台風の被害を受けた千葉県内では、停電が解消した地区でも低圧線などの損傷で電気がつかないケースがあることから、東京電力は、住宅への引き込み線などを詳しく調べて、復旧につなげる取り組みを進めています。 こうした停電は、それぞれの家庭などから連絡を受けたうえで、現地で原因を確認し、対策を取る必要があるため、東京電力は、およそ200の作業班を派遣して復旧に当たっています。 このうち低圧線の損傷が確認された「八街市八街に」では、復旧作業が行われ、28世帯の停電が解消されました。 70代の女性は、「この周辺以外は、電気が通っていたので不思議に思っていました。停電が解消してうれしい」と話していました。 一方、東京電力は、それぞれの家庭に設置され、電力使用量を30分ごとに把握できる「スマートメーター」を活用して停電している世帯を把握し、復旧に役立てる取り組みも始めています。 東京電力パワーグリッド配電部の