セクシュアルマイノリティ(性的少数者)は13人に1人いると言われています。30人のクラスに2人はいる計算ですが、小学校の教科書には「思春期になると、みんな異性を好きになります」と書かれています。そんな状況のなか、多様な性を子ども達に伝えるため、LGBT当事者を中心にしたインタビューを掲載した絵本『いろいろな性、いろいろな生きかた』(渡辺大輔監修、ポプラ社)が上梓されました。 本記事では、手話でLGBTを表現する山本芙由美さん、セクシュアルマイノリティの子どもを学校で支えるために教師になった眞野豊さん、ありのままの性で働きたいと就職活動をした中島潤さんへのインタビューを紹介します。(文:永山多恵子、写真:清水久美子、ページデザイン:まる工房 正木かおり) 耳が聞こえないろう者の人たちにも、いろいろな性があります。山本芙由美さんは、そんな人たちが自由に悩みを語りあい、のびのびと暮らせる社会を目
御嶽山噴火から2年。山頂付近の御嶽神社と山荘は火山灰に覆われていた=2016年9月27日午前11時31分、本社ヘリから長谷川直亮撮影 58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽(おんたけ)山(長野・岐阜県境、3067メートル)噴火は27日、発生から2年を迎えた。ふもとの長野県木曽町立三岳小学校では、正午前から遺族や住民ら約300人が参列して犠牲者追悼式が営まれ、噴火時刻の午前11時52分に黙とうをした。 遺族を代表して、夫の野口泉水(いずみ)さん(当時59歳)を亡くした弘美さん(58)=長野県池田町=が「仲のいいおじいちゃん、おばあちゃんになるという未来がなくなってしまいました」と述べた。 一方、弟夫妻を亡くした東京都小平市の猪岡孝一さん(54)は、入山規制エリア手前の9合目まで慰霊の登山をした。
山形の聴覚障害者支援団体「HAPUNE」 熊本地震で被災した聴覚障害者に役立ててもらおうと、山形県の聴覚障害者支援団体「HAPUNE」(ハプネ)の佐藤万美(まみ)代表(39)が被災者向けの支援物資などの情報を手話と文章で伝える動画サイトを開設した。自身も聴覚障害がある代表の佐藤さんは「必要な情報が入らずに苦しんでいる聴覚障害者への理解を深めてほしい」と呼び掛ける。 佐藤さんは2011年3月に東京で東日本大震災を経験した時、テレビ映像に字幕の被害情報が流れないことに気付いた。宮城県で被災した聴覚障害がある友人からも「自治体の配給情報は音声で伝えるだけで、よく分からない。とても不安だ」と連絡があり、インターネット上で被災地の情報を集めては友人に伝えた。
難聴者の現状について話す「全難聴」の新谷友良理事長=東京都新宿区で、2016年1月21日、平林由梨撮影 難聴者は外見上の特徴がないため、その障害をなかなか気づいてもらえません。日常生活に支障があっても声を上げづらく悩むことも多いといいます。「全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」(全難聴)の新谷友良理事長(67)に、難聴者が社会参加を続けるために当事者や周囲ができることを尋ねました。従来よりも障害への配慮を要求しやすくなる障害者差別解消法が4月に施行されることに期待を寄せます。
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