東京都立墨東特別支援学校の生井恭子教諭(41)らが、障害のある子どもたちへの本の読み聞かせ活動の記録をまとめた「おはなし会がはじまるよ-特別支援学校(肢体不自由校)での図書館活動-」を自費出版した。 特別支援学校での読み聞かせや図書活動についての記録は少なく、生井教諭は「障害があっても本を楽しんでいる子どもたちの姿をたくさんの人に知ってほしい」と話す。 墨東特別支援学校で児童生徒に向けて本を読み聞かせる「おはなしの会 うさぎ」は、2012年に始まった。都内の区立図書館に勤務した経験がある生井教諭が、当時の知人のつてをたどり、図書館などで読み聞かせ活動を続けている佐藤凉子さんら3人に打診。メンバーは国語の授業や課外活動の時間に教室を回り、月2、3回のペースで本や紙芝居を使った読み聞かせを続けてきた。
最近マスコミで取り上げられる機会が増えた「発達障害」。書店でも発達障害に関する本が、目立つ場所に並べられている。 発達障害が注目を集める一方で、言葉だけが独り歩きをしていないだろうか? 学校や職場で、自分たちとどこか様子が違う人を「あれは発達障害だね」と決めつけたり、「発達障害だから他人にまったく興味がないんだ」と勝手に解釈したりしてはいないだろうか? アメリカでは、発達障害を理解しようという取り組みが医療機関やメディアで進んでいる。今回はその一部を紹介しよう。 米国では「自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)」が10年で約2倍に 発達障害者支援法では、発達障害を次のように定義している。 --------------------- 第二条 この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であ
脳腫瘍が悪化して再入院し、病室で母・淳子さん(左端)に抱かれる佐々木優心ちゃん(中央)。優心ちゃんを励ますようにヨギが寄り添っている=静岡市葵区の静岡県立こども病院で5月 静岡市葵区の静岡県立こども病院に、病気と闘う子どもたちに寄り添う1匹の犬がいる。「ファシリティードッグ」と呼ばれる、ゴールデンレトリバーのヨギ(雄、6歳)。子どもたちに力を与えている大切な存在だ。 脳腫瘍を患い、1年以上ヨギと入院生活を共にした佐々木優心(ゆうしん)ちゃん(3)。5月上旬、ベッドの上でヨギを見つめ、そっと頭をなでた。6月7日、優心ちゃんは短い生涯を終えた。それでも母の淳子さん(31)は「優心はヨギにたくさんの力をもらいました」と感謝する。 食欲がなくても、おやつを食べるヨギを見て食事に手を伸ばし、放射線治療の時は嫌な顔一つせず一緒に治療室へ向かった。亡くなる直前も病室に来ると表情が和らいだといい、最期の時
藤田 郁 京都出身。IT企業、戦略PR会社を経て、2016年より70seeds編集部に所属。主なテーマは、地域、食、女性の生き方、ものづくり。"今"を生きる人たちのワクワクする取り組みを追っています。 みなさんは、介護や福祉の業界についてどのようなイメージを持っていますか? なんだかあまり触れてはいけないようなテーマなような気もする、介護職の「3K」に人手不足、自分には関係の無い話だ… 果たして、本当にそうなんでしょうか?実はみんな知らないだけなんじゃ? そんな疑問に答えるべく、登場したのはこちらのファンキーなお兄さん、NPO法人Ubdobe代表理事・岡勇樹さん。 医療福祉とエンターテイメントを融合させ、福祉に関心のない若者へ呼びかけるイベントや業界のブランディングを図るデザイン・プロデュース事業を担っています。 そこには、医療福祉とエンターテイメントが共存する知られざる世界がありました。
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