フェミニストの女性監督が男性差別の現実を撮ったドキュメンタリー映画『The Red Pill』(2016年、米国)が近く日本でも公開されます。男性差別は存在するのか、その実態は? 男性差別の研究者、久米泰介さんが解説します。◇ ◇ ◇これまで「男性差別」や「男性の権利」は社会的、学術的にほとんど相手にされてこなかった。世界のあらゆる社会は、男性が権力者で女性が被害者である「パトリアキー」の
性暴力を受けた男性が被害を相談しやすいように、岐阜県は被害者からの相談を受け付ける「ぎふ性暴力被害者支援センター」(岐阜市)に13日から男性相談員6人を配置する。まずは3月27日までの試行的な取り組みだが、その後も男性相談員による対応を続ける考えだという。 男性が相談に応じるのは第2、4火曜日の午後4~8時。相談窓口は(058・215・8349)。女性相談員が電話を受けたあと、相談者の意向を確認したうえで、必要に応じて男性相談員に取り次ぐ。これまで相談員は33人いたが、すべて女性だった。 男性の性被害については、昨年7月に施行された改正刑法で、従来の「加害者は男性、被害者は女性」という固定化した価値観に基づく考え方が撤廃され、性別に限らず対応することが求められている。このため県は、男性被害者からの相談が増える可能性があると想定している。 県によると、昨年度にセンターに相談があった被害者38
今月12日、水戸市を中心に活動する女性アイドルグループの「水戸ご当地アイドル(仮)」の元メンバーの女性が、運営責任者の男性からセクシュアルハラスメント・パワーハラスメントを受けたことを訴えているというニュースが報道された。 報道によると、今回被害を訴えたうめさんは運営責任者の男性から夜中に呼び出され飲酒をさせられたり、イベント後に過呼吸で倒れた際、男性に担がれ胸を触られたりしたそうだ。後日「(胸が)柔らかかった」などと言われたのだという。また、「練習場所にわいせつな本が置かれたことがあった」とも話している。 これらの訴えに対して男性は、飲酒を強要した覚えはないが、夜中に未成年を呼び出したことや結果的に飲酒をさせた責任を認め「深く反省している」と述べる一方、「『(胸が)柔らかかった』と言ったかどうかは覚えていない」、わいせつな本については「知人の見舞いに持っていく物だった」とも述べているとの
男性の性暴力被害、認識を=「信じてもらえず」-刑法改正案、閣議決定 閣議決定された刑法改正案には、女性だけでなく、男性も性暴力被害の対象とする内容が盛り込まれた。法改正を求めてきた支援団体からは歓迎の声が上がる一方、周囲の無理解に苦しんできた被害者の男性は「法改正だけでは何も解決しない」と訴えた。 関東地方に住む男性(37)は、小学生のころからいじめを受け、中学に入るとエスカレートした。裸にされ、刃物を性器に突き付けられる。「早く射精しないと切り落とす」と笑いながら脅された。 中学1年の夏、いじめグループの中心だった中3の先輩から部室に呼び出され、初めて性暴力の被害を受けた。「人に言っても誰も信じないし、もっとひどい目に遭わせるからな」。口止めされ、言いようのない恥ずかしさと心の痛みを感じた。 性暴力は先輩が卒業するまで続いたが、家庭や学校に相談できる相手はいなかった。成人してから、
ニュースの新着順一覧 日弁連臨時総会、小林会長「不祥事は弁護士自治の根幹揺るがす」 国選弁護や再審弁護の費用援助など5議案可決 日弁連は12月8日、臨時総会を開き、国選弁護や刑事の再審弁護活動に対する援助など全5議案がすべて可決... 2023年12月08日 18時57分
配偶者や恋人からの暴力(DV)に悩む男性の相談が、県内で増えている。県は1日、男性と性的少数者(LGBT)専用の無料電話相談を始めた。男性の臨床心理士が相談に応じる。 県男女共同参画推進課によると、県内10か所の配偶者暴力相談支援センターに寄せられる男性からの相談は、2011年度の23件が14年度には59件に増加。身体的な暴力、無視したり罵倒したりする精神的暴力など、DV被害の内容に大きな男女差はないという。 センターに悩みを打ち明ける大半は女性だが、男性も相談しやすいように専用の窓口を設け、新たに男性の臨床心理士を採用した。民間施設を活用した緊急避難の対応も可能という。 同課は「男性の被害に対する理解はまだ進んでいないが、一人で悩まずに相談してほしい」としている。 相談窓口は次の通り。 ▽男性DV被害者のための相談ホットライン(水・木曜の午後5~8時、金曜の正午~午後4時、092・571
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