発足した「精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)」のメンバーら=東京都港区の東京都障害者福祉会館で2018年1月21日 精神疾患を抱える親に育てられた子どもたちを、同様の境遇の人たちがサポートする「精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称・こどもぴあ)」が21日、東京都内で発足した。2016年の障害者白書によると、国内の精神障害者は推計392万4000人。しかし、その子どもの支援は進んでいないため、同じ立場の経験者が初めてボランティアで団体を結成した。 被害妄想や幻聴に苦しむ親におびえたり、親の代わりに全ての家事を担ったりする子どもたちがいる。関係が苦しくても相手が親のため周囲に相談できず、大人になっても生きづらさを抱えているケースが多い。
警察庁がパチンコとパチスロの出玉規制を強化する方針を決めた。ただ、依存症の問題に携わる人たちは改正案の効果を疑問視している。 パチンコ店は全国に約1万1千あり、レジャー白書によると、市場規模は2015年で23兆2千億円、遊技人口は1070万人に上る。競馬、競輪などの公営ギャンブルの売り上げは計4兆7千億円だ。 依存症の人や家族を支援するNPO法人「ギャンブル依存ファミリーセンター ホープヒル」(横浜市)の町田政明理事長は「依存症は病気であり、出玉を下げることでなくなるわけではなく、根本的な解決につながらない」と指摘し、「自助グループや施設で回復に努められる仕組み作りが大事だ」と話す。 一般社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は「勝てないと思っても手を出すのが依存症なので、規制の効果は未知数だ」と述べる。その上で、客が自ら使う上限額を決める「自己申告プログラム」について、
薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」の退所者のうち15.1%が就職し、経済的に自立した生活をしていることが6日までの厚生労働省研究班の全国調査で分かった。実家からの支援や生活保護の受給なども含めれば37.8%が施設を出て地域で生活していたという。研究班は2016年度に調査を実施、全国の52施設から回答を得た。16年9月30日時点でダルクの定員の合計は1518人で、利用者数は972人。15年度
岐阜ダルクの広報誌をパソコンで作成する通所者のまさひろさん(仮名)=岐阜市真砂町の岐阜ダルク「Step house(ステップハウス)」で 人と交流、心開き100人が利用 薬物依存者の社会復帰を支援する民間リハビリ施設のダルクが岐阜市長住町に開設されてから10月で12年を迎える。これまでに約100人が利用し、約30人が社会復帰を果たした。自身もダルクを通じて薬物依存を克服した岐阜ダルク施設長の遠山香さん(51)は「人が変わっていく姿を見ることが喜び」と語る。【沼田亮】 遠山さんは福井県出身。16歳の時、知人の勧めでシンナーを始め、17歳の時に覚醒剤に手を染めるようになった。「家族を裏切り、薬物をやめられない自分を責め続けた」。犯罪行為をしているとの負い目から周囲に相談できず、その苦しさから再び薬に手を出してしまうという悪循環に陥った。33歳の時に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたのを機に薬物
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