厚生労働省は、依存症対策総合支援事業の実施要綱を策定した。アルコール健康障害や薬物・ギャンブル依存症などを対象としたもので、都道府県が主体となって行う医療機関や精神保健福祉センターとの連携の在り方などを提示。都道府県に対し、治療拠点となる医療機関を1カ所以上選定するよう求めている。【新井哉】 昨年5月に閣議決定された「アルコール健康障害対策推進基本計画」では、アルコールの健康障害に関する予防から治療・相談まで「切れ目のない支援体制」の整備の必要性を挙げ、アルコール依存症の治療拠点となる専門医療機関の整備...