【ニューヨーク=佐藤璃子】世界銀行と国連はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃で、インフラ被害額が1月末時点で約185億ドル(2兆8000億円)に上ったとする報告書を公表した。被害額は2022年のヨルダン川西岸とガザ地区の域内総生産(GDP)の97%に相当するという。2日に公開された報告書によると、最も物的被害が大きかったのは住宅で被害額の72%を占めた。水道、医療、教育などの公共
韓国ソウル(CNN) チェランさん(35)は、寝具の山から数メートル離れた床に、スライスしたオレンジとドラゴンフルーツを盛り付けた皿を置いた。 チェランさんは、異国の地でたった一人、昔の写真や手紙もなく、ただ白い壁がむき出しの物がまばらな部屋で、再び人生をやり直そうとしている。ここはチェランさんにとっての我が家であり、日陰の生活を送ってきた彼女が初めて独り占めできる空間だ。 チェランさんは北朝鮮から逃亡し、中国で人身売買されて性的搾取を受けることになった数多くの女性のうちの一人だ。中国では男女比の不均衡が、花嫁の闇市場を生み出した。 およそ20年後、チェランさんはラオスとタイを経由して2回目の逃亡に成功した。だが専門家によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、他の女性たちがチェランさんのように逃亡できる機会は減っており、数え切れないほどの北朝鮮の少女や女性が奴隷状態に
(CNN) パレスチナ自治区ガザ北部で28日、市民ら数千人が国連事務所前に殺到し、食料を確保しようと必死の様子で援助物資のトラックにしがみ付く場面をCNNが撮影した。 救援物資を配布するトラック2台は、ガザ北部にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務所前で詰めかけた市民らに取り囲まれ、大勢の人たちがトラックによじ登っていた。 CNNの取材に応じた高齢の男性は、1カ月前から小麦粉が入手できず、仕方なく少しばかりのコメを食べていると訴えた。 「どうしても小麦粉が必要なんだ。私が最後に小麦粉を入手してから1カ月もたっている。わずかばかりのコメで暮らしているが、それでは足りず、健康問題が生じている。小麦粉と水だけでも欲しい。支援物資が全然足りない。難民学校1校分にもならない」と男性は語る。 国連食糧農業機関(FAO)は今週、急激に悪化するガザ地区の食料安全保障状況をめぐって「深い憂
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