモンストレーションを見たが、物体や文字をスキャンすると瞬時に「冷蔵庫」など物の名前や書かれている文字を音声で通知してくれた。現在はベータ版の段階でiOS、アンドロイド、そしてWindows 10に対応した無料アプリとして10月の発表を目指している。 オルティスは兄弟らとともに
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