ユーザはシステム不具合に遭遇すると気軽に「バグった!」という言葉を連発しますが、システム開発に関わる我々からするとバグという言葉を聞くと心臓に悪いのでやめてほしいといつも思っています。そもそもバグという言葉にはプログラムの不具合という程度の意味しかないわけですが、世の中を見渡してみると、バグという言葉はどうも広い意味で使われすぎているように思います。そこで今回はバグという言葉について考えてみようと思います。 バグという単語の一般化はファミコン時代から? バグという言葉が大衆化したのはファミコン時代からではないかと思います。ファミコンで気軽に遊ぶ子供達が、動作不具合を見つけるや「バグだ。バグった」の大騒ぎ。ファミコンの場合システムトラブルの原因にはプログラムの不具合の他にカセットの差し方が悪い、ほこりがたまりすぎてショートした、熱暴走等々様々な要因があったわけですが、子供達はそれらをひっくる