愛知淑徳大(愛知県長久手市)の文学部3年の男子学生がツイッターに「朝鮮人を皆殺しにしろ」と書き込み、同大学が学生を訓告処分にしたことが19日、分かった。18日付。高橋啓介副学長は「『違いを共に生きる』という大学の理念に反する書き込みで遺憾」と話している。 同大学によると、書き込みがあったのは6月21日。北朝鮮の相次ぐミサイル発射を巡り、石川県の谷本正憲知事が同日、「北朝鮮国民を餓死させなければならない」と発言したことを伝えたネットニュースに返信し、書き込んだ。谷本知事は翌22日に発言を撤回した。 学生が氏名や大学名を公開していたため、外部から大学に複数の問い合わせがあった。大学の調査に「あまり深く考えずに書き込んでしまった。申し訳ない」と話しているという。ツイッターのアカウントは既に削除した。 大学は、定期的に学生をカウンセラーと面談させるなどし、差別問題やネット上での不用意な発言について