17歳の社長が障がい者向け装置を考案―。フレップテック(高松市)は、電動車いすの後方が簡単に確認できる装置「Shippo」を開発した。車いす後部に自動車用バックカメラや加速度センサーを内蔵した本体を装着し、手元にセットしたモニターで後方路面が確認できる。従来はミラーによる後方確認が多く、薄暗い場所では後方が見えにくかった。 今後、全国頸髄(けいずい)損傷者連絡会との実証試験で、改善を進めていく。香川県よろず支援拠点の支援で製造委託が可能な企業も探し、12月までに商品化を目指す。装置の価格は約2万円を想定している。 楠田亘社長は香川高等専門学校の学生で、自身も発達障がいを抱えている。小学生時代に熱中したサッカー競技用ロボットで培った3DCADやプログラミングなどの技術を生かし、「障がい者の役に立てる製品開発」を目指した。開発に先立ち、5月に起業した。 楠田社長は「将来はこんぴらさん(金刀比羅
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福島第1原発事故を巡り、福島県に隣接する栃木県北部の3市町の住民ら約7300人が東京電力に総額約19億円の賠償を求め、原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、住民側は23日までに、センターから「和解仲介手続きを打ち切る」との通知があったと発表した。住民側弁護団によると、センターは3市町に放射性物質で汚染された地点があると認めながら「申立人全員に一律の賠償を認
瀬戸内市にあるハンセン病の国立療養所、長島愛生園で「地域の団結」をテーマに若手企業家らによる交流会が開かれ、参加者らが同病患者の隔離の歴史や関連する人権教育を「地域の資源」とする視点を共有した。近隣の同療養所、邑久光明園などを含む施設群の世界遺産(文化遺産)登録をめざす動きにも追い風となりそうだ。22日は同問題での「被害者の名誉回復及(およ)び追悼の日」。 開催されたのは地域振興が目的の「第11回おかやまローカルアソシエイトin瀬戸内」。今回、初めてハンセン病問題に向き合い、17日は地元商工会や青年会議所メンバーを含む県内外の約280人が参加した。 長島愛生園では歴史館をはじめ収容桟橋や納骨堂、監房跡などを見学。また「あと20年もたてばこの問題は忘れ去られてしまう」と危惧する同園入所者の中尾伸治自治会長らの講話にも耳を傾けた。 交流会の内藤国光・現地実行委員長は「差別や偏見のない社会を実現
ー障がい者自立支援機構【パラリンアート】と集客支援会社【イプラ】が初共催、6月20日(火)よりシステム連携 ー 一般社団法人 障がい者自立推進機構パラリンアート(東京都港区、代表理事:野田聖子(衆議院議員、2020年パラリンピック東京大会成功WT座長))と、集客支援SPを運営する株式会社イプラ(愛媛県松山市、代表取締役:小田泰平)は、2017年6月20日(火)にクラウドサービス「エアプラ」を活用した自動車業界向け集客支援とCSR活用における取り組みを実施いたします。 [画像1: リンク ] [画像2: リンク ] 取り組み内容 このたび、自動車展示場における新しい集客プロモーションの取り組みとしてプライスボード作成サービス【エアプラ】にて障がい者が描いたアート絵画を採用、それをモチーフにした季節を彩るプライスボードを実装します。利用に応じてパラリンアートへ寄付を行い、その金額の一部もライセ
認知症専門サイト「認知症ねっと」が埼玉県と連携し、認知症サポーターのためのボランティア情報サイト「オレンジ広場」を開設 [株式会社エス・エム・エス] 介護・医療の情報サービスを提供する株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部上場、以下「当社」)が運営する日本最大級の認知症専門サイト「認知症ねっと」は、埼玉県と連携し、認知症に関連するボランティア情報を掲載するインターネットサイト「オレンジ広場」を開設しました。これは埼玉県内で認知症サポーターとなった人々の活躍・推進を目的とし、気軽に参加・活動することのできるボランティア情報を発信しています。 このサイトを通じて、認知症サポーターによる、認知症の人やその家族への支援活動を促進していきます。 「オレンジ広場」はこちら→ http://orange_hiroba.ninchisho.net/11/ 【 認知症 サポーター
ホームドア「どこでもドア」の感触を確かめる全日本視覚障害者協議会の山城完治理事=24日、神奈川県三浦市で 電車の車両ドアの数や位置が異なっても対応できる駅ホームドア「どこでもドア」の実証実験が二十四日、京急久里浜線の三浦海岸駅(神奈川県三浦市)で始まった。視覚障害者団体のメンバーも検証に訪れ「ホームドアの開く幅が広く、電車のドアを見つけにくい」と改良点を指摘した。 実験で使うどこでもドアは扉の幅が約三・二~三・六メートルあり、車両のドアの幅約一・三メートルに比べてかなり広い。このため車両の種類によってドアの位置がずれてもカバーでき、車両側の改修が不要で、他社の車両の乗り入れにも対応できる。
駅でエレベーター(EV)を5回も乗らないと電車を乗り換えられないのに「バリアフリー対応」なんて!?――。車いすの男性が9月、不便な駅のあり方に一石を投じようと、「移動の自由」を求めて鉄道会社を訴えた。バリアフリー法施行から10年。なお残る課題を考えようと、近く勉強会を開く。 大阪市のJR京橋駅。大阪環状線外回りホームからJR四条畷方面行き学研都市線ホームへ続く下り階段を見つめ、車いすの宮崎茂さん(51)=大阪府大東市=は言った。「健常者なら十数秒で降りられるのに」 アテトーゼ型小児脳性まひで筋肉が緊張し、手足がこわばる宮崎さんは、全介助が必要な重度障害者。講演などで出かける際に京橋駅はよく使うが、対面型のホームが立体的に交差する同駅では、階段の数に比べてEVが少ない。 記者は今月、介助者に車いすを押してもらう宮崎さんがたどる順路を同行した。ホーム端のEVで北口改札に降り、別のEVで大阪環状
大人のADHD 当事者に学ぶ啓発動画を公開~当事者によるディスカッション、当事者と医師の対談を講座形式で~ 日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:パトリック・ジョンソン、以下、日本イーライリリー)は、大人のADHDに関する正しい理解を促し、当事者が適切なサポートを受けられるよう支援する目的で、啓発動画「当事者が語る 大人のADHD講座」を制作いたしました。本日9月27日(火)、ウェブサイト「大人のためのADHD.co.jp」(http://adhd.co.jp/otona2016/)にて公開を開始いたしました。 ※動画のダイジェスト版をこちらからご覧いただけます。 発達障害のひとつである「ADHD」は、子ども特有のものとみなされてきましたが、近年では成人期ADHD当事者の存在と、当事者の日常生活における困難が知られるようになってきました。ADHDは、不注意、多動性
日航ジャンボ機墜落事故から12日で31年。遺族の高齢化が進み、風化も懸念されるなか、各地の事故や災害の遺族らが連携を強めている。国内の航空事故は1960~80年代に相次いだ。事故現場の地元は継承に取り組み、航空会社も安全教育に力を入れている。 日航機が墜落した御巣鷹の尾根がある群馬県上野村で11日夜、520人の犠牲者を慰霊する灯籠(とうろう)流しがあった。300個ほどの灯籠が水面に浮かんだ。 遺族がつくる「8・12連絡会」事務局長の美谷島邦子さん(69)=東京都大田区=は静かに手を合わせた。31年前、小学3年生だった息子の健君(当時9)を失った。 事故の風化が心配だ。8・12連絡会は85年12月に約280家族が参加したが、今は140ほど。高齢化が進み、連絡が途絶える遺族もいる。 次世代に語り継ごうと、今年初めて、健君が通った地元の小学校で事故を伝える授業をした。7月末には、授業を受けた6年
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