ソーシャル・ワーク・スクールのパトリック・ボードニック学部長は、自分の12歳の娘にVR療育を行っています。 娘は今、仮想的なパーティーの中で、人とやりとりを行っています。 自閉症スペクトラム障害と診断された娘は、実社会ではまわりの人とのやりとりに困難をかかえていますが、仮想世界ではやりとりができることをパトリックは発見しました。 VRの新しい用途が生まれました。 10年以上前、VRが今のように利用される前から、パトリックはこれまでの方法をより進化させたものでアルコールなどの中毒患者を助けようと取り組んできました。 「ドラマシナリオ仕立てで療育を行っていました。 私たちは、今バーにいます。 そして、私はバーテンダーであなたはお客さんです。 しかし、患者は部屋を見渡すとここはいつもの診療室です、と不思議がります。 設定した状況と現実の状況の違いで、私はいつも困りました。」 そこで、もっと設定し
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 201
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