全身の筋力が低下する難病で治療法が見つかっていない「ミトコンドリア筋症」で人工呼吸器をつけながら一人暮らしをする平本歩さん(31)=兵庫県尼崎市=が今月、自らの半生をつづった自伝を出版した。話すこともできず、舌のわずかな動きでパソコンを操作し執筆。ほとんど体を動かせなくても、懸命に自らの意思を伝える生き方に共感が広がっている。(加納裕子) 顔の筋肉が動かなくなる前に自伝を 本の題名は「バクバクっ子の在宅記 人工呼吸器をつけて保育園から自立生活へ」(現代書館)。「バクバク」は簡易呼吸器が作動する音を意味するという。 舌で動かせる特殊なマウスによるパソコン操作で、会話の文章作成などを行ってきたが、ここ数年、それが難しい日が増えた。顔の筋肉が動かなくなる前に「人工呼吸器の使用者や障害者の参考にしてもらうため、自伝を書く」と決意。執筆に取り組んできた。 平本さんは生後6カ月で人工呼吸器をつけた。気
「自動運転っていう技術が実現できたら、湘南の海をスポーツカーに乗って風を感じながらぶっとばしたいな! できればその隣にはかわいい女の子を乗せて」と、トヨタのCMでにこやかに話す、河合純一さんをご存じだろうか。 河合さんは、全盲の元水泳選手。パラリンピックでは、1992年のバルセロナから2012年のロンドンまで6大会連続で出場し、なんと5つの金メダルを含む21個のメダルを獲得。2016年には国際パラリンピック委員会(IPC)のパラリンピック殿堂入りを果たした、パラリンピック界のまさにレジェンドである。パラリンピック殿堂入りは世界でもわずか19人で、日本人では初の快挙だった。 私が河合さんと初めて会ったのは、2013年の春。パラリンピックにおける選手強化の課題をまとめる仕事でのことだ。日本パラリンピアンズ協会にヒアリングに訪れた際に、会長として現れたのが河合さんだった。 今となっては自分でも信
2020年東京五輪・パラリンピック大会を3年後に控え、都教育委員会は29日に「ボッチャ交流大会」を都立府中けやきの森学園(府中市)で初めて開催する。大会開催に向けて、都立田無工業高校(西東京市)の生徒が障害でボールが投げられない選手が使用する「ランプ」と呼ばれる補助具をボランティアで作成し、その様子が18日報道陣に公開された。 ランプはボッチャ競技で、手の代わりにボールを転がす装置。作業を行う同校3年の加賀谷友冴さん(17)は「ボールの転がる方向を左右するレーンの作成がうまくできた」と自賛。器具の角で選手がケガをしないよう心を込めたといい、「こうした形でパラリンピックの普及活動に携われてうれしい」と喜びを語った。 大会には、都内の特別支援学校など計24校から34チームが出場する。都立高生は大会運営のボランティアとして参加するという。 都教委の担当者は取り組みについて、「大会をパラスポーツの
2017年06月29日 要望・声明バリアフリーお知らせ タグ 空港 6月5日、奄美空港で起きたバニラエアの車いす利用者搭乗拒否の問題に対して、本日声明を出しました。 「歩けない人は搭乗できない」と職員に言われ、同乗者の介助も制止したといいます。障害者差別解消法が施行され、1年以上が経過をしましたが、障害を持つ人に対する差別的な認識や、この法律が社会にまだまだ認知されていないことが浮き彫りとなったと思います。今回のような事が二度と起こらないよう、改善を進めていただきたいです。 2017年6月29日 バニラ・エア車いす利用者搭乗拒否に対するDPI日本会議声明 特定非営利活動法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議 議長 平野みどり 私たちDPI(障害者インターナショナル)日本会議は全国95の障害当事者団体から構成され、障害の種別を越え障害のある人もない人も共に生きられる社会の実現に向けて
厚生労働省では、障害者週間(※1)の平成28年12月3日(土)、ららぽーと横浜(横浜市都筑区)で身体障害者補助犬啓発イベント「身体障害者補助犬法ってなんだろう?」を開催します。 このイベントは、身体に障害がある方々の生活をサポートする盲導犬や介助犬、聴導犬の活動紹介を通じて、身体障害者補助犬法(※2)に関する国民の理解を深め、障害者の自立と社会参加の促進につなげることを目的に毎年開催しています。 当日は、補助犬の役割を紹介するデモンストレーションのほか、「補助犬との出会い、希望した理由」、「実際の生活」、「あなたにとって補助犬とは?」などをテーマに補助犬ユーザーによるトークショーを行います。参加費は無料で、誰でも自由に参加できます。 1.日時 平成28年12月3日(土) 1.11:30~12:30 、2.14:00~15:00 (2回開催) 2.場所 ららぽーと横浜 サウスコート1階
名古屋市などの障害者でつくる野球チーム「名古屋ビクトリー」が5、6日に兵庫県である障害者野球の全日本選手権大会に出場する。これまでの最高成績は準優勝で、中学3年生から81歳までの約20人のメンバーが一丸となって、初優勝をめざす。 「捕ったらすぐー(投げろ)」「ナイスバッティング」。名古屋市守山区のグラウンドに名古屋ビクトリーの選手らの声が響く。毎週土曜日の午前、約3時間の練習に汗を流す。9月の地区予選で優勝し、全国への切符をつかんだ。準優勝した1999年の第1回大会から連続出場している。 障害者野球は通常の野球と基本的なルールは同じだが、盗塁やバントが禁止され、走塁が難しい打者は打った直後から代走が認められるなどの独自ルールもある。 チーム発足は92年。野球を通じて自立してもらおうと、代表で名古屋市職員の重信芳成さん(56)らが中心となって、83年に前身の障害者ソフトボールチームを結成した
視覚障害者らによる5人制サッカー(ブラインドサッカー)日本代表選手のドキュメンタリー映画などを上映する「神戸フットボール映画祭」が28日、神戸市中央区の東亜ホールで開かれる。 主催者によると、選手らが実際に使用するアイマスクや鈴が入ったボールも展示される。簡単な体験も可能で、障害者サッカーの魅力を伝える狙いだ。 フットボール映画祭は2011年に横浜で始まり、各地に広がった。神戸では2回目で、ブラインドサッカーの世界選手権に出場した日本代表選手の姿を追った「盲目のストライカー 世界へ」のほか、2作品が上映される。 会場では病気などで片脚を切断した人らが、つえで体を支えながらボールを蹴るアンプティサッカーや電動車いすサッカーなどの団体もブースを設けて魅力を紹介する。
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