「御用聞き」に対するニーズが拡大している理由は簡単だ。「家族で助け合う」ことが困難になっているからである。そこで、第三者の手を借りる必要が出てくる。 まず、「家族」がいない人がいる。身寄りのない高齢者をはじめ、単身者は増える一方である。さらに、様々な事情により、「近くに住む家族」がいない人がいる。これも事実上の単身者といえるだろう。 また、冒頭で少し触れたように、高齢化などに伴って、医療や福祉などの支援が不可欠となり、それらの仕組みがないと「家族」そのものが維持できないといった問題が深刻化している。いわゆる「老老世帯」における「老老介護」が典型だ。 以上のような状況に追い打ちをかけているのは、地域そのものの分断と孤立化の進行である。 一昔前であれば、ご近所付き合いが活発で、銭湯などの社交場があり、世話焼きおばさん・おじさんが必ずいた。このような生活環境がすでに衰退してしまったため、一人ひと
堺市は3月1日から、病気やけがをして通園・通学できず、保護者が仕事の都合などで家庭での保育が困難な場合に、訪問スタッフが自宅などで保育をしてくれる「訪問型病児保育」を始める。NPO法人ゆりかごネットワークに堺市訪問型病児保育センター事務局(堺区新町)の運営を委託して実施する。年間600件の利用を見込む。開設時20人態勢の訪問スタッフ数は、来年度中に少なくとも60人態勢に増強して対応する。 堺市子ども育成課によると、対象は生後6カ月~小学6年。市在住で子どもを育てている人が事前に講習を受け会員登録する必要がある。訪問スタッフは自宅での保育や市内に5カ所ある病児保育施設への送迎もする。保育園からの迎えの呼び出しやかかりつけ医への送迎にも対応するが、代理受診はできない。
幼い子どもを残してフリーキャスターの小林麻央さんが他界した。子育てをしていてがんと初めて診断される人は年間5万6千人との推計もある。がんで親を亡くす子どもが多い中、がん遺児をサポートする取り組みが始まっている。 がんで親を亡くした子どもの心をケアするNPO法人「AIMS(エイムス)」(東京都)の前身は、胃がんで亡くなった元NHKアナウンサーの小林真理子さん(享年43)が生前の2011年に立ち上げた。 当時、真理子さんの娘は6歳。「自分の死後、まだ十分に思いを周囲に伝えられない娘の心のケアをどうしたらいいのか、小林さんは悩んでいました」。相談に乗っていたカウンセラーで明治学院大名誉教授の井上孝代さん(72)は振り返る。 米などに比べ日本では親を亡くした子どものケアは進んでいないとされる。そんな実情を闘病中に知った真理子さん。AIMS立ち上げの翌月、「この世を無念にも去らざるを得ないパパやママ
あえて店舗などのシャッター前を活用 認知症の人や子ども連れ、その家族らが気軽に足を運ぶことができ、悩み事の相談や情報交換ができるコミュニティカフェを始めるにはどうしたらいいのか? NPO法人おやこカフェが、空き家や空き店舗を借りてコミュニティカフェを作りたい人を応援する「軒先珈琲プロジェクト」パートナー第2期目をクラウドファンディングで募集しており、締め切り間近となっています。「軒先珈琲プロジェクト」とは、地域の居場所を気軽に始めやすくするために、あえて店舗などのシャッター前を利用してカフェを作るプロジェクトです。 このプロジェクトでは、10万円でシャッター前にカフェを始めることができるコースが用意されています。 軒先でカフェを始めるのに必要なものが揃う 空き家や空き店舗を借りてコミュニティカフェを作ろうとすると、開業資金だけでおよそ700万円かかると言われています。しかし、このクラウドフ
狭山市で昨年1月に虐待されていた女児=当時(3)=が死亡した事件など県内で発生した虐待事件について、「警察や児童相談所など関係機関が情報を共有し適切な対処をすれば防げたのではないか」として、NPO法人「シンクキッズ」(東京都港区、後藤啓二代表)が19日、県に虐待の情報共有を求める要望書を提出した。(川上響) ◇ 同法人は「虐待死ゼロ」を目指し、平成26年8月から日本ユニセフ協会などを共同呼びかけ人として、関係法令の改正を求めている。現在までに約3万5千人の署名を集め、東京都、大阪府、大阪市など7つの自治体に対して要望書を提出してきた。 後藤代表は、自民党県議団が検討している県虐待防止条例に「児童相談所長は、児童虐待の疑いのある旨の通告を受けた場合には、児童の所在地を管轄する警察署長に通報するものとする」など情報共有や虐待防止に関する内容を盛り込むことを求めており、今回の要望書で上田清司知事
きょうだいが入院している間、孤立しがちな子どもたちを支援しようと、大阪のNPO法人が全国で初めて、専門のサポーターを認定する取り組みを始めることになりました。 小児科の病室には、感染症の予防などのため、健康な子どもは入ることが許されておらず、きょうだいが入院して親が面会する場合、子どもが外で1人で待つケースが多いのが実情です。 孤立感を抱くなど大きなストレスにさらされる子どもも多く、心のケアが必要とされています。 NPO法人は、こうした子どもたちを支援しようと、子どもの心理やコミュニケーション方法などについて、専門的なプログラムを学んだ医療関係者やボランティアの人たちを、専門のサポーターとして認定する取り組みを今月から始めることになりました。 認定を受けたサポーターは、子どもの悩みを聞いたり、子どもたちの交流の場を作ったりして、心のケアの活動に取り組むということで、こうした仕組みは全国でも
東京・豊洲に「マギーズ東京」 がん患者や家族が気軽に集い、語り合う施設「マギーズ東京」が10日、東京・豊洲(東京都江東区)にオープンする。マギーズセンターは英国で生まれた、がん患者向けの病院外の相談施設。日本での開設は初めてで、国内の患者ら約3000人からの寄付総額約7000万円によって建設された。がんになって治療だけではなく暮らしや仕事などの悩みを抱える患者、家族のよりどころとして注目されそうだ。 マギーズ東京は平日(月〜金)午前10時〜午後4時に開館し、利用は無料。10日午後1時から一般向けの内覧会が開かれる。広さ約80平方メートルの平屋の建物が2棟あり、床、壁、天井を木材で覆い、大きな窓で開放的なキッチン、リビングルームを備えたくつろげる空間が特徴だ。
がんを告知された患者やその家族らがふらっと立ち寄り、無料で相談できる施設「マギーズ東京」が東京都江東区に完成した。英国の施設をモデルに寄付でつくられ、10日にオープンする。運営を担うNPO法人の共同代表は、がんで人生が変わった2人の女性。「病院でも自宅でもない『居場所』をつくりたい」という思いが実を結んだ。 訪問看護師の草分けである秋山正子さん(66)は24年前から在宅ケアにかかわる。肝臓がんだった2歳上の姉が自宅で終末期を過ごしたことがきっかけだった。みとりなどの訪問看護の際、患者は「もっと話を聞いてほしかった」と言う。胸が痛んだ。そんなとき、乳がんで逝った女性造園家の名を冠した英国の「マギーズセンター」を知った。 第1号は1996年に誕生。次々に寄付が集まり、有名建築家が設計した施設が、いまは約20カ所に増えた。白衣を着ない医療スタッフが友人のように寄り添い、訪問者は病院では言えなかっ
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