容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐり抗議活動が相次ぐ香港で12日、大勢の市民が国際空港内で座り込みを行い、香港政府は日本時間の午後7時以降の12日のすべての航空便の運航が取り消されたと発表しました。 12日はSNSを通じて、日本時間の午後2時から空港内で抗議活動が呼びかけられていて、黒いTシャツ姿の人たちが大勢、到着ロビーに集まり、座り込みを行っています。 これを受けて、香港政府は日本時間の午後7時以降の12日のすべての航空便の運航が取り消されたと発表しました。運航再開のめどはたっていないということです。 香港では一連の抗議活動が始まってすでに2か月がすぎましたが、警察と抗議の若者たちとの間で衝突が相次いでいるほか、今月5日には、ストライキが呼びかけられ、200便以上が欠航するなど混乱が続いています。